養護教諭へ看護師資格でキャリアアップ

養護教諭看護師の資格

難易度:

主催:文部科学省

受験期間:7月~8月頃

保有者数:未公開

採用率等:12%前後


 

心に問題を抱えた生徒のケアなどもおこなう重要な立場でもあります。近年は心の病を抱えた児童が増えていて、教育施設においての養護教諭の立場はますます重要なポジションとなっています。

 

ポイント

養護教諭とは学校に常勤して在学生のケガや病気の応急処置、健康診断などの健康管理に関わる業務のほか、小中学生のイジメ問題や性教育などについての教育指導を教科担任と協力しておこなう仕事です。このほかに学校環境衛生管理の業務も担い、校内の水質管理や空気検査などもおこないます

 

一般的に保健室の先生と言う愛称で知られますが、さきにあげたように保健室での応急手当だけでなく、学校全体の保健管理を担うので業務量が多いのが現状です。学生の修学旅行や遠足などの付き添いもしますし、インフルエンザなどが校内で発症した際には、学校長などの管理職と相談をして学級閉鎖などの判断もします。

 

 

養護教諭受験資格と資格取得方法

資格取得の条件

 受験資格の条件】

  • 1種免許状・・・教育学部・医学部の大学で、養護教諭養成課程、もしくは専門科目を履修すること
  • 2種免許状・・・短大の養護教諭養成課程に員学士、同じく所定の単位を取得すること
受験資格と資格取得方法

養護教諭の資格取得方法は、文部科学省が認定する大学や短大などで養護教諭の教育カリキュラムを修得することが一般的です。

 

また看護師や保健師の資格を有する場合には、同じく文部科学省が指定する専門の教育機関で半年から1年ほど勉強をすれば、養護教諭一種免許状が取得できます。

 

養護教諭として学校で働くには

養護教諭として学校で働く

養護教諭として学校で働くには、資格取得後に教員採用試験を受験します。受験資格はさきにあげた養護教諭の資格保有者となります。


受験内容は各自治体によって多少の違いはありますが、一般的に一次試験、二次試験があります。

 

一次試験では、一般教養・教職教養・専門教養の筆記試験と論文作成、実技試験のほか集団面接をおこなうこともあります。二次試験では個人面接がおこなわれ、最終的に二次面接で合格した方が養護教諭の資格を活かして働くことができます。

 

養護教諭の資格取得先と保有者数と難易度

資格取得先と保有者数と難易度

養護教諭の資格を取得するためには、文部科学省が認定している養護教諭学科のある教育機関にて単位を修得するのが一般的です。養護教諭資格には2種類あり、大学では養護教諭一種免許状、短大、専門学校では養護教諭二種免許状が交付されます。

大学での一種免許状取得の方が専門性も高いとみなされていますが、職務上の違いはさほどありません。

 

資格取得を目指す場合には

資格取得を目指す場合

看護師や保健師の資格保有者が養護教諭の資格取得を目指す場合には、文部科学省が指定する教育機関にて半年から1年ほど勉強をすれば一種免許状の取得が可能です。

 

養護教諭として働くためには、資格取得後に教育施設での採用面接を受けて合格する必要があります。

 

養護教諭資格保有者数のデータは発表されていませんが、平成26年度の養護教諭採用試験受験者数は9578名、そのうち採用者数は1174名と約12%の採用率となり、決して高くありません。

 

 

看護師が養護教諭を取得する将来性とメリット

将来性とメリット

看護師は大変にやりがいのある仕事ではありますが、夜勤や残業、休日出勤などが多く精神的、肉体的ストレスが多くなります。その点、養護教諭は学校全体の健康管理をおこなうやりがいのある仕事でありながら、勤務体制は安定しているため看護師から転職を考える方も少なくありません。

 

看護資格を保有している場合は有利?

保有している場合は有利

看護師資格を保有している場合には、指定の教育機関にて1年間勉強をすることで養護教諭の資格を取得できます。近年は少子化に伴い廃校なども少なくありませんが、その反面子供の保健室登校も非常に増えています。そのため財団法人日本学校保健会では、今後養護教諭の配置を複数化にする案を出しているほどです。


今後養護教諭の仕事はますます必要性が高まると言えるでしょう。

 

また、看護師の立場としても養護教諭の資格を持つことで、看護師から人気の婦人科や小児科などへの転職にも有利となります。

 

 

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看護師として資格を取得し、キャリアアップしたい場合は、資格を取れる環境と努力が必要不可欠です。

資格取得を推進している病院では、看護師のキャリアアップ体制が整っているケースが多く、転職を考える看護師も増えています。看護師の転職は「看護師求人サイト口コミランキング」で確認してみてください。

 

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