看護師が治験コーディネター(CRC)に転職するために

治験コーディネター(CRC)に転職

治験コーディネーターとは、新薬開発を治験コーディネーターの求人は決して少なくはありません。

 

転職後も経験を積み、資格を取ってより好条件の転職先に移るというのはよくあるケースです。看護師の臨床経験を持ち、治験コーディネーターの実績もある場合は転職もしやすいでしょう

 

【目次】

1.治験コーディネター(CRC)とは

2.CRCになるために看護師が必要な資格は?

3.治験コーディネーター(CRC)主な仕事内容

4.治験コーディネーターの平均年収とは

5.治験コーディネーター(CRC)転職のメリット

6.治験コーディネーター(CRC)転職のデメリット

7.治験コーディネーター(CRC)転職の注意点

8.治験コーディネーターに転職する心構え

9.良い求人を見つけるための条件

 

このページでは看護師が治験コーディネーターに転職するために必要な情報を9つの項目に分けてすべて掲載しているページです。

 

1.治験コーディネター(CRC)とは

治験コーディネター(CRC)とは

治験コーディネーターの仕事自体はやりがいのあるものなので、ステップアップでの転職をする人が多いのです。行う製薬会社などからの依頼を受け、医師や被験者とコミュニケーションを取りながらその調整を行う仕事です。医療機関への説明や資料提供を行うと同時に、被験者に対しても不安なく治験に参加してもらえるようにサポートを行います。

 

準備段階の説明やセッティングはもちろん、治験中もスケジュール通りに進んでいるかを常にチェックし、その経過を確認するのも大切な仕事です。期間終了後は、担当の医師から結果の報告を受け、報告書をまとめて提出することになります。

 

治験コーディネーターに必要なスキルとは

必要なスキルとは

データ管理や、説明のためのプレゼンテーションスキル、各部署やスタッフ、被験者との折衝を行うためのコミュニケーションスキル、そしてもちろん薬や病気に関する医療の面での知識も必要になる仕事です。看護師からの転職者も多く、現在各地で活躍しています。

 

看護師の他には、薬剤師や臨床検査技師などからの転職もあり、医療分野でありながら社会との接点が多く広い視野で働けること、土日が休日で夜勤もないことから、人気の高まりつつある仕事でもあります。

 

人と人との間を取り持ったり、コーディネートする仕事のため、難しい点やストレスを感じる点もありますが、社会への貢献度も高く、やりがいのある仕事でもあります。

 

2.CRCになるために看護師が必要な資格は?

看護師が必要な資格

治験コーディネーター(CRC)になるためには、必ずしも資格が必要というわけではありません。現在治験コーディネーターとして働く人の多くが、看護師または薬剤師、臨床検査技師などの資格を持っていますが、特にこの資格がないと治験コーディネーターになれないというわけではありませんし、無資格で治験コーディネーターの仕事をしている人もいます

 

とはいえ、最も多いのは看護師資格を持つ人であり、これから転職するのであれば、看護師資格があることはかなり有利に働くはずです。業務を行う上でも、看護師ということで、治験者にも医師にも信頼を得られる場合もあるでしょう。

 

SMO協会の公認CRC試験はある

公認CRC試験はある

CRCに関わる資格とは、学会や各種団体が行っているCRCの認定試験もあります。中でも有名なのが、日本SMO協会が行っている公認CRCの試験です。これは受験資格として、協会の定める導入教育研修を修了していることと、2年以上の実務経験を持つことが必要になるので、治験コーディネーターになるための資格というよりは、治験コーディネーターとした働きながら、さらにステップアップするために取っておく資格ということになります。

 

実務経験が必要なので、治験コーディネーターになるためにこの資格を取得する、というわけにはいかなのです。この資格は治験コーディネーターの資質を保証するものであり、治験コーディネーターとして働くのであればぜひ取っておきたい資格でもあるのです。

 

その他にも認定CRCの資格はある

認定CRCの資格はある

認定CRCの資格を与える試験を行っているのは、日本SMO協会だけではなく、日本臨床薬理学会や、日本癌治療学会、SMOネットワーク共同組合などが主催するものもあります。更新が必要なものもあるため、一度取得したら永久に使える物でもありません。国際共同治験など、国境を越えた治験が増えてきたこともあり、国際的なCRC認定資格であるSoCRAの認定試験を受ける人も増えています。

 

