小児看護専門看護師になるには

専門看護師 | 資格保持者 | 合格率 | 難易度 |
‣小児看護 | 96名 | 90%以上 |
★★★★★ |

小児看護専門看護師は子どもに対する看護について、専門的な知識をもって業務にあたる看護師のことをいい、資格取得も相当の難易度となっています。
小さな子どもがなる病気に関する知識を豊富にし、スペシャリストとして看護業務を担当します。子どもは些細なことをきっかけに病状が悪化しやすい、という特徴をもっています。身体が小さいためにちょっとしたことからも影響を受け、大人ならなんともないようなことでも、危険な状態に陥る可能性があります。

「資格取得の条件」
- 日本の看護師免許を持っていること
- 免許取得後、実務5年以上、認定分野3年以上であること
- 専門看護分野の実務研修を受けていること
- 看護系大学院修士課程修了者であること(約2年間)
- 専門看護師教育課程基準の所定の単位(総計26単位または38単位)を取得していること(約6ヶ月)
小児看護専門看護師は患者である子どもの様子をよく観察し、適切に判断を下すという役割を担っています。両親をはじめとする家族との連絡も怠ることなく行い、動揺している場合にはケアをすることも求められます。
小児看護専門看護師に求められる看護師スキル

小児看護専門看護師が専門的知識を持って対応にあたる相手は、小さな子どもです。小さな子どもは自分の身体の状態を、はっきりと説明することができません。
たとえば痛みがあった場合、大人であればどこが、どんなふうに痛いのかを詳しく説明することができます。しかし、小さな子どもにとってそれは難しいことが多いものです。小児看護専門看護師は子どもの言いたいことを察してあげる能力が求められます。身体の動きや顔の表情や、声の調子などを敏感に感じ取り、どのような症状を起こしているのかを知り、対応することが必要です。
また、小さな子どもの病気の症状は、大人に比べて早く変化します。小児看護専門看護師に求められる看護師スキルは、子どもの状態をいち早く察知することができる能力になります。
小児看護専門看護師の活躍できる職場

小さな子どもに対する看護のスペシャリストともいえる小児看護専門看護師が活躍できる職場は、やはり小さなこどもに対する医療を専門的に行っている医療機関であるということができます。
小さな子どもに対する医療を行う医療機関として最初にあげることができるのは、やはり小児科です。小児科には毎日、いろいろな症状の子どもが、両親などの家族に付き添われてやってきます。大人と同じようなケースもあれば、全く違うケースもあり、小児看護の必要性を身をもって感じることができる職場だということができます。
また、大きな総合病院、大学病院において小児看護にあたることも、専門看護師として大いに実力を発揮することができる場となります。

■専門看護師資格の取得にかかる費用
専門看護師の資格取得にかかる費用一覧です。以下は学費のみなので、取得までの生活費などは入っていません。
項目 | 金額 |
入試試験料 | 約5万円 |
入学金 | 約5万円 |
授業料 | 約70万円 |
実習費 | 約10万円 |
認定審査費用 | 約5万円 |
認定費用 | 約5万円 |
合計 | 100万円以上 |
このように資格取得費用がかなり高額でかかります。その上、その際の生活費なども捻出する必要があり、200万円とも言われています。専門看護師資格取得を支援している(金額を負担している)病院がありますので、資格取得を考えたときに利用する方法がベストです。

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