
私は、何回か転職を経験しており、初めは何も考えずに転職していましたが、この私にも思う事が多々あり、転職する度に、条件が増えて行ったように思います。
今は専業主婦をしている為「今度就職するなら」という視点で、お話ししていきたいと思います。
今まで私は小さい子供がいる為、パート業務を選んでいました。今後も子供優先となるので、働くならパートになると思います。ですので、パートに絞った形で、私の絶対外せない条件をお話したいと思います。
1.パート先の病院に託児所があること

やはり、子育てママが一番気にする所は、託児所があるかないかではないでしょうか。
私にとってもここは大きなポイントでありました。
育児休暇明けも子供の預け先がない

世間は、待機児童の問題もあり、育児休暇明けの子供の預け先がなく、無認可保育園に入れざる追えない場合もあります。
ここに入れた人の話を聞くと、無認可保育園に入れた日には、パートで稼いだお金がそのまま保育料となってしまう位高くつき、何のために働いているのか分からなくなってしまう…と、聞きました。
小さければ小さいだけ手がかかり、保育料も高くなるので、出来れば市や区で運営している保育園に入る事が望ましい形です。
託児所があると休日出勤ができる

私の住んでいる所では、待機児童もほぼほぼなく、子供は市の保育園にすぐ入れました。
ですので、転職時はすでに保育園に入園していました。そんな私がなぜ託児所の有無を気にしているのかと言うと、託児所があると、休日出勤が出来るのです。
休日出勤は、休日手当がつく病院もある為、初めのチェックと確認が必要です。また「休日出勤が出来ます」と、面接時に言うと、結構喜ばれて、受かる可能性が高いです。
病院によってはお昼代のみの所もある

私は、土日祝日が休日扱いの病院だったので、土日のどちらかは出勤しますといい、祝日も時々出勤していました。
保育園の代金も払って、託児所の分も払うとなると高いと思われがちですが、単発料金なので、思ったより払える金額でした。(8時半から18時まで1200円。
お昼・おやつ付き)病院によっては、託児料金が無料で、お昼代のみの病院もありました。
平日の休みを自分の時間に使える

託児所は、自分が勤務している日しか預かってもらえません。しかし、市の保育園では、仕事の有無に関わらず、月~土まで見てくれるので、平日休みは束の間の自分の時間として使えるのです。
これは、育児をしているママなら、喉から手が出るくらい羨ましい時間だと思います。
この時間を確保する事で、かなりリフレッシュ出来ます。時には、貯まった家事を一気に片付けたり、時には、お友達とランチをしてみたり、子供抜きで動ける時間はお金には変えられません。
休日出勤の代休に子供と遊べる

私が一番楽しみにしていたのは、休日出勤の代休を平日に取り、子供の保育園をお休みさせてしまうのですが、子供とデートに行く事です。保育園側は、親が休みの時は、なるべく家庭保育をお願いしますという姿勢なので、気兼ねなくお休みをしていました。
平日の高速道路やテーマパークは空いており、私にも子供にもいい環境で、いい時間でした。保育園と託児所をうまく利用することで、自分にも子供にも心に余裕が出来て、楽しい生活が送れていたと思います。
ですので、私にとって託児所の有無は、大事にしたいポイントになります。
病院によっては、パートは託児所を利用できないという、何とも差別的に感じてしまうような条件の所もあるようなので、託児所が必要なパートさんは、必ず確認した方が良いと思います。
2.パート先の病院に電子カルテがあること

私が最初に就職した病院が紙カルテでした。私は字が下手で、先輩看護師にも何を書いているか分からないと指導を受けたほどでした。
うまく書こうとすると、時間は過ぎ、いつも帰りが遅くなってしまうという感じでした。自分のメモノートも書いてはいるのですが、後から読み返すと「?」が多く、結局データを調べるという二度手間も多くあったと思います。
そんなこんなで、記録が苦痛で苦痛で仕方がありませんでした。
紙カルテでミスなく勧めるのは大変

人の事を言う資格はないのですが、先生の字も斬新で、英語なのかドイツ語なのか日本語なのか分かりづらい先生が多かったです。
看護師や薬剤師は、これを見て点滴や内服薬を準備する事になるので、良く間違えなかったなぁと今更ながら思います。誉めたたえてもいいくらいのレベルでした。
初めは、先生の癖の字を覚えることから始まり、薬剤の単位の間違えを防ぐために、一個一個調べた時もありました。その位時間をかけ、ミスなく進めて行く日常はとても大変でした。しかし当時はそれが普通と思っていました。
電子カルテはストレスフリー

一身上の都合によりその病院を退職し、転職した先が電子カルテで、とても驚きました。何と言っても、私にとって「書かなくていい」と言う大きなストレスから解放されたのです。
私は、たまたま高校もパソコン関係の科を専攻していたり、看護学校でも情報処理の時間があった為、文字を打つのに抵抗はなく、比較的短時間で覚える事が出来ました。
文字を解読する時間が短縮された

