急性・重症患者看護専門看護師になるには

専門看護師 | 資格保持者 | 合格率 | 難易度 |
‣急性・重症患者看護 | 114名 | 90%以上 |
★★★★★ |

急性・重症患者看護専門看護師は、救急医療の現場で活躍することが期待される看護師です。思わぬ事故、あるいは急病などにより生命が危険にさらされているような救急患者が搬送されてきた場合に対応することが求められます。
処置について一刻を争うケースがほとんどで、判断力に優れ、瞬時に必要なことを行える能力が必要です。事故などが発生して大勢の負傷者が搬送されてきたような場合には、医師による処置を必要としている順番で診察が受けられるようにするという役割をも果たします。

「資格取得の条件」
- 日本の看護師免許を持っていること
- 免許取得後、実務5年以上、認定分野3年以上であること
- 専門看護分野の実務研修を受けていること
- 看護系大学院修士課程修了者であること(約2年間)
- 専門看護師教育課程基準の所定の単位(総計26単位または38単位)を取得していること(約6ヶ月)
そのため患者の様子を見て、どのような症状が引き起こされているか、その危険度はどの程度のものかを判断できることが必要で、相当の難易度が求められています。
急性・重症患者看護専門に求められる看護師スキル

急性・重症患者看護専門看護師は救命救急医療の現場において、常に生死と向き合って働くことが求められる看護師です。一瞬の判断が患者の生死を左右することにつながる、大変に緊張する場面が続く職場で働くことが求められます。
そのため急性・重症患者看護専門看護師には、タフな精神力が必要になります。あらゆるストレスを受けながらも、判断は正確に、処置は迅速に行うことが患者の容態を解放へと向かわせることができるからです。
また、急性・重症患者看護専門看護師に求められる看護師スキルには、患者の訴えたうことや意思を読み取る能力も重要です。生命の危険にさらされているような患者には、言葉を発することができない人も少なくないからです。
急性・重症患者看護専門看護師の活躍できる職場

急性・重症患者看護専門看護師が活躍できる職場は、なんといっても救命救急医療体制がとられており、救急患者の搬送を受け入れている医療機関だということになります。救命救急医療は、社会に必要不可欠な機関です。
119番通報により出動した救急車を受け入れてくれる医療機関がなければ、助かるはずの命も助からない、ということになってしまいます。救命救急医療は大変に過酷であるという理由からなかなか人手が足りていないのが現状ですが、急性・重症患者看護専門看護師はそのなかでスペシャリストとして働き、一人でも多くの人の命を助けるという使命を持っています。
また、集中治療室においても、急性・重症患者看護専門看護師はその役割を任せられる重要な立場です。

■専門看護師資格の取得にかかる費用
専門看護師の資格取得にかかる費用一覧です。以下は学費のみなので、取得までの生活費などは入っていません。
項目 | 金額 |
入試試験料 | 約5万円 |
入学金 | 約5万円 |
授業料 | 約70万円 |
実習費 | 約10万円 |
認定審査費用 | 約5万円 |
認定費用 | 約5万円 |
合計 | 100万円以上 |
このように資格取得費用がかなり高額でかかります。その上、その際の生活費なども捻出する必要があり、200万円とも言われています。専門看護師資格取得を支援している(金額を負担している)病院がありますので、資格取得を考えたときに利用する方法がベストです。

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