夜勤常勤の看護師求人を探す3つの注意点

夜勤常勤看護師とは、常勤、つまり一般企業であれば正社員のような扱いではありますが、夜勤を専門とする看護師のことです。基本的には日勤には入らず、夜9~10回程度の夜勤のみを行います。勤務時間や勤務の回数については、勤務先によって違いがあるのでその点は確認しておきましょう。常勤なので、普通の勤務と同じように福利厚生などは適用されるのがメリットで、人によっては日勤とのローテーションよりは夜勤ばかりのほうがリズムが作りやすくなるようです。
1.夜勤常勤の看護師転職メリット

夜勤常勤の看護師転職をするメリットは、なんといっても少ない勤務日数で常勤としての待遇や福利厚生が得られるというものでしょう。看護師の働き方は多様化しているため、ライフスタイルに合わせて短時間の非常勤勤務をするケースも増えていますが、それだとどうしても福利厚生などは常勤に劣るところがほとんどです。
一方、夜勤常勤であれば、夜勤のみで月に9~10回程度の勤務とはいえ、常勤ですから給料体系は多少違うかもしれませんが、福利厚生などは常勤と同じものを受けることができます。手厚い福利厚生が魅力であることの多い看護師転職において、それは大きなメリットだといえるのです。
プライベートも充実しやすい!

また、勤務日数が少ないということで、夜勤が体力的に問題なければプライベートが充実させやすいのも夜勤常勤のメリットです。夜勤で働くことの出来る時間には上限があるため勤務はたいてい月9~10回程度ですが、夜勤常勤は夜勤手当が大きいので、常勤と遜色ない給料になります。
それ以外は休日なので、しっかり休みが取れる点が魅力で夜勤常勤を選ぶ人も少なくありません。
2.夜勤常勤の看護師転職デメリット

夜勤常勤の看護師転職をするデメリットは、夜勤のみという生活リズムに体を慣らす必要があるということです。数日おきに夜勤がある状態なので、夜が強い人や、多少生活リズムがバラバラでも体に負担を感じないという人でないと務まりません。
やはり人間の体は夜寝て昼間に活動するようにできていますから、夜に活動をする生活はどうしてもホルモンバランスが乱れたり、意識していないところで体調が崩れる人も少なくないのです。
看護師としてのスキルが必要!

また、勤務先によってはかなり少ない人数で夜勤に入る必要があるため、何かあった場合の一人一人の仕事の負担や責任は大きくなります。
大きな総合病院など毎日何人も看護師や医師がいる状態での勤務ではそういうことはありませんが、介護施設や小さな病院では夜勤が一人というケースもありますから、看護師として必要なスキルをしっかり身に着けていないと困る場合もあります。人数の少ない職場が気楽なのも確かですが、そういった面もあるということは理解しておきましょう。
3.夜勤常勤の看護師求人を探す注意点

夜勤常勤の看護師求人を探すときの注意点は、勤務先の看護内容や、求められるスキルに自分が達しているかということです。
たとえば、介護施設などでの夜勤常勤看護師の場合、病院に比べると医療行為は少なくなりますが、その代り場合によっては夜勤の看護師は一人だけという勤務先も少なくありません。
医師の常駐していない施設で唯一の看護師として働く場合、何かあったら医療従事者として適切な判断をすることが求められるのである程度幅広い看護師の経験がないと務まらないケースもあります。
勤務地によって仕事内容が大きく変わる

また、病院勤務でも、勤務先によって勤務時間や休憩の取り方、夜勤の看護師が行う業務内容などはかなり違ってきます。
いくら他の病院で夜勤の経験があると言っても、勤務先が変わるとやり方が大きく変わることも少なくありません。
そのため、転職先を決める前に、細かい点までしっかり確認しておくことは大切なのです。最近は夜勤常勤の看護師も増えているとはいえ、まだ導入していなかったり、導入して間もない病院がほとんどです。安心して勤務できる転職先を見つけるためには、看護師求人サイトなども利用するのがよいでしょう。