こちらは、英語のみの試験になったこともあって、英語ができることが前提にはなりますが、仕事の幅を広げるという点ではぜひチェックしておきたい資格です。

 

資格だけでは治験コーディネーターは務まらない

資格だけでは治験コーディネーターは務まらない

治験コーディネーターは、医療や薬に関する知識はもちろん、患者さんや医師とのコミュニケーションを取ることも重要な仕事です。

 

そのため、勉強して資格を取れば出来るというものでもありませんし、コミュニケーションスキルだけで乗り切れるものでもありません。医療や薬についての専門知識や、病院での臨床経験を活かしながら、治験者に安心感を与える説明を行い、治験期間中は継続的なサポートを行う仕事です。

 

医療スキルによる処置を行いながら、患者さんのメンタル面のケアや、その家族のサポートなどを同時に行ってきた看護師の経験は必ず役に立つでしょう。治験コーディネーターとしての経験を積みながら、認定資格などを取得することによって、さらに信頼されるCRCとしてステップアップすることもできるのです。

 

転職後に治験コーディネーターとしてずっと働いていくつもりであれば認定資格にチャレンジしてみるとよいでしょう。

 

3.治験コーディネーター(CRC)主な仕事内容

主な仕事内容

 看護師がなる治験コーディネーター(CRC)の主な仕事内容は、治験の準備から最終報告まで、ひとつの治験を受け持って、そのスケジュールの管理などを行うことです。治験には開発した製薬会社のスタッフの他、実際に薬を使用する治験者、医師、薬剤師などさまざまな人が関わるため、各部署とコミュニケーションを取りながら進めていくことが必要になります。

 

治験や薬については、治験コーディネーターが説明する

治験コーディネーターが説明

治験を行う場合、まずは製薬会社でその薬についての勉強会などを行います。それがどのように開発をされた薬で、成分は何か、どんな効果が期待されており、懸念されている副作用とは、などの細かい点までしっかり確認していくのです。

 

ここでしっかり確認できていないと、後日治験者などから質問を受けた場合に返答できなくなってしまいます。

治験やその薬については、治験コーディネーターが説明することになるため、しっかりとした理解が求められるのです。

 

ミーティングのセッティングや資料の作成も仕事

資料の作成も仕事

その後、治験を行う病院の医師や看護師、薬剤師などとミーティングの場を持ち、治験の内容について説明を行います。この時は、製薬会社の臨床開発モニターも出席して説明を行ってくれるため、治験コーディネーターの役割は、このミーティングのセッティングや資料の作成です。

 

医療機関側の関係者が、今回の治験について正しい認識を共有することが目的になります。さらに、看護師や薬剤師など各部署の関係者にそれぞれ詳細な説明会を行ったり、そのための資料を作成するのも治験コーディネーターの役割です。

 

治験に協力してもらう被験者を探すのも仕事

被験者を探すのも仕事

実際に治験に協力してもらう被験者を探すのも治験コーディネーターの仕事です。この被験者はもちろん誰でも良いというわけではなく、必要な症例に合致していなければなりませんので、医師からその条件にあう患者さんを紹介してもらったり、病院のシステムから探し出すことになります。

 

広告などで広く被験者を探す場合もあります。カルテから、被験者となる人を探し出したり、専門的な治験に合う被験者かどうかを判断するには、医療の知識が必要であり、看護師の経験はここでは大きく役に立つのです。

 

被験者が不安なく治験に協力してもらえるようにサポートする

協力してもらえるようにサポートする

実際の治験の内容などは、担当医が患者さんに説明するため、治験コーディネーターはその場に同席して必要に応じてサポートを行います。

 

被験者が不安なく治験に協力してもらえるように、資料を作成したり、質問に答えるのもその役割です。もちろん治験の最中も、必要に応じて被験者の相談を受けたり、医師や看護師など定期的な打ち合わせを行います。

 

治験終了後の報告書作成

治験終了後の報告書作成

治験の終了後は、報告書を作成し、治験の結果について正確な報告を行います。被験者に有害な結果が確認される場合は、治験の最中であっても、臨床開発モニターへ報告し、判断を仰ぐこともあります。

 

治験終了後の報告書が規定の数に達したら業務完了となりますが、必要なデータや報告内容などは治験の内容によっても異なり、専門的な治験を行う治験コーディネーターもいます。薬の種類は多いので、治験も多岐にわたり、幅広い仕事を経験することができるのです。

