新卒看護師2年目の転職メリット・デメリット

新卒2年目で看護師転職を行うメリット・デメリットはどのようなものがあるでしょうか。病院側(雇用側)目線で新卒2年目をどのように思っているか、確認することで自分のメリット・デメリットが浮き彫りになると思われます。世間はどのようにあなたたちの事を見ているか、確認しましょう。
2年目での看護師転職のメリット

自分に合った職場を1回の就職活動で見つけることは難しいもの。
新卒2年目で転職を考えることは何も珍しいことではありませんし、それだけで「辛抱が足りない」「我がまま」と思われる心配はありません。
むしろ新卒2年目だからこそのメリットもあります。
転職先の採用担当は以下のようなポイントであなたを見ています。
■新卒2年目は新卒研修が不要!

新卒2年目の看護師転職の場合、新人研修を必要としないというメリットがあります。
まだまだ看護師としては新人であるとはいえ、既に1年以上現場で働き看護師としての基礎はできていますから、新卒のように一から研修を受けさせる必要がなく、そのためのコストも削減することができます。
上記のように考えている病院が多く、転職する看護師から見たら採用される大きなポイントになります。
■看護師して将来のビジョンがある程度ある

また既に1年以上看護師として働いてきたということは、仕事に関してある程度自分の得手不得手について理解しており、それらに対する対処法や看護師としての将来のビジョンも出来上がりつつあります。
看護師として働いた経験のない新卒はもちろん、働いた経験が1年未満である新卒1年目では自分自身手探りで仕事をしなければならない不安定さがあるのに対し、新卒2年目ならきちんと自分と周りとの関係を見据えた上で、安定した仕事をすることができるのです。
■柔軟性が高く、体力もある

更に、新卒2年目はまだまだ若く柔軟性があることも強みです。若く体力があるので夜勤などハードな仕事も任せやすいですし、柔軟性があるので新しい職場環境に順応しやすいのです。
長く同じところに勤めていたベテラン看護師は即戦力になりえますが、その分前職のやり方に染まってしまっていて新しいやり方に合わせ難いというデメリットがあり、新卒2年目ならそのような心配がないわけですね。それでいて給料は新卒2年目なのでそれほど高額でなくて済むのも病院側としてのメリットになります。
2年目での看護師転職のデメリット

一般企業の場合、第二新卒と聞くと「辛抱が足りないのではないか」「性格的に問題があるのではないか」「メンタル面が弱いのではないか」と疑われてしまい転職にはやや不利になると言われますが、こと看護師の場合、例え新卒2年目でもそのように勘ぐられることはあまりありません。
そもそも厳しい教育課程を経て更には国家試験をパスした経験を持っているわけですから、生半可なことで音を上げるようなことはないはず、というわけですね。
それでは新卒2年目で看護師転職するデメリットとは何なのでしょうか。
■新卒2年目は経験者として見られる

転職のデメリットとしては、まだまだ看護師としての経験は浅いということが挙げられます。現場で働いて1年程度では、まだ看護師としての基礎がようやくできてきたところ、それも特定の部署での経験しかありません。これが全くの新卒であれば「未経験」ということで研修を受けさせてもらえたり、多少仕事ができなくても「まだ新人だから」ということで許されるかもしれませんが、新卒2年目は経験者とみなされて研修を受けさせてもらえず、仕事も見よう見真似でやっていくしかないという状況に立たされる可能性もあります。
仕事ができなければ「前職で何をやっていたの?」と厳しい言葉をかけられるかもしれません。
■未経験の分野もまだまだ沢山ある

看護師として働いて1年少しという状況では、自分の弱点が見えていないかもしれず、未経験の分野もまだまだ沢山あります。
転職先でそれがあらわになった場合にそれに対処できれば良いですが、そうでない場合また転職を考えることになるかもしれません。
2年経たないうちに2回も転職となると、さすがに看護師でも次の転職先の幅は狭くなってしまうと覚悟しておいた方が良いでしょう。

看護師2年目での転職は不安が付きまといます。そのため、看護師求人サイトを利用して、転職のコンサルタントに色々と相談しましょう。
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