ICU(集中治療室)の看護師求人を探す注意点

救急救命室や救急センターと並び、看護師にとって、もっともやりがいのある職場として人気の高いICU(集中治療室)。
重篤な状態に陥った患者さんに対し、高密度な看護にあたります。

ICU(集中治療室)勤務には幅広い知識とスキルが必要であり、業務内容は心身ともにハードで、夜勤も多い職場です。
しかしその分、お給料は高いですから、勤務システムとお給料や賞与についてしっかりとチェックするのがポイントです。ハードな仕事ですから、お給料が高いだけでなく、寮や託児所などの福利厚生が充実しているところを探すのも、大切なポイントとなります。
1.ICU(集中治療室)の看護師転職メリット

ICU(集中治療室)に看護師転職をするメリットは、やりがいのある職場で、大きくスキルアップできることです。最近のICU(集中治療室)は、高度化・専門化が進んでいます。常に最先端の知識と技術を吸収でき、大きなステップアップが望めるのが最大のメリットではないでしょうか。患者さんへの看護技術スキルだけでなく、看護師に不可欠なコミュニケーション力を磨くことも可能です。看護とは何か、医療ケアとは何か、自分はどのような看護をしたいのか、これらの疑問のヒントが必ず見つかるでしよう。
コミュニケ―ション能力が大事!

ICU(集中治療室)では医療チームを組んで、重篤な患者さんを集中的にケアし、一般病棟に送るまでが任務です。このため、チーム間の潤滑油となるコミュニケーション力が求められます。担当医はもちろんのこと、検査技師や放射線技師との連絡役や、調整役としての伝達能力が高くなるのもメリットです。正しく状況を判断し、迅速かつ的確にチームに伝えるためには、患者さんからの訴えや、バイタルサインのわずかな変化も見落とすことのない注意力と、幅広い知識も必要です。アセスメントスキルは、格段に高くなります。
2.ICU(集中治療室)の看護師転職デメリット

ICU(集中治療室)に看護師転職をするデメリットは、心身ともに、ストレスがたまりやすい職場だということです。ICU(集中治療室)には救急蘇生装置、人工呼吸装置、ペースメーカーなど、命を支える特殊な機器が数多く設置されており、それらを的確に使える高いスキルが要求されます。容体が急変しても、瞬時に正確な処置ができる知識と判断力が必要です。
ICUから一般病棟へと送り出すまでの看護には、看護師としての使命を果たす喜びもありますが、人命を預かるだけに、大変なプレッシャーを感じることも多いのです。また、医療ミスのリスクが高い職場でもあります。一瞬の判断ミスが、医療事故につながりますから、十二分の注意が必要です。
夜勤が多いのは避けられない

夜勤が多いのもデメリットです。夜でも緊急事態に備えて、常に緊張していなければいけません。
また、患者さんのご家族のケアも大切です。ひん死の患者さんを見守るご家族の方は、とてもナーバスになっていますから、対応には配慮しなければいけません。
不用意な一言が相手を怒らせたり、傷つけてしまったりすることがあります。患者さんの看護以上にストレスを感じることが多いのも、デメリットだといえるでしょう。
3.ICU(集中治療室)の看護師求人を探す注意点

ICU(集中治療室)の看護師求人を探す人は、一般病棟以上に気をつけなければならない注意点があります。重篤な患者さんを看護するため、高度なスキルと的確な判断力が必要だからです。
ICU(集中治療室)では医療機器や、器具に関する知識が求められます。生命維持装置を装着し、さまざまな薬の投与や輸液も必要です。いつ容体が急変しても素早く対応できるように、器具などの点検も欠かせません。緊迫した状況では危険リスクも高くなります。医療事故が起こりやすい環境ですから、緊急事態でも落ち着いて行動ができる冷静さと強い精神力が求められます。医療過誤を起こすと、患者さんの命に関わります。過去のヒヤリハット事例の共有など、医療事故を起こさないように気を配る必要があるので、緊張を緩めるヒマがありません。ストレスの大きい職場であることを、覚悟しておきましょう。

患者さんご家族の方のケアも大切な業務ですから、コミュニケーション力が求められることも注意点の一つです。不用意な発言には気をつけましょう。自分では軽い気持ちで言った一言が原因で、ナーバスになっているご家族とのトラブルに発展することもあるからです。

ハードな仕事ですが、とてもやりがいのある職場ですから、ICU(集中治療室)への看護師転職を希望する人は、跡を絶ちません。このため看護師求人サイトで求人する場合は、非公開の求人が多いのが現状です。ICU(集中治療室)への看護師転職は、優良な非公開求人情報が豊富な看護師求人サイトを活用することが看護師転職を成功させるポイントです。