
結婚を機に潜在看護師となった人が復職を考えるタイミングは大きく分けて2つあります。1つが「結婚生活が慣れてきたタイミング」であり、もう1つが「子育てが一段落ついたタイミング」です。
このような、環境の変化が一段落ついたタイミングは、非常に復職に適しているのですが、一方で、それぞれのタイミングにおいて復職注意点があることを念頭に置いておきましょう。
結婚生活に慣れてきたタイミングでの復職ポイント

看護師の復職時期のタイミングとして、結婚生活に慣れてきた時期はひとつの区切りになります。
結婚は、看護師が退職する理由の第2位にあがっています。結婚を機に現場を離れるのは、勤務時間の不規則さが大きな理由です。
病棟勤務では夜勤は当たり前なので、昼夜逆転生活を強いられます。するとパートナーとの生活時間帯が合わず、一緒に過ごす時間を確保することが難しくなります。休みも不規則で、休みが取れてもパートナーと一致しない、などの問題も出てきます。
結婚生活に慣れてきた看護師は、パートナーと仲良く暮らしていくためにも、結婚後に起こりうる変化に備えるためにも、以下のようなポイントをおさえ、復職をはたしていきましょう。
定時の時間に帰れる職場を選び、夫婦の時間を大切に

看護師の職場は、病院や介護施設以外にも、企業や教育機関の医務室で働いたり、健康管理センターでも日勤だけの仕事が見つかります。
これらの職場は、基本的には残業が発生しないので、定時に帰って夫婦の時間を大切に過ごすことも可能です。
あまりにもヘトヘトになってしまう勤務スタイルだと、寂しい夫婦生活になってしまう可能性もあります。仕事のことでイライラして相手にあたってしまったりなどの危険性もあるので、生活を中心に考えて仕事を選んだほうが良いでしょう。
妊娠・出産を希望する場合は子育て支援制度の病院を選ぶ

出産予定がある看護師の場合には、事前に子育て支援制度のある病院を選ぶという方法もあります。育休や産休などを申請すれば、スムーズに働くことができます。
看護師として少しでもブランクができてしまうと不安なものですが、3年未満であれば現役時代と遜色なく動けることがほとんどです。
まずはパートナーとよく話し合って、仕事に対する理解を得ることから始めましょう。自分が働きたい理由を明確に話すことが大切です。
子育てが落ち着いたタイミングでの復職ポイント

目を離すことができない子供がいると激務の看護師として働いていくことが難しいものですが、ある程度落ち着いて付きっきりでなくても一人である程度のことができるようになってきたら復職時期として丁度いいといえます。
まだ落ち着いていない段階だと働くことができたとしても、急に子供の体調が悪くなってしまったということがあった時に、仕事に穴を開けなければなりません。
職場としても働く本人としても、それは落ち着かないものとなってしまいますので、看護師として復職をするのであれば、まずは子育てが一段落した時期というのが適しています。
復職時期を先延ばしし過ぎない

復職時期をあまり先延ばしにしすぎてしまうとブランクが空いてしまい、採用する側よりも働く側が不安に思ってしまうものですが、そこまでブランクがあいていなければ比較的復帰もしやすいものです。
現役の頃の勘をこれ以上鈍らせることを避けるためにも、あまり復職時期を先延ばししないようにしましょう。
2人目の子供が欲しい場合は無理に復職時期を早めない

復職時期は先延ばししない方が良いのですが、すぐに2人目の子供が欲しいと考えている場合は、無理に復職時期を早めず、慎重に検討するようにしましょう。
なぜなら、場合によっては復職してほとんど時間もたっていない時に、長期間休まなくてはならなくなるかもしれないからです。
職場に迷惑をかけたくないという思いから妊娠中に無理をして働き続けることによって、さらに早産の危険性を高めてもいけませんので、働くことによって無理をしてしまいそうと思うのであれば、復職時期は2人目を出産して落ち着いてからにしたほうが良さそうです。
復帰後すぐにバリバリ働くのは避ける

久しぶりに職場に復帰をして働いていた時と同じように、いきなりバリバリと働くことになるというのはかなり負担の大きいものとなってしまいますから、ブランクがある人にも丁寧に研修をしてくれるといった場所を選ぶと働きやすくなります。
看護師として経験があればわかることでしょうが、非常に大変な仕事ですからいくら経験があるといっても久しぶりにいきなり最前線に立たされてしまうとなると、心身ともに負担は大きいものとなってしまうので復職を考えているのであれば仕事を始めてから最初が楽な職場を選ぶようにして、徐々に現場に慣れていくことができるような職場を選ぶことができればブランクがあってももんだなく復帰をすることができます。
まとめ

結婚後の看護師の場合は、夫婦の時間を大切にすると共に、妊娠・出産を視野に入れることが復職のポイントです。
一方、子育てが落ち着いた看護師の場合は、すぐに2人目が欲しいというわけでなければ、復職時期を先延ばしにせず、また無理なく働ける職場を選びましょう。
看護師は、自分の生活スタイルに合わせて職場を選ぶことができます。そのメリットを最大限に活かしつつ、自分が置かれている状況を踏まえ、復職を成功させていきましょう。


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