企業看護師や一般企業で働くメリット・デメリットと種類

看護師の働き場所は病院や施設のみとは限りません。実際に一般企業で会社員として勤める看護師も増えてきました。また、大きなくくりで企業看護師は非常に人気があるため求人倍率も高いです。基本的には総合病院や一般病院で看護師として勤めた方が、キャリアステップとして企業に勤めるケースが多く、ある程度の経験が必要な仕事ばかりになります。
■治験コーディネーター(CRC)

新薬の開発にかかわる仕事になります。よく「治験関係の仕事」という風に言われます。新薬の開発をするわけではなく、新薬の開発のために患者に投与の際や投与後に薬の効き具合などを測定する際に、看護師として患者をケアする仕事になります。モニタリングや日程調整も行う業務になります。
年収は400万~800万ぐらいの幅があります。
治験コーディネーターになるためには資格はいりません。
ただ、ある程度の経験がないと採用されないため、総合病院などで勤めている看護師が転職するケースが多いです。
さらに詳しくは下記内容を確認してください。
★治験コーディネーター(CRC)のメリット
・企業に勤めるので、土日祝日などはしっかりと休める
・現場での人の生死にかかわることが少ない
・人間関係も良好で病院のようなことを気にすることはない
・一般企業なので病院等の古い体制はない
★治験コーディネーター(CRC)のデメリット
・求人が少ない上に人気が高い
・看護師の仕事以外も通常の業務がある
・未経験者は採用されにくい傾向がある
治験コーディネーター(CRC)の求人の探し方について

治験関連の仕事は非常に人気があり、また求人数が少ないことから応募も多いです。現在看護師のしながら求人を待っている方もいますので、まずは看護師の求人サイトに登録をすることが重要です。
ある程度、企業とグリップが強い求人サイトがおすすめで、リクルートが運営しているナースフルや企業の転職も行っているマイナビが運営するマイナビ看護師などが治験関連の仕事が出やすいです。
下記のランキングも確認してみてください。
■会社内医務室や保健室勤務の看護師職

こちらも求人数が少ないので、看護師求人サイトへの登録が必須となります。企業の福利厚生の一環として社員の健康や体調不良に対応する社内医務室への勤務になります。場合によっては健康指導なども行うケースがありますので、それなりのキャリアステップが必要になります。
★会社内医務室や保健室勤務メリット
・会社に勤めるので同じ福利厚生や待遇を受けることが可能になります。
・総合病院や一般病院からの転職だと仕事が容易。
・通常の看護師のように忙しくない。
・夜勤や残業がなく、もちろん日曜祝日は休み。
・ルールや決まりは特になく自由にできる傾向が強い。
★会社内医務室や保健室勤務デメリット
・一緒の仕事をする同僚や先輩はいない。
・責任感は増える。
・スキルアップするのは難しくなる。
会社内医務室や保健室勤務の看護師求人の探し方

こちらもですが、看護師求人サイトの登録が必須になります。治験関係と同じように、ナースフル、マイナビ看護師への登録がベストです。企業とつながりがある看護師求人サイトを運営している企業の方がやはり企業求人を持っています。
医療業界に特化している場合は出にくい傾向があります。
まずは、会員登録を行い求人の有無の確認。あれば面接にすぐにでも行きましょう。それぐらい求人は出にくいです。
■医療機器、薬品メーカーへの勤務の看護師求人

この求人はプチ営業を行う求人になります。基本的には社内にいることも多いですが、医療機器や薬品の販売などの仕事をサポートする求人になります。デモンストレーションなども行いますので、コミュニケーション能力が必要となります。人前で話すのがNGの方は不向きになります。
★医療機器、薬品メーカーへの勤務メリット
・土日祝日は会社なのでもちろん休みになります。
・夜勤という概念はありません。
・高給与、高年収、好条件の求人が多いです。
★医療機器、薬品メーカーへの勤務デメリット
・看護師ではなく通常の会社員のイメージが強い。
・PCスキルなども必要になり、専門職というイメージではない。
・コミュニケーション能力が重要になる。
医療機器、薬品メーカーへの勤務の求人

私が知っている限りですが、マイナビ看護師でしかこの求人を見たことがりません。非常に出にくい求人なので、リクルートが運営するナースフルに登録しておくことをお勧めします。
思い立ったらまず無料会員登録を行い、担当につくコンサルタントに希望を伝えましょう。
※当サイトでご紹介する看護師求人サイトはすべて無料でサポートしてくれます。