介護予防指導士へ看護師資格でキャリアアップ

難易度:★★★☆☆
主催:日本介護予防協会
審査料等:49,500円
受験期間:毎年4月~5月
保有者数:1,681名
合格率等:90%
「介護予防指導士」の資格とは、介護予防に対する実践指導をする指導者の位置付けがあります。日本介護予防協会が制定しており、セミナーの修了認定者が指導士として活動することができます。介護予防の必要性が叫ばれている中、要介護者に対する新たな介護予防のためのリハビリだけではなく、今後介護を必要とするかもしれない壮年層に対する介護予防指導も求められています。

デイケアセンターのみならず、病院でも介護予防のための新たな動きが始まっています。有資格者は筋力トレーニングや栄養ケア、口腔ケアなど様々な見地から介護予防指導を行うことが可能です。
病院のサービスとしてどんどん取り入れられるようになり、介護予防指導士の資格がもとめられるようになりました。
介護予防指導士の認定先と保有者数と難易度

【資格取得の条件】
- 介護福祉士、介護職員初任者研修課程修了者、ヘルパー1級・2級、介護支援専門員などの
- 介護に関わる資格を有する方。
- 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、柔道整復師、鍼灸師、あん摩・マッサージ指圧師、 社会福祉士、社会福祉主事、歯科衛生士、栄養士、保健師、医師・歯科医師などの医療系、看護師などの看護系の資格、レクリエーション系の資格、健康運動指導士などの運動指導系の資格を有する方。

介護予防指導士は、特定非営利活動法人日本介護予防協会が認定先となってカリキュラムを提供しています。資格保有者数は、1681名と公表されています。
その後どんどん保有者数が増えています。日本介護予防協会が設定する介護予防指導士は終身資格制で、更新の必要もありませんので、多くの方が資格取得に向けた勉強を行っています。
介護や福祉の仕事をしていれば資格は取りやすい

難易度に関しては介護や医療福祉に関する資格を持っていることが大前提となっているため、イチから資格保有を目指す場合はとても難しい設定になっていますが、職務で介護に携わっている方、医療福祉の仕事をしている方であれば、無理なく資格取得が可能です。
取得先が開講する講習受講のみで資格取得が可能ですので、数多くの方が資格を取得しています。
介護予防指導士の資格取得方法

介護予防指導士の資格取得方法は、特定非営利活動法人日本介護予防協会が設定する「介護予防指導士講習会」に参加する必要があります。
3日間合わせて21時間半の講習をすべて受講し、特定の条件を満たせば認定証が交付されます。試験はなく、受講義務さえ満たせば資格取得が可能です。
受講対象者は限られている

受講対象者が限られており、医療系・看護系の国家・公的資格保有者、ヘルパーや、介護福祉士など介護に関する資格を持っている方と定められています。
これらの公的・国家資格を保持していない方でも受講が可能ですが、専門的に偏るため資格取得は難しいと考えられます。
受講金額はテキスト代も含め47500円です。受講場所が限られているので、この他に宿泊費や交通費などが加算されます。
看護師が取得する介護予防指導士の将来性

看護師が介護予防指導士の資格を取得した場合、新たな勤務先開拓ができると考えられます。
これまではケアミックス病棟が主流だった病院も、リハビリ専門病院へリニューアルしたり、介護病棟を拡充させたりと方向転換をする方針を固めることが多くなっています。
知識を持ち資格を得ることで、病院での地位が向上するだけではなく、転職に関しても有利となります。
どんどん増える介護の現場に最適な資格!

昨今ではデイケアセンターでも介護予防のための通所を認める動きが出ています。健康な方から、要介護認定を受けている方まであらゆるステージにいる方へ向けた、介護予防のための取り組みを指導できる有資格者の需要が高まっています。
地域包括センターなど介護の現場となる拠点もどんどん増えていますので、この資格の将来性は高いと言えるでしょう。


看護師として資格を取得し、キャリアアップしたい場合は、資格を取れる環境と努力が必要不可欠です。
資格取得を推進している病院では、看護師のキャリアアップ体制が整っているケースが多く、転職を考える看護師も増えています。看護師の転職は「看護師求人サイト口コミランキング」で確認してみてください。
