
ペーパーナースと呼ばれている看護師が存在しますが、それは一体どのような看護師のことを一般的に言うのでしょうか。
ペーパードライバーという言葉が世間的に浸透していますが、要するにそれと大体同じような意味を持つとされています。
運転免許をいくら保持しているからといっても、実際に自動車にほとんど乗る機会がないのであれば、それはただの証書としての免許を持っているだけであり、そういった意味でペーパードライバーと揶揄されているのです。ペーパーナースというのは一般的には看護師の国家資格を保有しながら、何らかの理由で看護師の仕事に長年就いていない人達のことを指しているのです。そのようなペーパー看護師であったとしても、元看護師ということには変わりがありませんので、いざ転職活動をしようと思えばそれなりの病院やクリニックで働けることがほとんどです。
しかし、いくら転職が容易だとは言っても臨床からしばらく離れていたのは事実ですから、ブランクなしの看護師の転職とはまた違った注意点があることを心得ておかなければなりません。
ペーパーナースが10年以上ブランクがある時の注意点

そして一口にペーパー看護師といっても、ブランクの程度は実に様々です。とあるペーパー看護師は一年程度のブランク期間、即ち空白期間しかないと言いますし、またとあるペーパー看護師は実に10年以上の空白期間があると言います。
一般的に一年程度職場から遠ざかっていた程度では、雇う側としてもそれ程マイナスに捉えたり不安に思ったりすることも少ないと考えられるでしょう。なのでペーパー看護師の側としても、比較的安心して応募することが出来るというわけです。しかし流石に10年以上の空白期間のあるペーパー看護師の場合、果たして本当に復帰出来るのだろうかと不安になってしまうものなのです。
復帰できる可能性は高いが・・・

今は看護師の人材が不足している世の中ですので、一般的には10年程度の空白期間があったとしても復帰出来る可能性は高いものです。しかしもちろん病院やクリニックによっては、あまりにも長いブランク期間のある人を雇うことを不安に思う場合もあります。
何故なら空白期間があまりにも長いと、基礎的な仕事内容まで忘れてしまっている可能性があるからです。基本的に看護師の仕事にミスがあってはいけませんので、病院側としてはミスを犯してしまうリスクのある人を採用するのを躊躇してしまいがちになるのです。
要はやる気の問題!

しかしだからといって本人に一日でも早く空白期間を取り戻すとのやる気さえあれば、例えどれだけ空白の期間が空いていようとも通常は問題にはなりません。
なのでその場合は面接の場でしっかりとその意欲を伝えていくことが大切です。
ペーパーナースにオススメの職場とは

ペーパーナースにオススメの転職先は、やはり医療行為の少ない現場です。それではどのようにすれば、念願の医療行為が少ないと言える職場に転職することが出来るのでしょうか。
まずはあまり重大な病気や怪我の診療等を扱っていない病院やクリニック等を調べて転職活動をするという方法があります。もちろん看護師ですので医療上の行為を全くしなくても良いというのは難しいものですが、事前にそのような病院やクリニックがないか少しでも調べて転職活動をすることで、医療上の行為をすることを少なくすることが出来るものです。
医療行為が多くてもベテラン看護師が多ければ安心!

それから医療上の行為が多い職場であったとしても、ベテランの現役看護師が多数在籍しているような職場であれば、比較的安心して働くことが出来ると言えるでしょう。
何故ならそのような職場ではベテラン看護師がペーパーナースをしっかり支えてくれることが多いからです。しっかりと下調べをして、念願の転職成功を果たしましょう。
ペーパーナースの復職後の注意点

いざ復職先が決まったペーパーナースには、復帰後の注意点についても知っておく必要があります。何よりも注意をしなくてはならないのは、「知ったかぶりをしない」事です。先輩看護師が丁寧に教えてくれようとしているというのに、わかりますとか、知っていますと言ってほとんど教えてもらっていなければミスをしてしまう事になります。
自分が持っている知識は時代遅れの可能性も

自分では出来ると思っていたことでも、自分が勉強をしていた時とはやり方が変わっている可能性もあるからです。
そのような状況で自分の地域が正しいと思い込んで仕事をしてしまうのは良くないでしょう。
年下の看護師にも積極的に教えてもらいましょう

そして、ペーパー看護師は、わからない事があった場合には、早めに聞くようにしておかなくてはなりません。
年齢的に年下の先輩看護師に聞くのは恥ずかしいとか、こんなことも知らないのかと言われてしまうのが嫌で聞かないというのは良くないでしょう。
分からないことを後回しにしない

復帰後すぐにわからない事は聞くようにしておかなければ、時間が経てばたつほど聞きづらくなってしまいます。そして時間が経つほどに、なぜもっと早くきかなかったのかと思われてしまう事になるでしょう。
わからない事があった時には、その際にうやむやにするのではなく、すぐに聞く癖をつけるようにしておけば、問題を後回しにしなくてもすむようになります。
まとめ

自分がペーパーナースであるという事を恥ずかしがる必要はありません。逆に知ったかぶりをする人の方が恥ずかしい思いをすることになりますので、わからない事はわからないというようにしておけば、仕事がしやすくなります。
ペーパー看護師は、自分がペーパー看護師であることを認める必要があります。それを素直に認めていくことによって、周囲も協力をしてくれるようになるでしょう。


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