 

4.治験コーディネーターの平均年収とは

平均年収とは

 看護師が治験コーディネーター(CRC)に転職する場合、気になるのはやはり給料でしょう。看護師はその勤務先にもよりますが、夜勤ありの病棟勤務などの場合は年収500万円を超えることも多く、夜勤手当があることもあってかなりの高給になることも珍しくありません。

 

それに対して、治験コーディネーターの場合は夜勤がないこともあって、夜勤ありの看護師ほどの高給は期待できません。経験を積むにつれてもちろん上がってはいきますが、転職したての給料はだいたい年収350万~400万円程度が平均的です

 

平日日勤のみのクリニック勤務の看護師と同程度だと言ってよいでしょう。そのため、勤務時間などを考えると決して低いというわけではなく、看護師としての相場から大きく外れているわけではありません。

 

勤務先企業によって年収は大きく変わる

年収は大きく変わる

勤務先によって大きく年収が異なるのも治験コーディネーターの特徴です。たとえば完全固定給のところであれば、どうしても平均程度の年収設定が多くなりますが、中には歩合に近い報酬制度を敷いているところもあります。

 

つまり、目標を設定してその達成状況に応じて給料が変動したり、給料自体は低めに設定してインセンティブが得られにしたシステムです。この場合の特徴は、とにかく頑張りが給料に反映するということです。達成できないと低めの給料になってしまいますが、達成率によっては年収600万円以上、もっと貰っている人も少なくありません。給料をモチベーションに仕事を頑張りたいという人には適したシステムではないでしょうか。

 

治験コーディネーターとして給与をアップする方法

給与をアップする方法

看護師から治験コーディネーターに転職する場合は、その転職先の給与体系はもちろん、年齢や勤務年数などによっても初任給はかなり違ってきます。

 

コーディネート業務として、各部署の折衝を行うことも多い治験コーディネーターは、コミュニケーション能力を重視することもあり、リーダー経験などがあると優遇される傾向にあります。

 

もちろん入職後に経験を積むことで年収アップはしていくのですが、やはり入職時の給料が少しでも高いに越したことはありません。初任給と昇給幅のバランスなども考え、スキルアップによる収入アップの可能性なども考慮して転職するようにしましょう。

 

初任給と昇給幅のバランスを考えておこう

初任給と昇給幅のバランス

その他、治験コーディネーターが給料アップをするための方法としては、資格を取得するという方法あります。最近はCRC認定をもつ治験コーディネーターが増えていることもあって、治験コーディネーターとして働くならぜひとっておきたい資格になりつつあります。

 

認定団体にもよりますが、CRC認定の取得には実務経験が必要なものが多いので、取得してから入職するというわけにはいかないのですが、経験をしながら取得に向けて勉強していくようにしましょう。大幅な年収アップになりませんが毎月の資格手当として1~2万円もらえるところは少なくありません。

 

5.治験コーディネーター(CRC)転職のメリット

転職のメリット

看護師がなる治験コーディネーター転職(CRC)のメリットは、何といっても看護師の資格や知識を活かしながら、別の分野にチャレンジできるということでしょう。

 

実際にひとりひとりの患者さんのケアを行う看護師という仕事はやりがいがあることは確かですが、看護師の資格を取り、看護師になったものの、一般企業で働いてみたいという人は少なくないものです。

 

企業看護師という方法もありますが、求人が少ないことや、もっと違う業務内容に興味があるという場合、一般企業での仕事でありながら、程よく看護師としての知識や経験を活かせる治験コーディネーターは非常に魅力的に感じるのではないでしょうか。

 

看護師のように直接患者さんのケアを行うわけではありませんが、新薬開発に携わることで、患者さんの回復をサポートできることは、看護師としてのやりがいにもつながります。

 

また、新薬開発には膨大な時間と人手がかかりますから、自分が治験を担当した薬が最終的に認可を受けて、流通するようになったときには、関係者の一人として達成感を感じることもできるのです。

 

看護師として土日が休みであることや、夜勤がないのがメリット

夜勤がないのがメリット

実際に働く上でのメリットとしては、やはり土日祝日が休みであるということや、夜勤がないという点があります。病棟看護師の場合は特に、土日も夜間も患者さんのケアは必要ですから、交代制での勤務が基本となりますが、治験コーディネーターの場合は平日昼間のみの勤務が基本です。

 

