
テレビドラマなどの影響で、離島診療所で働く看護師について興味を持った人も多いのではないでしょうか。
日本には数多くの離島が存在し、そこの診療所で働く看護師・医師は、離島で暮らす人々に寄りそい、健康を守る努めがあります。
ここでは、離島診療所ならではの看護師の役割や、求人の見つけ方について解説していきます。普段の環境とは少し離れて離島で暮らしてみたいと考える看護師の方はぜひご参照ください。
1.離島診療所ならではの看護師の役割について

離島診療所で働く看護師の仕事は一般的な看護師業務とそれほど大きな違いはありません。
しかし、離島診療所には最新の医療機器などを備えているところはほとんどないので、診療所で治療できない病気などは初期治療のみを行って後は本土にて治療を受けてもらうのが基本です。
といっても本土で治療を受けるとなれば患者さんや家族には相当な経済的負担がかかってしまうので、診療所にも最新機器の導入が進められるなど改善されてきてはいます。
手術は局部麻酔のものに限られる

離島診療所では、最低限の医療設備しかないといったことから手術は局部麻酔のものに限られ、大きな手術は患者さんを他の施設に移動してもらって行うといった特徴があります。
その際には、他施設と連携をとるのも看護師の重要な役割です。
ゆっくりと話を聞くことが大切な仕事となる

離島診療所では、日々の診療は、1日に10名程度であり、一人一人にかけられる時間は都会勤務では考えられないほどあるので、ゆっくりと話を聞くことが大切な仕事になってきます。
病気のことだけではなく家族の話しなど日常的な会話が多くなることも特徴で、高齢の患者さんなどには話をするために毎日訪れる人もいるので、とにかく耳を傾けることは重要になってきます。
看護師には幅広い知識と対応力が求められる

離島診療所は、一つの島に診療所が1か所しかないというところがほとんどで、そこに医師と看護師が一人ずつという体制がほとんどです。
看護師は何もかもを自分でしなければならないことから、すべてにおける幅広い知識と対応力が求められます。訪れる患者さんも、細分化されている都会の病院とは違って子供から高齢者まで実に幅広く、すべての人に対応していかなければならないという特徴があります。
専門的なスキルよりも全般的なスキルが必要
離島で働くには、既に一定の看護師スキルを持っていることや、専門的なスキルよりも全般的なスキルを持っていることが望まれるといえるでしょう。
また、島民の皆さんとご近所さんのような関係になることから、コミュニケーション能力を備えていることはとても大切なことです。
2.離島診療所で働く看護師になるには?

離島診療所に勤務する看護師になるには、自分で探すよりもインターネットの看護師転職サイトに登録して探してもらうのがおすすめです。
離島と一口に言っても、島の雰囲
気や生活スタイル、居住条件、働く期間、また、看護師として診療所で求められることなどにはさまざまな違いがあります。
自分の希望する条件にぴったり合ったところを探すには、自分で探すのでは効率はあまり良いとは言えないでしょう。
転職サイトの担当者に自分の希望を伝えておけば、もっとも希望にマッチした離島診療所を紹介してもらえます。
看護師転職サイト「ナースパワー」で希望の離島を見つけよう!

看護師転職サイトは多数存在していますが、離島診療所の看護師転職求人を見つける際は「ナースパワー」を利用するようにしましょう。
むしろ、ナースパワー以外で、離島の看護師求人を見つけるのは困難だと言っても、過言ではありません。ナースパワーでは、離島に勤務するナースは「離島応援ナース」と称し、短期間で働ける離島の看護師求人に関する特集も組まれています。
転職サイトの担当者から離島の情報を得ておこう
離島で働く看護師を希望している人の中には、都会の病院での慌ただしい日々の業務に大きなストレスを感じ、癒しを求めている人もたくさんいます。
しかし、実際に離島で生活しながら働くのは、想像できないような現実もあるものです。事情に詳しい転職サイトの担当者から多くの情報を得ておくのは非常に有益だといえるでしょう。
常にどこかしらの診療所で看護師を募集している
島々にある診療所では、さまざまな理由から慢性的な人手不足の状態にあるので、常にどこかしらの診療所で看護師を募集しているといって良いでしょう。希望さえすれば、看護師はほとんどの場合が診療所や島に住む人々から大いに歓迎される存在といえるのです。
→ナースパワー人材センターの公式サイトはこちら
3.離島診療所で働く看護師の嬉しいメリット

離島診療所で看護師が働く嬉しいメリットは、雄大な自然環境と、雇用条件にあります。
アクティビティ好きの看護師であれば、プライベートが思いっきり満喫できる上に、都会よりも恵まれた待遇の中で働くことができるため、まさに「一石二鳥」だと言えます。
雄大な自然に囲まれプライベートも満喫できる!

最大のメリットは、雄大な自然と温かな人々に囲まれた中でゆったりと働けることが大きいといえるでしょう。
場所によっては、勤務時間以外にスキューバダイビングやヨット、サーフィンなどを楽しむなど充実したプライベートを満喫することができます。
都会での勤務は時間に追われてストレスを溜めることが多くなりがちですが、ここでは癒しの時間を過ごせます。
都会の病院よりも雇用条件がいい

離島の場合、都会以上に深刻な看護師不足という実態から、雇用条件がいいことも特徴です。
勤務期間が半年程度など短期である場合が多くありますが、その分、家具や家電が揃った生活スペースが提供されたり、引越し費用を負担してもらえたりするので身軽に移動できるはずです。
また、地元の人や他のスタッフからおおいに歓迎される存在なので、人間関係のトラブルが少ないといえます。期間も短気なので、仕事をきっちりとこなしていれば楽しい離島生活が送れることでしょう。
4.離島診療所で働くデメリットは?

給料が良く充実したプライベートを楽しめるといったメリットのある離島診療所勤務の看護師ですが、人によっては少なからずデメリットもあります。
離島診療所は、都会の病院とは全く環境が異なるため、都会に慣れ親しみすぎた看護師にとっては、かえってストレスの方が大きいかもしれません。
不便が多い生活環境がストレスになることも・・・

これまで働いていたところを離れて、慣れない環境で生活していくことがストレスになることが考えられます。
離島ともなればコンビニが1軒もなく、バスも走っていないようなところも珍しくないなど、生活するにはかなり不便を強いられることも多いでしょう。
看護師は自分一人で最初は寂しく感じるという人も多く、ホームシックにかかるなど精神的に辛くなることも考えられます。
仕事はスキルアップはできない上に雑務が多い

離島診療所での勤務では先端医療に携わることはほとんどないので、看護師としてのスキルアップは難しいのが現状です。
しかし、通常の看護師業務の他にこなさまければならないことは数多く、調剤から、物品の発注、診療所内の清掃など、あらゆることを自分で行わなければなりません。
それにも関わらず、勤務年数には加えられも経歴としては評価されにくいことがデメリットといえるでしょう。
まとめ

離島診療所で働くことになった看護師は、業務内容も生活スタイルも全く異なる環境の中で働くことになります。
そのため、人によっては嬉しすぎるメリットばかりかもしれませんが、人によっては非常にストレスフルかもしれません。
転職を検討する際は、仕事内容だけではなく、生活環境も大きく変わることを念頭に置いておくようにしましょう。


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