看護師が脳神経外科で働くメリットとデメリット

看護師が脳神経外科で働く

脳神経外科で働いていたなんていうと、「頭いいんだね」「難しいから私には無理」なんておっしゃる方、思っている方が多くいます。一昔前までは、実習で脳神経外科に行かない限り学ぶ機会がなかった脳神経外科の分野ですが、現在は、カリキュラムの改正により、今の4年目以下あたりの職員は脳神経についても学んでから入職してきていることでしょう。

 

脳神経外科で働いたことのある人は「働いていて1番楽しい診療科」という人が多いのですが、果たしてそれは本当なのでしょうか。脳神経外科で働く上でのメリット、デメリットをご紹介していきます。

 

神経外科で働くことメリット4つ

神経外科で働くことメリット

脳神経外科が働いていて1番楽しい、やりがいのある診療科だという人の多くは、おそらくここに書いてあるメリットがその理由でしょう。

 

それでは、どのようなことがメリットとなっているのか見ていきます。

 

 

1.人体の構造と機能に強くなる

人体の構造と機能に強くなる

脳は心臓と同じくらい、もしくはそれ以上に生命の中枢が集まっている器官です。脳が損傷する全身の機能に影響が出るほど、身体と脳は密接な関係にあります。脳神経外科で働いていると、ダメージを受けた脳の部分によって患者さんそれぞれへ対する対応の仕方が大きく変わります。

 

そのため、脳神経外科では、脳の仕組みや身体の仕組みについて学ばざるを得ない機会が多くなるため、人間の身体の構造、機能についての知識が他の診療科にいるよりも身につきます。ここが、もしかしたら「脳外科出身の人は頭がいい」というように結びつく理由なのかもしれません。

 

2.血を見る機会が少ない

血を見る機会が少ない

基本的に脳の中でいろいろなことが起こっています。もし手術を行ったとしても手術創は小さかったり、血管があまり通っていないところのことが多いため、他の手術創のように沢山出血してくるなんていうのを見ることはあまりありません。

 

そのため、血液が苦手という人も働きやすいのではないでしょうか。ただし、採血や、動脈ラインなどはあるため、完全に血液を見ないということは難しいかと思いますが他の診療科のように、輸血まで検討するほどの大量出血を見る機会はあまりないでしょう。

 

3.他の診療科でも使える知識を得られる

他の診療科でも使える知識を得られる

最近では、罹患率が全体的にみてかなり上位を占める脳神経疾患。そのため、脳神経系の疾患を有している人は、かなり多いのではないでしょうか。そんな人たちが脳神経外科だけでなく、他の診療科や、老人保健施設、回復期病棟などにいることは多々あります。

 

また、これだけ罹患率が高い疾患だけに、どの診療科に行っても関わる機会は意外と多いものです。脳神経系の疾患は急性期を見ていれば見ているほど対応がスムーズにいくものです。

 

そのため、脳神経外科で急性期を見ている看護師は他の診療科でもかなり重宝されます。また、脳神経外科では、生命の中枢という難しい部分であるため、処置もいろいろなことを行います。そのため、様々な処置の知識や技術を身に着けることができるため、他の診療科へ勤めても割とすぐに順応してしまう職員が多いということが特徴的です。

 

4.患者さんの回復過程を見られる

患者さんの回復過程を見られる

脳神経外科では、頭の手術をして、はじめは寝たきりで話もできなかったという人が、徐々に起き上がり、食事をとり、会話をし、元気に帰っていく。または、回復期病棟に転科し、すさまじい回復を遂げ、元気な姿を見せに来るということがよくあります。そのため、最初の方しか会っていないと、元気になって顔を見せに来てくれても「あの人誰だっけ?」と思ってしまうことがあります。

 

このように、他の診療科のように平行線をたどりながら徐々に回復していくのと違い、凄まじい回復過程を見られることが脳神経外科の特徴でしょう。また、その人が食事ができるか、早くからしゃべれるようになるかなどは全て、急性期での看護の質にもかかっています。学んできたことをダイレクトに試すことができ、自分の看護次第で凄まじい回復過程を見ることができるのも脳神経外科で働くやりがいの1つとなります。

 

脳神経外科で働くデメリット4つ

脳神経外科で働くデメリット

それでは、逆に、脳神経外科で働くうえで、どのようなデメリットが存在するでしょうか。

 

このデメリットを乗り越えられるか否かで、脳神経外科で長く働けるか、すぐにギブアップしてしまうかが決まってくるかと思います。

 