看護師からの転職の場合は特に、土日出勤や夜勤を経験している人が多いこともあって、その点にメリットを感じる人が多いようです。病棟勤務の看護師は夜勤手当が大きく給料も高い傾向があるため、治験コーディネーターに転職することで給料が上がったり、待遇が良くなったという声はあまり耳にすることはありませんが、それでも平日日勤のみの看護師勤務に比べると給料が高いことも多く、さらに将来的な昇給も見込めることから、給料面を不満に感じるということも少ないです。

 

看護師として働いていると難しい年末年始や夏季休暇も、世間の人たちと同じタイミングで取ることができるので、友人や家族と旅行に行くなど、プライベートが充実できるというのもメリットだと言えるでしょう。また、患者さんを抱き起したり、支えたりする看護師は、かなり肉体的にも負担のある仕事ですが、治験コーディネーターになるとそれもないので、体が楽になったと感じる人も多いようです。

 

社会人としてのステップアップにもなる

社会人としてのステップアップ

看護師としての仕事はやりがいのあるものではありますが、閉鎖的な仕事であるのも確かです。病院の体質によって考え方や働き方も大きく異なりますし、別の病院に転職するとそれまでの常識が全く通じなくて驚いたという人も少なくありません。

 

治験コーディネーターの仕事は、治験の内容によってあちこちの病院に行き、医師や看護師、薬剤師と話をするほか、製薬会社の担当者など病院関係者以外との関わりも多く、転職して「視野が広がった」と感じるも多くなります。社会人としてのステップアップという感覚で転職できるのも、治験コーディネーターに転職するメリットなのです。

 

6.治験コーディネーター(CRC)転職のデメリット

転職のデメリット

看護師がなる治験コーディネーター転職(CRC)のデメリットは、多くの人と関わりながらコーディネート業務を行うため、ストレスを感じやすいということがあります。コーディネーターという仕事は何にしても、設定された期間に合わせてスケジュール通りに物事を進め、関係者の間を上手く取り持ちながらトラブルを未然に防ぐことが必要になるため、細部に至るまでの心配りとコミュニケーション能力が必要になるものです。

 

治験コーディネーターももちろん同じことで、扱うのが被験者の健康に関わる薬であるということも気を遣う要因ですし、医師や看護師と上手くコミュニケーションを取るのも簡単ではありません。

 

その組織の一人として、病院で働いていた時のような人間関係の難しさはありませんが、独特の人間関係を持つ病院というところで、予定通りに治験が進むように医師や看護師をサポートするのは苦労も多いのです。医師の気質を掴んで対応し、看護師と上手く関わりを持つという点でも看護師の経験は非常に役に立つでしょう。看護師時代に築いた人間関係が役に立つこともあるかも知れません。

 

勤務地を選べないデメリットがある

勤務地を選べないデメリット

また、治験コーディネーターの場合、夜勤や休日出勤がない代わりに、勤務地を選ぶことが出来ないのがデメリットです。

 

案件によって担当する病院が異なり、場合によってはかなり遠方の病院まで出向かなければならないこともあります。もちろん治験期間中だけのことではありますが、その場合は残業がなくても通勤時間が長くなり、結局拘束時間が伸びてしまうことはあるでしょう。場合によっては出張してその地域での治験を行うケースもあります。

 

その場合はもちろん交通費は支給されますが、残業になるわけではないので割に合わないと思うかもしれません。また、夜勤がないということは、当然夜勤手当もつかないということです。そのため、病棟勤務の看護師から転職すると、手取りが下がってしまうことも多いでしょう。

 

収入の面では、夜勤のある病棟看護師のほうが勝っているところが多いので、収入アップを目的に転職するのは難しいといえます。

 

「患者さん第一」の意識で臨むと抵抗を感じる場合もある

抵抗を感じる場合もある

新薬開発に携わることで、患者さんの回復をサポートするという点では、看護師と同じようなやりがいを感じることができる治験コーディネーターですが、実際には患者さんのためというよりも治験のデータ収集を目的とするところが大きく、中には病状が悪化することがわかっていて治験を行わなければならないこともあります。

 

もちろんその旨はしっかり説明してから治験を行うので問題はないのですが、「患者さん第一」の看護師の意識で臨むと抵抗を感じることもあるでしょう。治験によるデータ数など、ノルマに近いものを科せられるケースもあり、それが負担に感じるという人も少なくありません。目標達成のやりがいがある反面、それがストレスになることもあるのです。

