滅菌技師へ看護師資格でキャリアアップ

難易度:★★★☆☆
申請料:10,000円 認定料:20,000円
講習料:11,000円
保有者数:第1種滅菌技師:約200人、第2種滅菌技士:約3,400人
減菌技師には第一種と第二種があり、第一種減菌技師はより高いスキルを習得した方が取得できる資格です。減菌技師を専門職として働く方もいますし、看護師業務との兼任で働いている方もいます。

医療機関などで使われる器材などは、つねに清潔で安全な状態で患者様に提供しなくてはなりません。そのために消毒などの減菌処理や医療機器の整備などが必要となり、その専門スキルを持っている方が減菌技師と認定されています。
従来は資格制度はなく医療従事者であればどなたでもできた技術ですが、より患者様の安全と健康を守る医療現場を実現するために発足された資格となっています。
具体的な業務内容は器材・物品の管理と減菌処理となります。病棟や診察室から使用された器材やガーゼなどを減菌機で減菌する仕事です。また減菌作業にくわえ医療機械のメンテナンス作業や管理をおこなうこともあります。
滅菌技師受験資格と資格取得方法

【受験資格の条件】
- 日本医療機器学会の会員であること
- 滅菌供給業務の実践に3年以上の経験があること
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日本医療機器学会の作成した「医療現場における滅菌保証のガイドライン」の内容について理解・実行能力があること
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【第一種滅菌技師】
第一種滅菌技師については第2種滅菌技士の認定者であること
第一種滅菌技師認定実技講習を修了していること

減菌技師には第一種減菌技師と第二種減菌技師の資格があります。
第一種は第二種減菌技師資格を保有する方が目指せる資格となり、より高度な専門知識を必要とします。
第二種減菌技師の資格を取得するための条件は、減菌供給業務にて3年以上の実績と日本医療機器学会の会員であることが必要です。このほか学会が定める講習会への参加と医療現場での減菌ガイドラインについて正しく理解をして業務を遂行できることが条件となっています。
業務関係者からの推薦状が必要

資格認定は業務関係者の推薦状の提出と講習会の受講評価から総体的に判断し、問題がないとみなされれば資格の認定となります。
第一種減菌技師の資格については、第二種減菌技師の資格保有者であることに加え、指定の講習会でおこなわれる筆記と実技の試験に合格することが必要です。
資格取得先と保有者数と難易度

減菌技師の資格取得先は日本医療機器学会とそれに関係する専門委員からなる認定委員会となります。
減菌技師には第一種と第二種があり、第一減菌技師はより高度なスキルを持っていると定められています。
第一種約200名・第二種約3,400名の保有者

減菌技師の資格保有者については、第一種減菌技師が約200名、第二種減菌技師が約3400名とされています。
第二種減菌技師の資格を取得するにあたっては、減菌供給業務の経験が3年以上あること、日本医療機器学会の会員であることが必要です。
加えて同学会が指定する講習会への参加が必要となります。試験や面接などはないので第二種の難易度は高くはありません。
第一種試験は難易度が高い

第一種減菌技師については、第二種の資格を保有していることが前提となり、第一種講習会でおこなわれる筆記と実技の試験を合格することが認定の条件となります。
講習会でおこなわれる試験のレベルは高く合格者は少ないのが現状です。
当たり前ですが、第一種の資格取得については難易度が上がります。
看護師が滅菌技師を取得する将来性とメリット

看護師が減菌技師の資格を取得すればさまざまな活躍場所が増えます。医療現場での減菌作業や機材管理は近年専門性も高くなり、資格を保有している方を必要としています。
しかし、現状では減菌技師の資格だけでは医療現場での採用は難しく看護師の方などが減菌技師の資格を持っていることを望んいるのです。
看護師と滅菌技師の保有者の需要は高くなる!

看護師の資格と合わせて減菌技師の資格を保有している人材の需要は高くなります。
今後、さらに医療道具も進化を遂げていくなかでしっかりとそれらを管理して、安心して患者様に提供できる環境づくりに貢献できる人材は貴重とされています。
難易度が高いために、環境も大事

看護師として働きながら減菌技師の資格を取得するためには、看護師業務をこなしながら、兼任で減菌供給業務をおこなう必要があります。
現在の職場でそれが可能であれば、上司に相談するべきですし、不可能であればそのような支援をおこなっている病院への転職などを考えても良いのではないでしょうか。


看護師として資格を取得し、キャリアアップしたい場合は、資格を取れる環境と努力が必要不可欠です。
資格取得を推進している病院では、看護師のキャリアアップ体制が整っているケースが多く、転職を考える看護師も増えています。看護師の転職は「看護師求人サイト口コミランキング」で確認してみてください。
