総合病院の看護師求人を探す3つの注意点

総合病院の看護師に転職する時の注意点としては、特定の仕事に固執しない心構えを持つことです。総合病院であれば、院内での異動はつきものですし、場合によっては系列の病院に転勤ということもあります。
もちろんある程度の希望や家庭の事情などは考慮してもらえますが、ある程度は「なんでもやる」という方向で働かないと、仕事がスムーズにいきません。その代り、いろいろな経験ができるので、看護師としてのスキルは格段にアップしますし、幅広い診療科の患者さんの看護をすることは、看護師のキャリアにおいて必ず役に立つはずです。
1.総合病院の看護師転職メリット

総合病院に看護師転職をするメリットは、やはり看護師としてのスキルアップができる職場が多いということでしょう。
大学病院と違って、実務的なレベルアップが望みやすいのが総合病院の魅力で、実際に忙しい総合病院の病棟看護師としてある程度の経験があれば、どこの病院に行っても安心です。多くの病院では看護師もローテーションであちこちの診療科での勤務をすることになるので、いろいろな患者さんの対応を身に着けることができ、総合的な看護をすることができるようになります。
年収は高く福利厚生も充実しているケースも多い!

また、給料や福利厚生の面でも充実しており、大きな総合病院であれば年収も平均以上であるところが多いほか、敷地内に寮や託児所があったりと、働きやすい環境が揃っているのが魅力です。
特に女性の多い看護師の仕事では、託児所や育児休業制度などで結婚・出産後も働きやすい環境を整えている病院は魅力的。そのほか、看護師の人数も多いので、人間関係も逆にやりやすいという人もいます。
2.総合病院の看護師転職デメリット

総合病院に看護師転職をするデメリットは、病院内での異動があるということです。希望の診療科があってもそこに配属されるとは限りませんし、配属されても結局数年でまた異動、ということも少なくありません。
せっかくそこでのスキルを身に着けたと思ったら異動になるケースもあるので、その診療科での看護を極めたいというスペシャリスト志向の人にはむかない職場です。研修なども多く、幅広い知識が身につく反面、負担が多いという人がいるのも確かです。
患者と看護と看護師の人間関係

また、大半の総合病院は患者さんが多く、1人の看護師が行う業務の量も膨大なので、患者さんひとりひとりに向き合ってじっくり看護をする、というのが難しい状況になります。毎日忙しくやりがいのある仕事ですが、思っていた看護と違う、といって辞めていく看護師もいます。
一緒に働く看護師や医師などはもちろん、患者さんも多いのでいろいろな人がいますし、中には人間関係が難しいと感じる人もいるでしょう。多少の人間関係の揉め事があるのは覚悟しておいたほうがいいかもしれません。
3.総合病院の看護師求人を探す注意点

総合病院の看護師求人を探す時の注意点としては、幅広い業務を行う心構えが必要だということです。
給料が高く福利厚生も充実しているケースが多い総合病院での仕事ですが、その反面行うべき業務は幅広く、自分のやりたい仕事ができるとは限りません。
希望する診療科に配属されないケースもありますし、病棟希望なのに外来に回されたりと、自分がイメージしていた看護師業務と違う仕事を命じられることもありますから、それでもしっかり働けるモチベーションを持つことが大切です。逆に、幅広い経験を身に着けられることをポジティブに受け取ることができれば、とても働きやすい職場になるでしょう。
看護師求人は非公開を狙うべき!

求人に関しては、看護師の売り手市場ではあるものの、条件の良い総合病院は比較的人気が高く、求人を行っていなかったり、非公開でのみ行っているという病院も少なくありません。
そのため、総合病院への転職を考えているのであれば、まずは看護師求人サイトなどに登録して、担当コンサルタントと相談しながら転職活動を進めていくのがおすすめです。
