20代後半の看護師転職のメリット・デメリット

20代後半で看護師転職する一番のメリットは転職売り手市場の年代だということです。
そのため、一般的な転職のデメリットだけでになるので、転職を希望している20代後半の看護師は、何の目的で転職活動を行うか?ということが、一番大事になります。ここでは転職のメリット・デメリットを紹介しています。
20代後半の看護師転職の3つのメリット

20代後半で看護師転職するメリットは、なんといっても選択肢が豊富なことです。看護師は新卒で入職して数年間はまだ新人として研修を受けながらの業務になるので、一人前とは言えませんが、20代後半になると仕事にも慣れて一人で一通りの業務をこなせるようになり、転職する際にも即戦力として期待されます。
1.20代後半の看護師は転職市場で人気が高い!!

それまでの職歴にもよりますが、特に病棟での経験がある20代後半の看護師は、どこの病院でも採用を希望しているケースが多いので、転職先を見つけやすくなるのです。
また、訪問看護師などある程度の経験者でないと採用されない仕事にも対応できるようになるので、転職先の幅が広がります。
まだ体力もあり、バリバリ働くことができる20代後半の看護師は、転職市場でも最も人気の高い年代です。
2.キャリアアップで自身のやりたい事を行うのに良い時期!

看護師として一定の経験を積んで一人前になったからと言って、ずっとその分野でやっていくとは限りません。
20代後半であればまだまだ新しい分野にもチャレンジできる年代であり、自分が本当にやりたい看護の仕事に移るチャンスでもあります。
看護師としての経験を積んでいることで、自分に本当に向いているのはどんな業務なのかを判断しやすくなるのも確かでしょう。キャリアアップとしての転職をするのも良い時期です。
3.転職では給与アップ!年収アップが狙える!

また、20代後半での転職は、即戦力として引く手あまたということもあって、給料アップができるケースが多いのもメリットです。もとの勤務先での給料にもよりますが、多くの看護師が転職による給料アップに成功しています。
20代後半になると、結婚や出産などもあり、必要な福利厚生も新卒の頃とは違ってくるので、給料だけでなくそういった点もよく考えて転職するのがよいでしょう。
たとえば独身寮よりも託児所がある病院のほうがメリットが大きくなったりもするので、ライフスタイルに合わせて勤務先を選ぶことも大切です。その点、20代後半は転職しやすい時期ということで、そのタイミングで希望の条件に合った勤務先に移っておくのもよいでしょう。
20代後半の看護師転職のデメリット

20代後半で看護師転職をするデメリットは、実はあまりありません。
看護師になった年齢にもよりますが、高校卒業後に看護専門学校や大学で看護を学んで国家資格を取得し、新卒で入職した看護師であれば、20代後半と言うと4~9年程度の実務経験があるということになりますから、経験者として多くの医療機関に受け入れられることになるでしょう。
しかもまだ20代なので体力もあり、この先長く働いてくれる可能性ということで最も人気のある年齢層だと言えます。
1.ライフスタイルも変わる時期なので転職先の選定に悩む!

デメリットがあるとすれば、自分のライフプランとの兼ね合いが難しいという点がひとつ。
20代後半は、どうしても結婚や出産などと重なる可能性がありますので、その点を考慮しながらの転職となると難しいと感じる人もいるでしょう。
転職してすぐに予定外に結婚が決まったり、妊娠が発覚したりすると、入職後すぐに産休などということになって転職先に迷惑をかける可能性もあります。もちろん制度上はそれでも問題はないのですが、気を遣うのは確かです。そのため、自分のプライベートとの兼ね合いを考えながら転職することが必要でしょう。
3.退職金は少なからず貰う額が減る

20代後半での転職は、経験者として迎えられるために年収アップが期待できる場合も多いのですが、実は年収はアップするものの、退職金の面では損になるケースもあります。
それは、退職金の算出が勤続年数と関係しているところがほとんどだからです。かなり大幅な年収アップであればそれも相殺できますが、給料がそれほど変わらない転職の場合は勤続年数の分退職金の額が少なくなるため、生涯賃金で考えると減額になる可能性もあります。
なかなか退職金の額まで考えて転職するのは難しいのですが、そうなる可能性もあるということは知っておいた方がよいでしょう。
その他の転職デメリット

その他、経験者として即戦力採用されるだけに、新しい職場ですぐに一人前の働きが期待されます。
そうしたプレッシャーや人間関係の難しさがあるのも20代後半で転職するデメリットと言えるかもしれません。

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