
転職がうまくいく看護師は共通して、自分の意思がしっかりしており前職も円満に退職できるように配慮をして転職を行っています。
どのような理由で転職するにしても「転職先でどうしたいのか」という自分の意志がしっかり立っていれば転職後に上手く立ち回ることができます。それに、円満に退職出来るよう事前から配慮しておくことで、心おきなく次のステップに進める準備が整うのです。
このページではあなたの転職活動がよりスムーズにいくためにおさえておくべきポイントを説明していきます。
そもそも看護師の「駄目な転職理由」って何?

転職は、なぜ自分が希望先の職場に移動したいのか、そこで何を達成したいのか、自分はそこで何ができるのか、ということをはっきりさせておくことが大切です。
ここでは3つのNGな転職理由を例に挙げながらどのように考えれば転職が上手くいくかを考えていきます。
1つ目のNG例:人間関係がうまくいかないケース

陰湿ないじめにあっている、自分だけではどうしようもないパワハラやセクハラがあるという場合には、職場を変えることで仕事環境が改善する可能性は高いです。
しかし、単に自分が周りに合わせようともしないで周りのせいと考えているだけであれば、転職先でもうまくいかない可能性が高いです。
人間関係の問題はすぐに解決することはありませんが、まずは自分で最大限環境を改善するために適切な相手に相談するなど努力して「それでもダメなら」という最後の手段で用いることが大切です。
2つ目のNG例:「今よりは給料が良さそう!」というケース

今の職場よりも給料が高い職場に転職したいというのは、誰でも考えることです。しかし、安易に給料の良し悪しで判断してしまうと、夜勤がとんでもなく多かったり、仕事量が倍になるなどの不具合が出てくる可能性があります。
また、求人広告を眺めただけで判断してしまうと、実際にもらえる金額と仕事の量が釣り合っているのかがわからないこともあります。看護師のサービス残業は当たり前と考えているところもあり、この場合には働いているのに給料が支払われないというブラックな職場に転職してしまったことになります。ブラックな職場で個人的に訴えを起こすのは、かなりエネルギーが必要です。場合によっては目をつけられて職場に居づらくなってしまうこともあるので、注意しましょう。
3つ目のNG例:周りに流されているケース

これは周りの行動に流されて、なんとなく仕事を変える場合です。なんとなく仕事を変えるというのは、全く自分の目的がない状態です。他の人にとっては良い行動でも、自分にとっては不要な行動もありますので、特に「自分は流されやすい」と思う人は注意して下さい。
以上の3つの失敗例から考えると、共通点はなんとなく職場を変えたほうが良さそうという曖昧な理由で変えてしまっているのが失敗の理由ということがわかります。
円満に退職するためにおさえておくべきポイント

看護師はいつも人材が足りていない状態です。病院はたくさんありますし、基本的に多忙なことが多いので向き不向きがあり、長く定着してくれる可能性は高くありません。
そのため、転職したくても引き止められるというケースがよくあります。やはり病院側としては経験があり病院のルールを知っている人を失いたくないという気持ちが強いでしょう。もしも今の職場に不満があり、転職を考えているのであればとにかく早めに行動することをおすすめします。
急な退職の申し出はトラブルの元

一人の従業員が辞めてしまうと、色々とやらなければならないことが出てきます。それは新しい人への引き継ぎであったり、人材が足りていない場合だと新たに採用しなくてはなりません。忙しい病院であればこういったことに時間をあまりかけることができないのでそれにより看護師を引き止めようとします。
しかし、あなたが早めに行動することによって引き継ぎや新しい人材を確保する余裕が生まれます。
急に無理な理由で退職をしたりすると病院側も都合が悪く、色々な手続きをする時間がないのでトラブルの原因となってしまいます。
退職の意を決めたのであれば即行動を!

なかなか辞めたいと相談することは大変ですが、ずるずると何も言えないままでいると辞める時期が遅くなってしまいせっかくの転職が失敗に終わってしまう可能性もあります。
なので、転職を考えた時にはまず求人サイトなど看護師転職を斡旋してくれるような所に相談に行き、いち早く行動にうつしていきましょう。
引き継ぎは丁寧に行うこと

病院やクリニックにとって看護師が1人辞めるということは、その看護師がずっと担当していた1つのポジションに穴があくということなので、その穴を代わりの人がすぐに埋められるということはあり得ません。
そこで重要なのがしっかりと後任の看護師に引き継ぎをしてから職場を去るという手順を踏むことなのです。引き継ぎ時にはとにかく後任の人が確実にその業務内容を理解して、手順や方法などをしっかりと覚えてくれることを目的にして何事も丁寧に教えていくことが求められます。
主に引き継ぎ内容としては担当部門や役職における業務と、患者対応のための情報共有の2つがあげられます。
- 1.担当部門や役職に応じた事務仕事の引き継ぎについて
こちらはとにかく説明しやすく、相手も分かりやすいようにあらかじめ担当分野のマニュアルや業務のポイントなどをまとめたメモを作成、用意しておくと安心感もあって良い方法であるといえます。
メモやマニュアルには自分が普段当たり前に行っていることなども含めて1~10まで全ての流れをとにかく細かく具体的に書いておくようにすることで後任に限られた時間の中で効率よく伝え漏れがないように引き継ぐことができます。
- 2.患者対応の引き継ぎについて
こちらは病棟などで自分が担当していて密に関わってきた患者さんがいる場合、その患者さんへの後任看護師の紹介や担当交代の挨拶といったやりとりを丁寧に進めることが必要です。そのために時間を見つけて後任者と一緒に患者さん一人ひとりに会いに行ったり、場合によっては患者さんの家族の方にもきちんと話をしておかなければなりません。
患者さんにとって担当看護師との信頼関係はとても大きなものなので、後任看護師が今後スムーズに患者さんとの関係を築くためにも欠かせないことであるといえます。
よって事前に患者さんの情報として性格や体調面での注意点、配慮すべき内容や趣味、好みなどの情報も詳しく共有しておくことが望ましいです。こちらもメモなどにまとめて整理しておくと確認しやすいです。以上の点を踏まえて転職準備と並行して後任への対応も丁寧に行うことで円満に退職ができ次の環境へと動きやすくなるといえます。


せっかく転職をするのなら、円満退職して新たな場所で新鮮な気持ちで次を迎えたいですよね。そのためには、まず自分の軸をしっかりと持つことが大切です。
しかし、そのように自分のことばかりに囚われることなく、残ったメンバーも気持ちよく仕事ができるように充分配慮していくようにしましょう。
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