常勤(夜勤あり)の看護師求人を探す4つの注意点

夜勤ありの常勤看護師求人を探すうえでの注意点としては、まず夜勤の回数や体制、手当の金額などが挙げられます。
多くの医療機関は常勤看護師の夜勤は月8回程度になりますが、勤務先によって回数の規定は違いますので確認しておきましょう。
1.あたりまえですが、夜勤手当は勤務先で違う!

夜勤手当も勤務先によって5,000円~20,000円程度と差があります。月に8回夜勤に入ったとして、夜勤手当が1回につき1万円違うと、月収にして8万円。年収にすると100万円近い違いになってしまいます。
夜勤ありの場合は夜勤手当はかなり大きな割合を占めることになるので、その点のチェックも大切です。

また、医療機関や勤務先によっては、看護師以外に看護助手や介護士が働いている場合もあり、そういったところでは看護師でないとできない仕事にある程度集中できるので、比較的楽に働ける場合が多くなります。
実際には食事の介助から排泄の世話まで、すべて看護師がやる医療機関が多いので、その点はある程度覚悟が必要でしょう。このように、仕事の具体的な内容についての確認も大切です。
2.常勤(夜勤あり)の看護師転職メリット

夜勤ありの常勤看護師として働くメリットは、何といってもその安定性にあります。看護師の場合、常勤というのは一般企業で言う正社員のようなものですから、病院の提示する福利厚生などは常勤看護師を基準として設定されているものがほとんどです。
給料や待遇も充実しており、生活のために働くのであれば、常勤看護師で働くのがベストでしょう。夜勤手当なども含めて年収平均で500万円近い年収は、日本の平均年収を上回っていますし、寮や保育所など看護師の待遇の良さを考えると、収入の面ではかなり恵まれていると言えます。
常勤の看護師はなくてはならない存在

シフトに応じて日勤も夜勤もこなす常勤看護師は、病院にとっても頼りになり、常に一定数以上の看護師を確保する必要がある病院側にはなくてはならない存在です。
そのため、看護師求人の数も夜勤ありの常勤看護師の募集が最も多く、看護師転職をする上での選択肢も圧倒的に広くなります。現在の売り手市場の現状を考えても、必要があれば転職先を見つけやすいのはメリットになるでしょう。
3.常勤(夜勤あり)の看護師転職デメリット

夜勤ありの常勤看護師のデメリットは、どうしても体力的にハードだということです。シフトによって日勤も夜勤もこなさなければならない常勤は、生活習慣がどうしても不規則になってしまいます。
寝る時間や起きる時間も一定ではありませんし、食事の時間も勤務によって異なります。そのため、疲れが溜まりやすくなるほか、お肌の調子が悪くなったりと、体に影響が出るケースも少なくありません。
看護師になりたての若い時は不規則な生活も負担にならないかもしれませんが、年を取るにつれて徐々に体が辛く感じるようになって、夜勤のない職場に転職する人が多いのも確かです。

看護師転職で夜勤ありの常勤で働くという場合、以前の職場が夜勤の経験があればそれほど違いはないかもしれませんが、夜勤のない仕事からの転職の場合は体が慣れるまで辛いかもしれません。
夜勤ありの常勤看護師の求人は多いので、転職先の選択肢は豊富にありますから、仕事内容なども良くチェックして働きやすそうな職場を選ぶようにしましょう。
4.常勤(夜勤あり)の看護師転職をする注意点

夜勤ありの常勤で看護師転職する時の注意点としては、やはりシフトがどのように組まれているかなど、勤務体系をまずチェックしておくべきでしょう。
夜勤は何人で何時から何時までか、行う業務にはどこまでが含まれるのかなど、仕事を行う際の具体的な働き方を細かく確認しておく必要はあります。夜勤と日勤をくり返す場合、生活リズムが一定ではないので、体にある程度の負担がかかることを認識しておかなければいけません。勤務の内容をきちんと把握しておくことで、心構えができて対応もしやすくなります。

また、病院によって教育体制の違いが大きいので、自分が将来どのような看護師になりたいかも考えて転職先を選ぶことも大切です。スキルアップして最先端の医療に携わりたいのであれば、大学病院や総合病院など教育体制がしっかりしているところを選ぶのがよいですし、家庭の事情で時間外の研修を受けるのが難しいのであれば、逆に教育に厳しくない病院のほうがいいでしょう。
院内の情報を把握するためには、無料で転職の斡旋をしてくれる看護師求人サイトの利用がベストです。
良い求人サイトは担当者が院内の情報をしっかりと把握しています。転職を考えている方は一度利用した方が良いでしょう。
