救急救命士資格を看護師で取得する3つのポイント

救急救命士

難易度:★★★★☆

主催:厚生労働省

受験料等:30,300円

教材料等:約10万円

受験期間:毎年3月

保有者数:37,000人以上

合格率等:88%

救急救命士は、国家試験受けるための受験資格も必要とされています。受験資格が必要です。救急救命士養成所を卒業していたり、大学などで救急業務のカリキュラムを習得していることで受験資格を得ることができますが、国内だけでなく海外の養成所を卒業していたり、看護師として救急医療に携わっている人なども受験資格があります。

 

【目次】

1.救急救命士の資格取得方法

2.救急救命士の認定先と保有者数と難易度

3.看護師が取得する救急救命士の将来性

 

ポイント

救急救命士とは、救急現場において医師の指示のもと救命活動を行う専門家のことで、この資格を取得するには国家試験に合格しなければいけません。救急現場において活躍できるこの資格を持っていると、消防士の採用試験の一部が免除になるなどの優遇措置もありますし、救急医療現場に携わる消防機関や医療機関、自衛隊などで活躍する道が開けます。

1.救急救命士の資格取得方法

資格取得の条件

 資格取得の条件】

  • (1)学校教育法(昭和22年法律第26号)第90条第1項の規定により大学に入学することができる者であって、文部科学大臣が指定した学校又は厚生労働大臣が指定した救急救命士養成所において、2年以上救急救命士として必要な知識及び技能を修得したもの
  • (2)学校教育法に基づく大学若しくは高等専門学校、旧大学令に基づく大学又は救急救命士法施行規則第13条に規定する学校、文教研修施設若しくは養成所において1年以上修業し、かつ、厚生労働大臣の指定する科目を修めた者であって、文部科学大臣が指定した学校又は厚生労働大臣が指定した救急救命士養成所において、1年以上救急救命士として必要な知識及び技能を修得したもの
  • (3)学校教育法に基づく大学又は旧大学令に基づく大学において厚生労働大臣の指定する科目を修めて卒業した者
  • (4)消防法第2条第9項に規定する救急業務に関する講習で規則第14条に規定するものの課程を修了し、及び5年(救急活動を行った時間が2,000時間に至った場合においては、それまでの間に救急業務に従事した期間)以上救急業務に従事した者であって、文部科学大臣が指定した学校又は厚生労働大臣が指定した救急救命士養成所において、1年以上救急救命士として必要な知識及び技能を修得したもの
  • (5)外国の救急救命処置に関する学校若しくは養成所を卒業し、又は外国で救急救命士に係る厚生労働大臣の免許に相当する免許を受けた者で、厚生労働大臣が(1)から(4)までに掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認定したもの
  • (6)法の施行の際(平成3年8月15日)現に救急救命士として必要な知識及び技能の修得を終えている者又は法の施行の際現に救急救命士として必要な知識及び技能を修得中であり、その修得を法の施行後に終えた者で、厚生労働大臣が(1)から(5)までに掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認定したもの

 

救急救命士の資格取得には、毎年3月に開催されている国家試験に合格しなければいけません。厚生労働省が認定している資格ですが、資格取得のための受験の手続きなどは、一般財団法人の日本救急医療財団が取り仕切っています。

 

試験は全国各地5か所で開催されているので、受験を希望する場合には、どこで受験したいか希望試験地を決めて申し込みすることになります。

 

救急救命士の試験にかかる金額は、受験料として30,300円〈2014年11月〉がかかります。自己勉強だけでももちろんポイントを抑えれば合格できますが、一発合格を目指したい人は通信教育などで傾向と対策をしっかり押さえる方法も人気があります。そうした準備や教材にかかる費用も含めると、合格まで10万円程度かかるケースが多いようです。

 

2.救急救命士の認定先と保有者数と難易度

認定先と保有者数と難易度

救急救命士は国家資格なので、資格取得には国家試験を受けて合格しなければいけません。試験は厚生労働省が認定先となりますが、試験に関する手続きなどは一般財団法人である日本救急医療財団によって取り仕切られています。


救急に関する必要な知識を持っている人なら合格できる可能性はとても高く、難易度はそれほど難しくはありません。受験者を落とすための試験ではなく、まじめに努力している人なら合格できる試験と考えることができます。ちなみに合格率は毎年88%程度と高めになっています。


受験資格の取得先は厚生労働省が指定する教育機関や養成所で勉強する方法が最短ですが、これからニーズが高まり続ける仕事といえます。現在この資格の保有者数は、全国に37000人以上います。


3.看護師が取得する救急救命士の将来性

取得する救急救命士の将来性

救急救命士になるには、厚生労働省が指定する特定の期間でカリキュラムを習得することが必要となりますが、すでに医療機関で救急救命の実務経験を持つ看護師の場合には、看護師の資格と実務経験で救急救命士の受験資格となることもあります


この資格を持っていると、救急医療現場や災害の現場などにおいて、医師の指示のもとに救急救命活動をすることができます。どこまで処置できるのか、その職務範囲は拡大が検討されていて、将来は現場においてより大きな職務をこなせるようになり、さらに活躍できる資格と言えるでしょう。


救急救命士は、国内だけでなく海外でも活躍することができます。海外で救急救命士の経験がある人は、国内の指定教育機関を卒業していなくても救急救命士の受験資格を取得できますから、国境を超えて活躍できる将来性のある資格の一つであることは間違いありません

 

次へ
ポイント看護師パンダ

看護師として資格を取得し、キャリアアップしたい場合は、資格を取れる環境と努力が必要不可欠です。

資格取得を推進している病院では、看護師のキャリアアップ体制が整っているケースが多く、転職を考える看護師も増えています。看護師の転職は「看護師求人サイト口コミランキング」で確認してみてください。

 

1位・看護のお仕事

看護のお仕事

地方にも都心部にも強く、また医療専門で行っている求人サイト!

みんなの口コミ

2位・マイナビ看護師

マイナビ看護師

転職のプロ!マイナビグループが運営!スピードを求める方はココ!!

みんなの口コミ

3位・ナースフル

ナースフル口コミ

転職といえばリクルート!やっぱりナースフルが一番!?

みんなの口コミ


看護師転職サイト口コミ