 

各部署や患者さん、さらに依頼元との兼ね合いがある仕事ですから、なにかとストレスの多い仕事だというのは確かでしょう。

 

7.治験コーディネーター(CRC)転職の注意点

転職の注意点

看護師が治験コーディネーター(CRC)に転職する場合の注意点としては、転職先によって勤務内容がかなり異なるため、確認が必須であるということです。

 

たとえば、治験コーディネーターは勤務先によって給料もかなり違いがあります。こなした件数分だけ歩合に近い形で報酬があるところもあれば、完全に固定のところもあるなど、金額だけでなく、支払いの計算方法も違っているのです。

 

歩合に近いところであれば、自分の頑張りに応じて給料がアップしますから、それをモチベーションに頑張りたいというのであれば、そういったところを選ぶとよいでしょう。

 

歩合か固定給か勤務先は選ぼう

歩合か固定給か勤務先は選ぼう

逆に、ノルマでなくても歩合であることが負担に感じるという人は、固定給の勤務先を選んで、コツコツ仕事を行う方が適しています。もちろんその両方を取りいれたところもあるので、自分にとってどのタイプが働きやすいかを考えておくとよいでしょう。

 

給料だけでなく、治験コーディネーターのネックとなりやすい出張や遠方での勤務も、勤務先によって頻度が違います。家庭との両立を考えて、比較的出張の少ない勤務先を希望する人は多く、そういったところはどうしても競争率が高くなるのが現状です。

 

看護師としての実務的なスキルは低下する

看護師としての実務的なスキルは低下

治験コーディネーターは、その仕事の内容から看護師とは違った人間関係のストレスを感じやすい仕事です。いろいろな立場の人の間に立ってコーディネート業務を行うことから、板挟みになることも少なくありません。そうならないように、トラブルの根は早めに摘み取ったり、スムーズに治験が進むようにコミュニケーションを取ることも大切ですが、その点はそれまでの看護師業務で培ったことが役に立つ点も多いでしょう。

 

また、看護師の資格が活かせると言っても看護的な仕事をするわけではないので、実務的なスキルが落ちる可能性があります。長く治験コーディネーターとして働いた後に、急性期病棟に転職してバリバリ働くのは難しいという人もいるので、その点も意識しておきましょう。

 

8.治験コーディネーターに転職する心構え

転職する心構え

治験コーディネーター(CRC)に転職する場合の心構えとしては、まず医療機関ではなく一般企業への転職だということを意識することです。現在は全国的に病院の看護師不足が顕著で、看護師転職は売り手市場の状態です。そのため、看護師が転職しようと思った場合、かなりの高確率で採用されることになります。

 

そんなこともあって、看護師の中には転職を気軽に考えている人もいて、不採用になると心が折れてしまうこともあります

 

しかし、治験コーディネーターは看護師ではありませんし、医師や看護師、患者さん、製薬会社など、あちこちと折衝しながら治験を進めていく仕事です。医療知識はもちろん、コミュニケーション能力やマネージメント力、社会常識なども必要であり、企業によってはかなり厳しく選考する場合もあります。企業ごとに求める人物像は異なるので、一度不採用になっても諦めずに転職活動を続けることも大切です。

 

「看護師はすぐに辞める」と思われている!?面接には注意しよう!

看護師はすぐに辞める

看護師から看護師の転職が比較的容易にできるだけに、看護師は同じ職場で働き続けることに一般の人ほど執着しない傾向があります。

 

現在は就職難で仕事を辞めると次の仕事を探すのが大変、という認識が世間にはありますが、それは看護師には当てはまらないのです。そのため、一般企業に治験コーディネーターとして転職した場合も、「看護師はすぐに辞める」と思われているのも事実です。

 

実際、看護師から治験コーディネーターに転職しても、戻ろうと思えばすぐに看護師として再就職は可能ですし、スキルのことを考えても、治験コーディネーターから看護師に戻るのであれば早めに戻ったほうがよいのかもしれません。実際には辞めることなく活躍している看護師出身の治験コーディネーターも多いのですが、他業種からの転職に比べて離職率が高いことから、そのような認識になってしまっているようです。

 

面接時にも、それを警戒する質問をされる可能性は十分にあるので、しっかしとした返答を考えておくようにしましょう。採用されて入職してからも、ストレスが多い仕事だけに、転職を考えてしまうこともあるかも知れませんが、治験を終えて薬が商品化した時の達成感は大きなものがありますので、一つの目標を設定して頑張ってみるように心がけてみましょう。

