ベビーシッターへ看護師資格でキャリアアップ

難易度:★☆☆☆☆
主催:全国保育サービス協会
試験料等:11,300円
受験期間:毎年7月前後
保有者数:不明
合格率等:90%以上
女性の社会進出とともに共働きの夫婦も増加している今、ベビーシッターの需要が高まっています。ベビーシッターと聞くと、乳幼児の世話だけを行う印象を受けますが、現在では子供が12歳になるまで面倒を見たりと、従来のイメージから変化しつつあります。
生まれたばかりの赤ちゃんを世話するだけでなく、保育園や小学校に通うようになったら、送り迎えをするなど、仕事内容も多様化しました。

ベビーシッターになるための資格は、特に必要とされてはいません。しかし、大事な子供を預けるため、お母さんにとってベビーシッターは信頼に足るべき存在でありたいもの。
ベビーシッターに関する唯一の資格として、公益社団法人・全国保育サービス協会が認定する資格があります。これは、ベビーシッターとして一定の要件を満たした人に対して付与される資格で、信頼できるベビーシッターの証明にもなります。
受験資格と資格取得方法

【受験資格の条件】
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18歳以上であること
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公益社団法人全国保育サービス協会主催の研修I及びIIの新任研修を受講してその修了証を持っていること
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ベビーシッターとしての実務経験があること
【実務経験について】
・実際にベビーシッターとして働いている
・保育制度で働いたことがある
・協会の会員が運営している保育施設で働いた経験がある

多様な保育ニーズが求められる中、在保育に関する知識、技術はもちろんのこと、専門性も求められてきます。
ベビーシッターの資格認定制度は、一定の要件を満たしたベビーシッターへ「認定ベビーシッター」という資格を与え、ベビーシッターの信頼性・社会的地位の確立などを目的としています。
認定ベビーシッターになるために

受験資格は、18歳以上の大人であることが前提条件です。
そのうえで、保育所やサポートセンターなどベビーシッター協会が認めた施設での実務経験と、その協会が定めた研修を受講した人のみ与えられます。これらの要件を全て満たした人が申込みを行えば、選択式と記述式の試験を受ける事ができ、審査ののち合格した人がベビーシッターとして認定されます。
資格取得先と保有者数と難易度

全国保育サービス協会の認定ベビーシッターとなるには、いくつかのステップが必要となります。
まず、全国保育サービス協会主催の二つの研修を修了し、認定試験に合格した後、認定ベビーシッターとして登録となります。認定試験を受けるには、満18歳以上であることと、ベビーシッターとしての実務経験が要求されていますので、注意が必要です。
合格率は90%以上!

合格率は90%前後であることが多く、難易度的には易しい試験と言えるでしょう。試験内容も二つの研修で学んだ内容から出題されるため、まずは研修をしっかり受けることが重要となってきます。
研修で使用したテキストを繰り返し読むなど、学習した内容を身につけておけば、合格するのも難しくはありません。
看護師の取得する将来性とメリット

看護師がベビーシッターを取得するメリットは、まず一つ目に看護師としての仕事の幅が広がります。
小児科や産婦人科だけでなく、病院には多くの子供や子供連れの親が訪れます。ベビーシッターの資格を有する事で、そういった人たちへの対応がスムーズになるほか、小児科や産婦人科などの専門病棟でも医療知識と保育知識の両方の側面から看護にあたることができます。
社会から高い信頼をされやすい!

仕事と家庭の兼ね合いから看護師として働けなくなった場合、ベビーシッターと看護師の資格を持つ人は社会から高い信頼を得られ病児保育や病児後保育、ベビーシッターの仕事に就くことができます。
ベビーシッターは資格がなくてもできる仕事ですが、資格を通じて専門知識を持っていれば好待遇で働くことができます。


看護師として資格を取得し、キャリアアップしたい場合は、資格を取れる環境と努力が必要不可欠です。
資格取得を推進している病院では、看護師のキャリアアップ体制が整っているケースが多く、転職を考える看護師も増えています。看護師の転職は「看護師求人サイト口コミランキング」で確認してみてください。
