新人看護師がもう?!転職するための注意点

仕事を始めたばかりの新人看護師は、できることなら3年間は転職せずに同じ職場で頑張ることが必要です。
看護師としての経験も少ないですし、転職の際に「経験者」としてアピールできる知識も技術も持っていない新人看護師は、「石の上にも3年」を目指すことが必要です。

職場の雰囲気に馴染めなくても、考え方を変えたり、どうしてそのような雰囲気になっているのかを模索しながら、少しでも自分にとって働きやすい環境づくりに貢献できるように努めることも必要です。
様々な理由で新人看護師でも転職をする

いろいろな理由や事情があって、どうしても新人看護師でも転職したいという理由があるかもしれません。
その場合には、一度社会に出て看護師として働いているので、新卒の枠では求人情報を探すことはできません。かといって、経験者というほどの経験はありませんから、中途採用枠での転職も難しいでしょう。
そこでチェックしたいのは「第二新卒」という採用枠です。
第二新卒看護師のマイナス面

第二新卒というのは、新人看護師が仕事を始めて1年未満に転職もしくは退職してしまった場合に適用される採用枠です。
しかし1年も持たずに仕事を辞めてしまう事に対してマイナスの印象を持つ医療機関は多く、採用にはかなり慎重になってしまう事はあらかじめ理解しておかなければいけません。
新人看護師の転職注意点

新人看護師が転職する場合には、面接の際にアピールできるはっきりとした転職理由が必要です。面接の際には「なぜ前職を辞めたのですか?」という質問が必ずされます。
人間関係が良くなかったとか、職場の雰囲気が悪かったなど、たとえ本当のことでも、マイナスの理由による転職は、採用担当者には「うちでも同じことをするかもしれない」という印象を与えるのでNGです。
「専門的な知識を勉強したい」とか「地域密着型の職場で働きたい」等、プラスの理由を考えて面接準備をするようにしましょう。
雇用側の1年目看護師の印象

新人看護師には、10代もいれば20代もいますが、新人看護師が1年未満で転職しようとする時に病院側が慎重になるという点では、10代でも20代でも変わりません。
どちらもまだ看護師のキャリアにとっては「とても若い」年代ですし、柔軟性もあって体力もまだまだありますから、30代以降の新人看護師に比べれば、比較的転職先を見つけやすいというメリットがあります。
出来るだけ3年程度は同じ職場で頑張ろう

30代以降で看護師資格を取得した新人看護師はあまり多くはないですが、30代以降の新人看護師の場合には、第二新卒枠で転職先を探すことはとても難しくなりますから、できるだけ3年間は同じ職場で頑張り、その後に経験者として転職するのがおすすめです。
新人看護師が転職するメリット・デメリット

新人看護師が転職することには、たくさんのメリットもあれば、たくさんのデメリットもあります。
自分がこの先、どのような職場で働きたいのか、明確なビジョンを持つことによって、新人看護師の転職が大きなメリットになりますが、ただ「今の職場がなんとなく気に入らない」程度の場合には、転職しても同じことの繰り返しになってしまう可能性が高いものです。
まずは転職する理由を考え、自分自身にとって明らかにプラスとなる場合以外は、もう少し現在の職場で頑張ってみることも選択肢の一つです。
体力的に余裕がありタフであること

新人看護師が転職するメリットですが、新人看護師と言えは10代や20代が多く、年齢的に看護師のキャリアの中ではまだまだ若い年代です。
体力的にも余裕がありますし、キツイ夜勤をしても、30代以降の看護師のように、疲れがいつまでも抜けなくて困るということもないでしょう。体力的にタフであることが求められる看護師のお仕事は、若い新人看護師にとってはおおきなメリットとなります。
実は転職できる幅がかなり多い

新人看護師のうちに転職することは、他にもメリットがあります。それは、選択肢が他の年代と比べて多いという点です。
キャリアアップを目指して頑張りたい診療科目があるために転職するとか、より専門的な知識を学べて、実力をつけることができる職場へ転職するなど、キャリアアップを目指して転職先を見つける場合には、年齢はキャリアと大きく関係しますから、若い頃が大きなメリットになります。
雇用側の医療機関は採用に慎重になってしまう

新人看護師にとってはデメリットになることもたくさんあります。
まず、新人看護師は、仕事を始めて1年未満なわけですから、看護師としての経験も浅く知識も技術もない状態で転職することには、医療機関はとても慎重になってしまうという点があげられます。
1年で退職をしたレッテルを貼られてしまう

「どうして一つの職場で1年間ももたないのですか?」と面接時に意地悪な質問をされることも十分に覚悟し、転職活動を行わなければいけません。
また、採用する側にとっては、1つの職場で一年も持たずに退職してしまった人というレッテルを貼られるために、なかなか採用されにくいというデメリットもあります。
第二新卒枠はすべての病院であるわけではない
また、新人看護師が転職する場合には、経験者として転職活動ができるわけではありませんし、新卒枠で採用されるわけでもなく、第二新卒という別枠となります。
すべての病院で第二新卒を採用しているわけではないので、選択肢の幅は新卒時と比べると狭くなってしまう事は理解しておきましょう。


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