
子育てがひと段落したり、家計の事情などから、復職を考える潜在看護師は大勢います。潜在看護師としてのブランクが短い場合は、比較的スムーズに復職することができますが、ブランクが長い場合は「復職活動」と一概に言っても、具体的にどういった行動を起こし何に注意していくべきなのか分からない人も多いのではないでしょか。
ここではそのような潜在看護師に向けて、病院探しから、面接のポイント、内定決定後にとるべき行動について説明していきます。
復職先の病院を探す時のポイント

潜在看護師が復職先の病院を探す方法は3つあります。
一つは求人情報誌、二つ目はハローワークなどの人材紹介所を通してそして三つ目はインターネットでの転職サイトを利用するという方法があります。
どの媒体を利用するしろ自分の目的を明確にしておくこと

転職や復職を探す時にはどの方法を用いて探してもいいのですが、病院を探すポイントとしては自分の条件を明確にしておくことが大切です。
まず始めに、どうして転職をしようと思ったかということをよく考えます。面接のときには、どうして転職、復職をしようと思ったかということは個人的なことなので、あまり尋ねられることはありません。
しかし、自分の中でその理由を明確にしておくと、おのずと次の職場に求める条件というのが分かってくるのです。
具体的に自分が働いている様子をイメージして

例えば、仕事がきついのに、給料が低いという場合。病院を振り返ってみると、仕事がきつい理由には、その病院の看護体制が10対1、7対1看護などありますが、それが15対1などというときもありますね。
病院の看護体制を見てみると、看護師に一人にかかる負担はどの程度のものかということが想像することができます。
勤務形態事前に詳しくチェックしておく

病院によって勤務形態は異なりますので、復職してみたい病院が見つかったら残業がどの程度あるのか、またその残業に対してきちんと賃金が払われるかということもしっかり確認しておくようにしましょう。
また、年間の休日数や有給をどの程度消化できるのかということも重要なポイントです。
スキルアップを支援してくれる病院も視野に入れる

スキルアップを考えているという場合は認定、専門看護師の支援制度を持つ病院を探すことがポイントです。
今後スキルアップを目指すのならば、在籍したまま教育を受けてなることが出来るのかということや、その経済的支援制度もあるのかどうかを確認しておくと安心です。
潜在看護師の病院面接のポイント

潜在看護師が復職する時の面接で聞かれるのは「ブランクがあるけれども大丈夫か」ということです。現代はどこの病院も人手不足なので、質問する側も人柄と能力さえ良ければ雇いたい一心です。
しかし、看護師にブランクがある場合は、採用側としてもその看護師が仕事の責任を果たせるのかということを不安に感じるのが普通です。
看護師のブランク年数によって扱いが変わる

3年未満のブランクからの転職であれば、それほど問題ありません。現在の看護知識との食い違いも少なく、技術面でも衰えていない可能性が低いからです。3年以上になるとやや不安、10年以上になるとほとんど新卒や未経験者と同じ扱いになります。
その場合は、新人のつもりで新たに学び直す姿勢を伝えることができれば、面接官に好印象を与えることができます。
ブランクを補う努力の姿勢を面接でアピールする

ブランクからの転職面接で気をつけたいのは、いかに面接官を安心させるかということです。
もちろん、自分の能力に嘘をついて安心させるというのではいけません。具体的にブランクを埋めるための努力として何をしているのか、ということを伝えることが大切です。過去の教科書や実習ノートを復習しているだけだと技術力に不安が残るので、できれば各都道府県のナースセンターや自治体、病院が主催している復職支援セミナーや研修に参加しておくことをオススメします。
こうしておけば、ブランクに対して聞かれた時に「研修やセミナーで感覚を取り戻しています」と自信を持って伝えることができます。
行動が伴っていないと信用されない

逆に何も対策をしていないと「ブランクがあるけれども頑張りたい」というあいまいな表現になってしまいます。頑張りたいといっても、相手が気にしているのはブランクにおける知識や技術力の衰えですから、採用されにくくなってしまう可能性があります。
病院を選んだ理由を明確に伝える

面接では、なぜたくさんの職場がある中でこの職場を選んだのかも明確に伝えられるようにしておきましょう。例えば子育て支援の制度が整っている、自分がどうしてもやりたい仕事がここでしかできない、などです。
ここでしかできない、という強い思いを込められる理由があると、かなり強いアピールができます。
内定が決まったらやること

無事に内定が決まったら、看護師としてスムーズに現場復帰できる準備を進めていうようにしましょう。
たとえ面接時にブランクがあることを伝えていたとしても、少しでも働くまでに現代の医療に触れておくようにした方が安心できます。ブランクがあっても大丈夫だろうと軽く考えるのではなく、現代の医療はどこまで進歩しているのかを知っておきたいものです。
時間に余裕があれば無料の復職支援センターに参加しよう

看護師の復職支援研修は、誰でも受講することが出来る物になっていますので、一週間程度で学んでいくことが出来ます。
内定が決まった病院でも研修が行われるのであればそこで受けてもいいですし、そういった制度を設けていない病院なのであれば、自分で探して受けるようにしておくといいでしょう。
慣れで仕事をしないよう肝に銘じておく

看護師として働く時に怖いのが、慣れがあります。慣れている仕事だからと油断をしていることからミスにつながることもあります。
自分が今までしてきた仕事だとしても、一つ一つの仕事を確実にこなせるようにしていかなくてはなりません。
まとめ

潜在看護師の復職のポイントは、いかにスムーズに復職できるかということです。そのためにはまず、自分の看護師としての力量を正確に見極め、復職後はどのよな働き方をしたいのか具体的にイメージしておくことが大切です。
潜在看護師の方は家庭のことなどで忙し人がほとんどだと思いますが、復職後は出来るだけ早く即戦力になれるよう研修等にも積極的に参加しておきたいものです。


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