手術室看護師の仕事内容は?未経験者は心構えが必要です

手術室看護師の仕事内容

看護師の中でも「手術室」と聞くと、苦手意識を持ってしまう人が多くいます。

 

最近ではテレビドラマなどで医師に扮した俳優さんが手術されているシーンもよく見られるよ

うになりましたが、手術室で活躍する看護師の姿はあまり見られません。

 

そのため、何となく苦手意識を持ってしまう原因の一つが実際の現場を想像できないからではないからではないでしょうか。「手術室に関わったのは看護学生時代の実習で見学して以来…」という看護師の方でも、ここに書いてある記事を読んで、手術室に興味を持っていただければと思います。

 

年間手術件数が5000件以上の手術室の実態

年間手術件数が5000件以上

手術室では朝から晩まで一日中手術が行われています。

 

500床以上ある総合病院であれば、年間5000件を越す手術が実施されているところもあります。そうなると、単純計算で年間の手術数は5000件となり月平均は400件以上、1日平均は14件以上です。

 

手術の種類としては、眼科系の小物手術から心臓外科、脳外科手術までありとあらゆる手術をしています。手術ルームは各科別にあり、多いところだと10ルーム以上あります。

 

また、整形外科や肝胆膵外科などの特殊な手術を行う場合は、人工関節手術用のクリーンルーム(バイオルーム)や移植専用の部屋が設置されているケースがあります。

 

総合病院の手術室は二交代制が多い

総合病院の手術室

年間5000件以上の手術件数をこなす病院であると、2交替制のところが多いです。さらに早番・遅番・待機がある場合もあり、各病院の勤務体制を確認する必要があります。

 

救急指定病院や第三次救急医療を併せ持つ病院は緊急手術件数も多く、24時間体制で急患を受け入れ手術をしています。また、移植チーム担当になると時間関係なく呼ばれる場合もあります。

 

手術着で感染予防を徹底します

手術着で感染予防を徹底します

手術室看護師は帽子を深くかぶりマスクで顔を覆い作業員のような制服(手術着)を着て仕事をしています。手術着の色は目に優しいとされるグリーンや薄いブルーが多く見られます。小児科専門病院は、子供が親しみやすい柄付きの手術着を着用しているようです。

 

靴はディスポ製(使い捨て)のシューカバーをして汚染されたらすぐに交換できるようになっています。

 

手術時はゴーグル、ディスポ製の滅菌ガウン・滅菌手袋をして臨みます。これらにはもちろん理由があります。一番の理由が血液・体液などの感染か

ら自分を守るためです。知らず知らずの返り血による血液感染は問題視されており、特にゴーグルをすることは大事です。滅菌手袋は二重にはめてピンホール(手袋にごく小さい穴が開く)による術野の汚染を防ぎます。さらに長時間の手術になるときは時間ごとに手袋をはめ直します。

 

手術室看護師の一日の流れ

手術室看護師の一日の流れ

始業が8:30開始でも、オペ出しが9:00の時や大きな手術を担当する時は準備が間に合うよう、少し早めに出勤をします。

 

いわゆる直接介助看護師(直介)は手術で使用する滅菌器械類の準備をします。最近の傾向として、手術で使用する消毒・コンプレッセン・針糸・ガーゼなどルーチンで使用する器材がまとまって梱包された“キット”を使用する病院もあり、準備時間の短縮と緊急手術に迅速に対応できるようになりました。間接介助看護師(外回り)は各手術ルームの必要物品の準備をします。

 

緊急手術以外は日勤の時間内で対応

緊急手術以外は日勤の時間内で対応

病院によっては、麻酔医とともに麻酔薬の準備、臨床工学技士とともに電気器機類の始動確認・準備をする場合もあります。1件の手術に立ち会う看護師の人数は局所麻酔の小規模手術であれば、1人~2人。

 

全身麻酔の大きな手術だと2人~3人で立ち会います。日勤帯で終わるように予定手術を組み込んでいますが、緊急手術が入ったりすると夜間に延長することになるため遅番や夜勤、待機のスタッフに引き継ぎます。

 

手術以外にも大事な仕事があります

手術以外にも大事な仕事

手術が落ち着いている時、手が空いたスタッフから術前・術後訪問に行きます。訪問すると(病棟)看護師さんに言えなかった…」「先生(医師)は忙しそうだからなかなか聞けなくて…」と、心情を話してくれたり、麻酔や手術に対する質問をされたりします。

 

手術室にいると病棟とは違ってなかなか患者様と関わりを持てないため、このような訪問は手術室看護師にとってなくてはならない大事な仕事の1つです。

 

また、各科の滅菌物の滅菌期限を確認したり、医師からの手術に対する助言が全スタッフに共有するよう伝達したり、医療機器・器材メーカーさんとのやりとりなども手術室看護師の仕事です。

 

手術室で働くために必要な心構え3つ

手術室で働くために必要な心構え

最近ではどの病院でも、プリセプターシップ制度があり手術室経験がなくても安心して働いてもらえるようになっていますが、そうは言ってもやはり手術室の仕事は非常に特殊です。

 

そのため、ここでは手術室で働くために必要な心構えを3つご紹介させていただきます。

 

1.気合いを入れて手術器具を暗記すること

気合いを入れて手術器具を暗記

手術室看護師は、とにかく手術に必要な鉗子・器械類、器機の名前を覚えなければなりません。大きい手術になればなるほど使用する鉗子・器械も増えます。

 

大変に思うかもしれませんが、鉗子にもそれぞれ用途があり関連付けながら覚えると自然と頭に入ってくると思います。

 

2.果敢に経験を積み手術の進行具合をいち早く把握すること

果敢に経験を積み手術の進行具合

初めは緊張もありますので医師に言われた鉗子や器械を渡すのに必死ですが経験を積んでいくと手術の進行具合がわかり、次は何が必要かわかるようになります。医師に無言で手を出されても対応できるわけです。(医師によってはわざと無言で手を出してきて、私たち看護師の出来をチェックしている人もいます。)

 

手術の進行具合がわかるのは本当に大切です。手術時間の短縮にもつながり、手術・麻酔による患者様への侵襲も最小限に抑えられます。

 

3.予め急変対応をマスターしておくこと

予め急変対応をマスター

急変に備えた対応が求められます。手術中は何が起こるかわかりません。

 

執刀医や麻酔科医の指示に迅速に対応できることが必要です。普段から救急薬の位置や効能を把握しておくこと、術野に必要な鉗子や器械の確認をしておくことです。円滑に手術が進行するよう努めなければなりません。

 

まとめ

まとめ

堅苦しい話ばかりになってしまいましたが、手術室で働いていてよかったなぁと思えることもたくさんあります。まずは、医師をはじめ医療スタッフのみなさんと連携して手術を進めていくため、手術終了後はみんなで達成感を共有できることです。

 

また、救急指定病院や第三次救急医療を併せ持つ病院では様々な急患が来ます。難しい手術や珍しい疾患にも対応することで看護師として大きく成長することもできます。一般病棟の看護師の仕事内容とは何から何まで違いますが、新境地を切り開いていきたいと考えている看護師の方には、ぜひともオススメさせていただきたい転職先です。

 

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