抗加齢指導士へ看護師資格でキャリアアップ

難易度:★★★★☆
主催:日本抗加齢医学会
試験料等:22,140円
受験期間:毎年5月前後
保有者数:500名程度
合格率等:60%
単に高齢者の看護というだけでなく、加齢に伴って発症しやすくなる動脈硬化やがんなどの病気を化学的に予防したり、筋肉量の低下によって体が動かしにくくなったりしないように運動のサポートなども行います。お年寄りが元気に過ごすことは、介護問題の解消にも重要であることから、現在抗加齢指導士の働きには期待が高まっています。

抗加齢指導士とは、健康的に長生きすることを促すための資格で、高齢化が進む現在特にニーズが高まっているものです。日本の平均寿命は世界でもトップクラスであり、医療に関しても高いレベルにありますが、いくら長生きをしても健康に過ごせなければ意味がありません。
少しでも元気に長生きできるように、アンチエイジングや老化症状の早期発見などを行うのが抗加齢指導士になります。
資格取得先と保有者数と難易度

【受験資格の条件】
以下の3つの事を満たしているのが受験資格の条件になります。
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①日本抗加齢医学会の指導士受験の対象となる資格
医師、歯科医師、獣医、看護師、保健師、臨床検査技師、衛生検査技師、臨床工学技士、理学療法士、作業療法士、診療放射線技師、視能訓練士、歯科衛生士、社会福祉士、管理栄養士、薬剤師、介護福祉士、精神保健福祉士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、言語聴覚士 - ②日本抗加齢医学会の正会員・学生会員であり、申請時において、入会金、年会費を完納していること
- ③日本抗加齢医学会の認定単位の取得(30単位)していること

抗加齢指導士の資格取得先は、日本加齢医学会です。日本加齢医学会とは、アンチエイジング医学の普及を目指す目的で設立されたもので、専門医や看護師はもちろん、一般の人への情報公開なども広く行っています。
比較的新しい資格であるということもあって、資格保有者数はそれほど多くはなく、日本抗加齢医学会のホームページに本人が許可して掲載している人は4~500人程度です。
高齢化社会の進行によって難易度は変動する

看護師などのコメディカルが受験するケースも多いのですが、一般の人や、サプリメントを扱う人などが受験することも多く、難易度としてはそれほど高いものではありません。
とはいえ、高齢化社会の進行によってこれからも注目度が高まることが予想されるため、難易度については変動していくことも考えられます。
抗加齢指導士資格取得方法

抗加齢指導士の取得方法は、日本加齢医学会の行う資格試験に合格することです。試験自体は認定テキストなどを使って必要な勉強をしていればそれほど困難なものではありません。
日本加齢医学会のホームページにも、過去の問題や解説が掲載されているので参考にするとよいでしょう。試験が難しいというよりも、受験資格が厳しく、資格を得ることが難しい資格になります。
抗加齢指導士資格の受験資格

受験資格は、医師や看護師、介護福祉士、薬剤師、理学療法士など、学会が指定する医療福祉系の国家資格の所有者で、さらに日本抗加齢医学会の開院であること、また必要な研修や講習会を受けることで、受験用に必要とされる単位を取得していることです。
資格取得後も3年ごとに更新があるため、研鑽を続けることが求められるでしょう。
抗加齢指導士取得する将来性とメリット

抗加齢指導士を取得するメリットは、人によって異なります。たとえば看護師であれば療養病棟や慢性期の病棟などに入院するお年寄りのケアを行う上で活用できる点はたくさんあるでしょう。高齢化が進んでいることを考えると、将来性という面でも十分で、今後ますますニーズが高まることが予想される資格です。
看護師転職の際も役に立つ

転職する際にも、抗加齢指導士の有資格者という点をアピールすれば、看護師求人サイトの担当コンサルタントも資格が活かせる転職先を探してくれます。
その他、介護の現場や、サプリメントの製造・販売などにも抗加齢指導士は役に立つ資格です。お年寄りの社会進出が増えていることもあって、元気に年を重ねることをサポートする抗加齢指導士の活躍の場は徐々に増えているのです。


看護師として資格を取得し、キャリアアップしたい場合は、資格を取れる環境と努力が必要不可欠です。
資格取得を推進している病院では、看護師のキャリアアップ体制が整っているケースが多く、転職を考える看護師も増えています。看護師の転職は「看護師求人サイト口コミランキング」で確認してみてください。
