夜勤専従の看護師求人を探す4つの注意点

夜勤専従での看護師転職をするときの注意点としては、まず夜勤のみというライフスタイルに自分が馴染めそうかということを考えておくことが必要です。夜勤のみのという勤務形態は、人によっては予想以上に体に負担がかかります。普段から夜勤の時も全く辛くない、という人でないと、転職後に体力的に辛くなる可能性は否めません。一回あたりの金額が多いからと安易に夜勤専従を選ぶのでなく、その場合の生活スタイルをしっかりイメージして自分に可能かどうかを見極めてから決めることが大切です。
【目的】
1.夜勤専従は患者とふれあう時間がない?

夜勤専従の場合は、どうしても日勤に比べると患者さんに接する時間がすくなくなります。
しかも夜勤は看護師の人数も少ないので、勤務中に患者さんの状態が急変することがあれば、的確な処置をすることが必要になるのです。
そのため、患者さんと接する短い時間の間で、普段の様子や病状についてしっかり把握しておく必要があるなど、普通の常勤よりも高いスキルが求められる場合もあります。
2.夜勤専従の看護師転職メリット

夜勤専従の看護師転職のメリットは、一般的に勤務日数が通常の常勤よりも少なくなるということです。
例えば、夜勤のみを行う常勤の場合は、すべての勤務が夜勤になるのは当然ですが、月の勤務時間の上限が144時間というのが日本看護協会の指針となっていますので、1回の勤務が16時間の場合は月に9回程度になります。一回の勤務時間は長くなりますが、勤務が月に9回だけというのは魅力的ではないでしょうか。
勤務時間の割に高い給与が貰える

そして、勤務時間の割に高い給料がもらえるのも夜勤専従のメリットです。夜勤専従の場合は、通常の常勤よりも高い夜勤手当がつくことが多く、非常勤でも1回の夜勤で3万円以上の収入になることが珍しくありません。もちろん体のリズムなどを考えると楽な勤務ではないのですが、それでも短時間でしっかり稼ぎたいという人には魅力的でしょう。
病院か施設かにもよりますが、勤務先によっては夜間はほとんど業務がないところもありますので、楽な職場にあたれば体力的にも負担は小さくなります。
3.夜勤専従の看護師転職デメリット

夜勤専従で看護師転職するデメリットは、やはりライフスタイルが落ち着かないということでしょう。夜勤専従なので完全に昼夜逆転の生活にしてしまえばそれはそれで楽なのかもしれませんが、休みの日まで昼間寝て夜起きるという生活にしてしまうと、意外とプライベートが充実させにくくなります。
そのため、結局常勤のように休日は昼間起きて夜勤の日の前後に睡眠を調整する生活をする人がほとんどですが、そうなると睡眠時間がバラバラになり、体調のコントロールが難しくなるのです。
ある程度の看護師スキルが必要になる

また、デメリットというかは微妙ですが、夜勤は日勤に比べてどこの医療機関でも人数が少なくなります。もちろん患者さんが眠っている時間帯は業務の量が少なくなるのでそれは当然なのですが、突然の病変なども限られた人数で対応しなければならないので、看護師としてのスキルはある程度必要になります。
しかも、夜勤専従はまだまだ人数的に少ないので求人数も決して多くはありません。希望の条件での求人を見つけるためには、根気よく探す必要もありそうです。
4.夜勤専従の看護師求人を探す注意点

夜勤専従の看護師求人を探すときの注意点としては、当然ですが夜勤の体制についてしっかり確認していくことが上げられます。
先ほども説明しましたが、夜勤はどの医療機関でも日勤よりも人数が少なく配置されるものですが、場所によっては夜勤が1人だけ、ということもあります。
1人で気楽に働くことができるのをメリットと感じる人もいるでしょうが、何かあった時は一人で対応しなければならないので、やはり1人での夜勤というのは大変です。夜勤専従の場合は特に、日中の患者さんの様子を見ていないわけですから、事前に何人体制でどのような業務を行うのかはチェックしておきましょう。
夜勤専従求人は非公開求人を狙う!

全国的に看護師不足が慢性化して、日勤のみの看護師の受け入れが増えるのと並行して、夜勤専従の看護師求人も増えてはいますが、まだ求人数としてはそれほどおおいわけではありません。
条件の合った夜勤専従の求人を見つけるには時間がかかる場合もあるでしょう。看護師求人サイトなどに登録して、非公開求人も含めて探すのがおすすめです。