 

パソコンの操作に慣れておく必要はある

パソコンの操作に慣れておく

治験コーディネーターの仕事は、看護師業務とはかなり違いがあります。直接患者さんのケアを行わない一方で、製薬会社の担当者や医師、看護師、患者さんなど幅広い人たちと折衝しなければならなりませんし、事務的な作業も多くなります。

 

最近はデータ管理や資料作成の多くをパソコンで行うため、エクセルやパワーポイントなどは日常的に使うことになります。よほどコンピューターに抵抗があるというのでなければ、入職後にでも覚えられる程度ですが、できれば事前にある程度パソコンに慣れておいたほうが、面接時にはアピールになるでしょう。企業によっては、パソコンスキルがないと採用も難しくなります。

 

9.良い求人を見つけるための条件

良い求人を見つけるための条件

看護師が良い治験コーディネーター(CRC)求人を見つけるための条件としては、やはり看護師求人サイトを活用することが必要です。看護師求人サイトとは、看護師の転職サポートに特化した求人サイトのこと。登録制を取っているところが多く、登録することで一般には公開されていない非公開求人をチェックできるほか、担当コンサルタントが個別に転職サポートをしてくれます。

 

希望の条件を登録することで、その条件にあった転職先を探してくれたり、看護師転職のプロフェッショナルとして、これまでの看護師経験からどんな職場に転職すればよいかをアドバイスしてもらうことも出来るのです。治験コーディネーターに転職する場合、看護師とはかなり仕事内容も勤務形態も違ってきますから、求人票だけで「良い求人」を判断することは難しくなります。

 

治験コーディネーターへの転職をいくつも手掛けているコンサルタントであれば、そのメリットもデメリットもよく把握している上、いろいろな職場を見ているので、適切なアドバイスをもらえるでしょう。

 

看護師求人サイトの登録について

看護師求人サイトの登録

看護師求人サイトへの登録は、まずネットで簡易登録を行った後に、担当コンサルタントから連絡があり、詳細な希望条件などを伝えることになります。そのため、簡易登録の際に治験コーディネーターへの転職に強い担当コンサルタントにお願いしたいという希望を書いておくことで、その実績のあるコンサルタントがついてくれる可能性は高いでしょう。

 

通常の看護師転職ではなく、特定の業界への転職だけに、その業界に強いコンサルタントについてもらうとかなり心強くなります。ほとんどの看護師求人サイトには、希望を記入できる欄があるので、遠慮なく書き込むとよいでしょう。もちろんそれ以外のことでも、気になることがあれば書いておくと、登録後にしっかりサポートしてもらえます。

 

登録や紹介、相談などをどれだけ行っても転職者側には費用は発生しないので、安心して活用していくようにしましょう。ただし、登録時の自分のスキルや経歴は正直に伝えることも大切です。入職後にトラブルにならないように、曖昧にしておくのはやめましょう。

 

治験コーディネーターの情報収集はしっかり行おう!

情報収集はしっかり行おう

看護師にとって治験コーディネーターは、それまでの仕事とはかなり違う仕事へのチャレンジです。それだけに、出来るだけその仕事内容や必要なスキル、日々の業務などについて調べてから転職することをおすすめします。治験コーディネーターと言っても、会社によってかなり違いはありますし、得意分野も違います。給料が固定かある程度歩合の要素があるかなど、待遇面での違いのほか、出張の頻度や、地域的なところもあります。

 

すべてにおいて条件に合う求人は難しいでしょうが、自分にとって何が大切かということを考え、優先順位をつけて転職活動をすることは大切です。実際に治験コーディネーターとして働く人から話を聞くことができれば参考にし、身近にいなければ担当コンサルタントに相談しながら転職活動をすすめたほうがよいでしょう。

 

→ 看護師の治験コーディネーターCRC求人が多い転職サイト

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治験コーディネーター(CRC)へ転職する看護師求人をさがすために、看護師転職サイトがおすすめですが・・・・看護師求人サイトは全国に50社以上存在しています。良い看護師サイトもあれば、悪徳な看護師サイトもありますので、「看護師が選んだ看護師求人サイト口コミランキング」をチェックすることと、必ず3社以上の複数登録をすることが、転職成功の秘訣です。

 

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