理学療法士(PT)へ看護師資格でキャリアアップ

理学療法士(PT)看護師資格

難易度:★★★★☆

認定:厚生労働省

試験料等:10,100円

受験期間:毎年2月前後

保有者数:非公開

合格率等:83.7%

 

理学療法士とは、病気やケガ、老化などで身体機能が衰え不自由になった人に対し、医師の指示の下、リハビリテーションを行い身体機能の回復をサポートする人のことで、英語の「physical therapist」の頭文字を取って「PT」と呼ばれることもあります。

 

ポイントチェック

理学療法士の仕事内容は、具体的には運動療法や物理療法(電気刺激や赤外線、温熱、寒冷など)によって関節の動きをスムーズにしたり筋力を回復させたりすることで、体の基本動作を回復あるいは維持、悪化予防することが主な仕事です。


【作業療法士との違い】

作業療法士と混同されがちですが、作業療法士は理学療法によって身体機能がある程度回復した人に対し、応用動作と社会適応能力の回復をサポートする、つまり日常生活を送ることができるようにサポートすることが仕事になるので、この違いを覚えておきましょう。



資格取得方法

資格取得の条件

 受験資格の条件】

  • 文部科学大臣または厚生労働大臣が指定した養成施設で3年以上必要な知識や技術などを修得した者
  • または、外国の理学療法士養成機関を卒業しているか、外国ですでに理学療法士の免許を取得している者

理学療法士になるには、まず理学療法士国家試験を受けて合格しなければなりませんが、国家試験の受験資格は厚生労働省により、文部科学大臣が指定した学校もしくは厚生労働大臣が定めた理学療法士育成施設にて3年以上の理学療法士として必要な知識・技能を修得した者」となっているため、理学療法の養成課程のある大学に4年、あるいは短大や専門学校で3年学んで教育課程を修了しなければなりません。

 

あるいは外国の理学療法士養成機関を卒業しているか、外国ですでに理学療法士の免許を取得している人にも受験資格が与えられます。

 

国家試験は大抵2月末

国家試験は大抵2月末

国家試験は大抵2月末頃に行われ、3月末頃に合格発表を聞くことができます。


無事合格していれば免許を申請し、約1ヶ月ほどで免許を取得することができるはずです。不合格であったとしても受験資格はそのまま残る為、翌年以降にもう一度受験することができます

 

 

保有者数と難易度

理学療法士は、作業療法士や視能訓練士と同様国家資格ですから、資格取得先は厚生労働省ということになります。


これらリハビリテーション職の国家試験は合格率だけ見ると高い数値なので難易度はそれ程高くないと思われがちですが、養成学校で厳しい訓練を受け勉強に励んできた人たちばかりが受験した結果の合格率ですから、努力なしに合格できるようなレベルではないことを覚えておきましょう。

 

試験の難易度は年々増加している

試験の難易度は年々増加

特に平成16年度~21年度にかけては合格率が90%を上回っていたところが、近年では80%台にまで落ちてしまっているところから見ると、試験そのものの難易度も上がってきていると考えられます

 

理学療法士の資格保有者は2010年のデータで5万9586人、毎年1万人以上が受験していることからすると、今後もますます増えていくと考えられます。

 

 

看護師が取得する将来性とメリット

取得する将来性とメリット

かつて完全なる売り手市場だった理学療法士は、近年徐々に求人数が減少しており、就職状況は厳しくなりつつあります。

 

勿論まだ就職できないということはありませんが、理学療法士に人気の病院求人から埋まり始め、経験の浅いスタッフの多い施設求人しか残らないということも起こりえます。

 

看護師が理学療法士を取得する価値は高い!

取得する価値は高い

新卒理学療法士からすると一見不利な状況に見えるかもしれませんが、こと看護師が理学療法士として働く場合には一概にそうとも言い切れません。


というのも、確かに理学療法士としてはまだ「新卒」でも、既に看護師として医療や介護現場の経験を積んでいるからです。不慣れな新人が多い現場で働く場合、むしろ「経験者」として頼りにされ重宝される可能性もあります。


また、理学療法士が増加傾向にあるとは言え、高齢化社会はそれを上回るスピードで進んでいますから、今後リハビリの分野が大きく発展するとも考えられるでしょう。

 

 

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看護師として資格を取得し、キャリアアップしたい場合は、資格を取れる環境と努力が必要不可欠です。

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