特別養護老人ホームの看護師求人を探す3つの注意点

特別養護老人ホームは、公的な施設ですが、施設によって給料や待遇は違っているので、働く際にはいろいろ比較しながら選ぶ方がよいでしょう。施設の規模によって働き方も全く違いますし、最近ではパートやアルバイトなど短時間での勤務も可という求人も増えてきています。パートでの平均時給は1800円前後です。
ここでは、特別養護老人ホームへ転職する看護師のための注意点を掲載していきます。
【目次】
1.特別養護老人ホームの看護師転職メリット
2.特別養護老人ホームの看護師転職デメリット
3.特別養護老人ホームの看護師求人を探す注意点
1.特別養護老人ホームの看護師転職メリット

特別養護老人ホームに看護師転職するメリットは、医療行為が少ないためブランクのある看護師でも勤まりやすいということです。
病院と違って、特別養護老人ホームにおいての看護師の主な仕事は、入居者の健康チェックになります。毎日バイタルチェックなどを行って、具合の悪い人がいれば病院に付き添ったりするのが看護師の役割。
医師から処方された服薬管理や注射を日常的に行うことはありますが、病院に比べると格段に少ないため気分的にも楽に働くことができるでしょう。
夜勤がない場合が多い?

特別養護老人ホームは夜間の看護師常駐が義務付けられていないため、夜勤のない施設がほとんどです。夜勤のある施設、オンコールのある施設、夜間は全く関わらない施設など、施設によって夜間の対応は違うので、夜勤が無理という人はそういう施設を選ぶこともできます。
最近は、提携病院への連絡を行うことで、オンコールもない施設が増えており、夜勤のない求人も少なくないので、家庭との両立もしやすい職種です。
2.特別養護老人ホームの看護師転職デメリット

特別養護老人ホームに看護師転職するデメリットは、看護師としての医療的な仕事が少ないということです。
入居者の健康管理も大切な仕事ではありますが、やはり毎日単調な仕事が多くなることもあって、物足りないと感じる人も少なくありません。
病院のように、看護師のスキルアップのための研修や制度もありませんし、最新の医療に携わることもありませんから、次に病院に転職したい、という時には特別養護老人ホームでの勤務はブランク同然の扱いを受けることもあります。
看護師でも、もちろん介護はする!

特別養護老人ホームの入居者は、基本的に重度の要介護者なので、看護師もかなり介護業務をすることが求められます。「私は看護師だから介護はやらない」ということでは困りますし、人間関係も険悪になってしまうでしょう。
実際には介護士とあまり変わらないような仕事内容である施設もあるので、看護師としてのやりがいは少ない場合もあります。とはいえ、介護を通して入居者と交流をもち、病院では味わえないやりがいが感じられるのも確かです。
3.特別養護老人ホームの看護師求人を探す注意点

特別養護老人ホームの看護師求人を探す注意点としては、夜勤やオンコールの有無などをしっかりチェックして探すということです。
特別養護老人ホームは看護師の夜間常駐が義務付けられていないため、夜勤がないと思われがち。
夜勤やオンコールの頻度は必ずチェックしよう!

施設によっては夜勤もありますし、夜勤がないと書いていてもその代りオンコールがあって、頻繁に呼び出しを受ける場合もあります。夜勤の有無はもちろん、オンコールがある場合はどれくらいの頻度でかかって来るのかなど、よく確認しておきましょう。
施設によって大きく違う職務内容!

特別養護老人ホームは看護師や介護士などが協力しながら働く職場ということもあって、施設によってかなり雰囲気が違ったりもします。
働きやすい施設もあれば、人間関係が複雑でストレスの多い職場もあるものです。できるだけ自分に合った施設を探すために、看護師求人サイトに登録して、実際にその施設の雰囲気を知っている担当のコンサルタントなどに相談しながら転職先を探すのがおすすめです。