先生からのオーダーもパソコンですし、見やすく、印刷がかかるので、そこで確認できるシステムにとても感動しました。
私にはとても合っていると感じましたし、時間の手間が省ける事が多く、これからの時代は、電子カルテだなと思わせてくれた病院でした。
パソコンに不慣れな方にとって電子カルテは辛い

次の転職で、綺麗な病院だった為、入職するまでずっと電子カルテだと思っていたら、まさかの紙カルテだった事がありました。
その背景には、年配の理事長と院長が、パソコンを使えないからといった理由でした。確かにパソコンの文章を打つだけで、文字を探す事自体に凄く時間がかかってしまったり、目はショボショボしてしまい、疲れが倍になってしまいます。
電子カルテは年配の方にとっては酷

実際子供が小児病院に受診しに行き、電子カルテを睨むようにパソコンを一生懸命打っている年配の先生がいたのですが、一本の指で打っていたり、文章を間違って打っていたり、話半分で、全体的にとても時間がかかる先生がいました。
そうすると待ち時間も長くなり、悪循環に陥っていました。年配の方には酷な事なのかもしれません。
紙カルテだと悪循環になる

紙カルテに戻った時私は、とてもショックと共に、とても使い勝手が悪い環境にイライラしてしまいました。私が担当している患者様のカルテを違う人が見ていたら、自分は見る事が出来ないですし、記録したいのに書けません。
先生が見ていると、なかなか声をかけれなくて時間だけがどんどん過ぎてしまうと言った事もあり、かなりの不便さを覚えました。このような経験から、電子カルテの有無が条件の一つに加わりました。
3.生活するための最低限の時給があること

やはり、何と言っても時給は○○円以上という、自分なりのボーダーラインを越えた時給でないと、この病院・このクリニックで働こう!とはなりません。
地域格差があるかもしれませんが、私が住んでいる所が田舎で、ベースは1300円となっています。私的には凄く低く感じます。しかし、大きめな一般病院ではこれが普通です。
常勤と同じ仕事をしているのに給料は低い

仕事内容的には、看護師の補助という形で、大きな責任を持つ仕事は任せませんと言うのが、パートの仕事と聞いていました。
しかしそんな事はなく、看護師の補助と共に、普通に常勤の仕事をやらされていました。マルチに動くパートの仕事を考えると、もう少し高くてもいいのでは…と、心の声が飛び出しそうになります。
時給200円の差で忙しさは段違い

クリニックや小さい病院では、1500円以上の病院も多々ありました。しかし、残業は当たり前で、常勤の看護師と同じ仕事量で同じ責任を背おう事が多く、パートという事を忘れてしまう位の多忙さでした。
これが200円の差かと思うと、どちらがいいのか、良く分からなくなってしまいます。
時給の金額が休みの取りやすさに比例

大きい病院では、子供の病気等での急な休みに対応してくれますが、クリニックや小さい病院では、代理の看護師を立てるように自分で連絡して対応するように言われてしまう事もあります。
急用で休むのに、そのような時間はなく、とても大変だった記憶があります。ですので、時給の金額が仕事量や休みの取りやすさに比例しているのかもしれません。
4.パート先の病院が自宅から近いこと

これは、子供の保育園の送り迎えの時間をなるべく少ない時間で行いたいという私の気持ちがあるからです。朝はぐずりますし、私も用意でバタバタなので、自宅から20分以内の病院がいいと切に思います。
また、ここ最近災害が多いため、災害時のお迎えを考えた時に最悪歩いてでも迎えに行ける範囲となるとここは譲れない所かもしれません。
職場が自宅から近い方が安心

私は、実家・義理の実家が遠く、子供の事で、お願いをする事が出来ず、夫も遠い職場の為、私まで遠くの職場にしてしまうと、こういった事に対応が出来ないのです。
自宅から近いと、休日出勤時は自転車をこいで行ったり、時には徒歩で行く事もあり、日ごろの運動不足解消を試みれます。もちろん雪の日の出勤も可能です。忘れものも直ぐに取りに行けました。
近くて嫌だった事は、一つだけありました。「今日はお休みでお家にいるんだね」と同僚から連絡が来た事があった事です。
後から思えば、特に大した事ではありませんでしたが、その時は監視されているみたいで少し嫌でした。
まとめ

私の条件は、多いかもしれません。毎回自分に合った所はなかなか見つかりません。正直転職サイトでこれを言うと、まず「う~ん」と言われてしまいます。
辞めた所を紹介された事もありました。多少の妥協は必要かもしれません。
しかし、妥協しすぎると、その病院は続かないので、注意が必要だと思います。看護師の仕事の中でも常に求められているとは思いますが、優先順位を考えて条件を絞って行かないと、先へは進めないと思いました。
転職時は条件の優先順位が大切

私も今現在復職を考えていますが、転職を繰り返して失敗した事も多く、辞めてからやっぱり辞めなければ良かったと、後悔をした事もありました。
ですので、転職時は外せない条件を絞り出し、何を優先にするのかを決めてから、転職サイト等を活用しながら、職場選びをした方が良かったなと感じました。
私も次こそは、長く続けられる職場を見つけたいと思います。これを読んだ方も働きやすい職場が見つかりますよう、願っております。


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