1.看護師の力仕事が多い

看護師の力仕事が多い

脳神経外科は、四肢の麻痺がある人が多い診療科であるため、車いすの移乗も一苦労ではあります。特に、脳神経外科の疾患にかかる人は、他にも糖尿病などの生活習慣病を持っているだけあって、体重もかなりの重量がある方が多いです。ただでさえ、麻痺があるため、移乗などが難しいのに、重量もあるため、一緒になって転倒してしまうこともあります。

 

そのため、移乗や体位交換など、女性1人の力では難しいという人が多いです。脳神経外科に男性スタッフや若い女性のスタッフが多いという理由のここにあるのでしょう。

 

2.かなりの勉強量が必要

かなりの勉強量が必要

脳神経は身体の中枢の器官を扱っているだけあって、それなりの勉強は必要となります。看護師という職業は一生勉強といわれるだけあって、他の診療科でも勉強は必要となりますが、脳神経外科では格別なのではないでしょうか。特に、脳という器官はまだまだ研究が不十分な分野であり、全体の15~30%ほどしか解明されていない分野となっています。

 

そのため、新しい常識がどんどん出てくるため、今まで常識であったことがすぐに非常識となってしまう分野となります。「脳外科出身者が頭がいい」と言われる所以にはこのように、それなりに学びを深めているということも理由となるのではないでしょうか。

 

3.点滴など主治医からの指示が細かい

点滴など主治医からの指示が細かい

脳という身体の中枢、薬の量や、点滴の速度1つとっても命に直結しかねません。そのため、医師からの指示がかなり細かいのが脳神経外科の特徴的だと言えます。特に手術後は10分単位で指示が入っていることもあるため、特に夜勤業務ではかなり忙しい分野となります。

 

そういったことから、神経をすり減らしての看護となるため、精神的に弱くなってしまう看護師も少なくありません。

 

4.患者さんとのコミュニケーションが困難

患者さんとのコミュニケーションが困難

脳神経外科に入院する患者は少なくとも3分の1は失語など、言語に対して障害を持っています。看護師としても、患者さんが何を言っているのか、何を言いたいのか正確に把握できずもどかしいい気持ちにもなります。そしてなによりも、脳神経系の障害によって言語障害となった患者さんのほうがコミュニケーションが取れないことに対していら立っており、中には看護師に対して八つ当たりをしてくる人も少なくはありません。

 

他にも、脳神経外科特有の脳血管性認知症の患者さんは、脳血管から来ている認知症であるため、易怒的な人や、感情失禁が激しい人が多くいます。また、脳の損傷部位によっては、理性を失っているため、感情のみで言葉を発したり、行動に出てしまう人も多くいます。経験を積めば、なんなく対処できるのですが、特に、脳神経外科に配属されたばかりの人や新人であると、こういったことに対し、精神的なダメージを受けてしまう方が多くいます。こういったことも、看護師がストレスとなることも少なくなくこれをきっかけに退職するという方もいます。

 

まとめ

まとめ

このように、脳神経外科には様々なメリットデメリットが存在します。

 

デメリットに関しては精神的につらいものが多いですが、結果的に脳神経外科で働く人のほとんどが1番楽しく、やりがいのある診療科と答えるほど、魅力のある診療科となるのは間違いありません。外科系に就職を希望されている看護師の方は、ぜひ候補に入れてみてはいかがでしょうか。

 

次へ
ポイント

看護師求人サイトは全国に50社以上存在しています。良い看護師サイトもあれば、悪徳な看護師サイトもありますので、「看護師が選んだ看護師求人サイト口コミランキング」をチェックすることと、必ず3社以上の複数登録をすることが、転職成功の秘訣です。

 

1位・看護のお仕事

看護のお仕事

地方にも都心部にも強く、また医療専門で行っている求人サイト!

みんなの口コミ

2位・マイナビ看護師

マイナビ看護師

転職のプロ!マイナビグループが運営!スピードを求める方はココ!!

みんなの口コミ

3位・ナースフル

ナースフル口コミ

転職といえばリクルート!やっぱりナースフルが一番!?

みんなの口コミ


看護師転職サイト口コミランキング
LINE看護師パンダスタンプ

■看護師求人サイト転職口コミ「看護師パンダ」コンテンツ

看護師求人サイト転職口コミ集、「看護師パンダ」にお越しいただいてありがとうございます。看護師転職の役に立つ情報を日々更新しています。

看護師転職サイト徹底比較ランキング
看護師求人サイト一覧
看護師転職人気病院
看護師のキャリアアップ資格
看護師転職体験談
看護師求人条件で探す
年代別看護師転職
看護師パンダ