
結婚を機に、仕事を辞めて専業主婦になる看護師は少なくありません。昭和の時代には、「結婚したら女性は家庭に入って専業主婦になるもの」と考える人が多かったものの、近年では夫婦共働きが一般になっているため、結婚するからと言って必ずしも仕事を辞めようと考える女性は減ってきています。
しかし、看護師の仕事は、日常的に不規則な生活になるだけでなく、肉体的にも精神的にもハードでなければ勤まらないお仕事で、家庭と両立することがとても難しいものです。

そのため、結婚した看護師は今よりも働きやすい職場への転職を行うパターンと、看護師の中には、結婚をキッカケに一時的に離職し、育児が一段落してから復職しようと考えるパターンのいずれかに該当します。
結婚・出産は看護師が転職を考える大きなポイント

看護師の職場と言っても、その忙しさや肉体的・精神的な負担は職場ごとに異なり、多忙を極める大規模な総合病院で働く看護師の中には、結婚や出産をきっかけに転職する人が少なくありません。
パートナーの理解があってもハードな仕事

看護師のお仕事は、勤務時間が不規則なために、パートナーや家族の理解や協力が必要不可欠な職業ですが、パートナーの理解があっても、診療科によっては精神的なストレスや負担が大きく、両立することが困難になってしまいます。
結婚や出産をきっかけに離職する人が多いのも、そうした原因が多いわけですし、離職しなくても、少しでも両立しやすい職場へと転職する看護師はとても多いのです。
結婚後、転職を考える際のポイントについて

結婚や出産を機に転職を考える際には、いくつかのポイントを絞って仕事探しをすることが必要です。
まずは、転職後の生活を頭の中でシミュレーションして、何が必要なのかをしっかりと見極めることが大切です。
結婚後の看護師転職で多い転職条件

例えば、出産をきっかけに転職する場合には、病院に24時間体制で利用できる保育所が完備されている方が便利ですし、電車通勤ではなくマイカー通勤ができる医療機関の方が体力的な負担が軽くなるでしょう。
主に以下の条件が多いので参考にしてみてください。
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自宅から通勤30分県内
- 夜勤がない、または日勤のみ
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24時間託児所、または保育所完備
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マイカー通勤が可能
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産休がある病院
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産休実績がある病院
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子供を持つ看護師が多い病院
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有給取得実績が多い病院
(給与がそこそこ良い病院・・・)
などがあげられます。
また、そうした施設が完備されていない場合には、自分の勤務時間に合わせて誰が子供を見てくれるのかをしっかりと決めておかなければいけません。
結婚後、看護師が多く転職する勤務先

転職先は、病床を持たない病院や、個人経営のクリニックなどが人気ですが、こうした職場は離職率がとても低いため、なかなか求人が出ないという特徴があります。
そのため、転職先を探していてもまったく見つけることができなかったり、見つけても自宅からは遠くて通いにくいロケーションだったりして、満足できる転職先が見つからないことも少なくありません。
看護師の働き方は色々ある

仕事は続けたいけれど、家庭や育児とも両立したいという場合には、少し変わった働き方にはなりますが、人材派遣やパートなどの雇用形態で働くお仕事の中には、夜勤のみというお仕事もあります。
病院の中には、看護師の負担を少しでも減らすために正社員の看護師は日勤のみで、夜勤はパートや人材派遣でまかなっているという病院もあります。
自分にとって働きやすい条件の職場は存在する

結婚後も自分にとって働きやすい職場を見つければ、毎日の勤務時間が夜勤のみに固定されるので、パートナーと交代で子供を見ることができますし、育児と両立しやすくなるのではないでしょうか。
条件が良いお仕事や高給のお仕事は、なかなか求人が出なかったり、出てもすぐに埋まってしまう事が多いので、できるだけ早めに仕事探しを始めることをおすすめします。


看護師がライフスタイルの変化により結婚を期に転職することは、ごく自然なことです。
ただ、転職するための条件が厳しくなるために、看護師転職サイトがおすすめですが・・・・看護師求人サイトは全国に50社以上存在しています。良い看護師サイトもあれば、悪徳な看護師サイトもありますので、「看護師が選んだ看護師求人サイト口コミランキング」をチェックすることと、必ず3社以上の複数登録をすることが、転職成功の秘訣です。
看護師の結婚後退職してからの再就職の仕方

看護師の資格は、一度取得すればずっと有効ですから、数年間のブランクがあっても復職を希望すれば、看護師として再就職することが可能です。
資格を持っているのに看護師として仕事をしていない人は、潜在看護師と呼ばれていて、全国に65万人以上いると言われています。全国的に看護師が不足している昨今では、こうした潜在看護師が再就職しやすい環境を整えるために、各自治体や医療機関で様々な工夫が行われていて、看護師が再就職しやすい環境が整いつつあります。
再就職に看護スキル的に自信が持てない看護師も多い

潜在看護師は、看護師の資格は持っていても、数年間、看護師として働いていないために、医療や看護に関する知識も最新のものでなかったり、注射や点滴などの技術面でも鈍くなっていることが多いものです。
さらに、看護師はうっかりしたミスがそのまま医療事故につながってしまう事が多いため、再就職したい気持ちはあっても、自分に自信が持てないまま一歩踏み出すことができないという人がとても多いものです。
潜在看護師支援プログラムについて

結婚を機に仕事を辞めて、数年後に再就職しようと考えている看護師は、潜在看護師支援というプログラムをチェックしてみることをおすすめします。
病院ごとや自治体ごとにこのプログラムは多種多様ですが、数日間の研修やセミナーの中で、基本的な医療知識や看護知識をおさらいしてくれたり、技術面の練習もできるなど、再就職のための自信を取り戻すことができる素晴らしいプログラムがたくさんあります。
最近では、看護師の求人や転職をサポートする求人サイトでも、独自に研修会が開催されていたりするので、ぜひ活用してみると良いでしょう。
派遣看護師、パート(非常勤看護師)も人気!

いきなり正社員として復職するだけでなく、人材派遣として短期間だけ働いてみたり、パートとして少ない勤務時間から少しずつ現場になれるという働き方も人気があるようです。
看護師結婚時のノウハウ集
ライフスタイルの変化で転職する看護師も多く存在します。結婚に関しての転職ノウハウ集です。
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