透析室で働く看護師のスキルアップ資格4選!取得方法も解説

透析室で働く看護師のスキルアップ

透析室での看護は、全身管理から皮膚ケアまで幅広い分野に対応していかなければなりません。そのため、ここで働く看護師は勉強もかなり大変ではありますが、それは裏を返せばスキルアップのしがいがある職場だと言うこともできます。

 

このページでは透析室の看護師が実地で使える技術を学べるスキルアップ資格4選をまとめていますので、透析室で働く看護師はぜひ参考にしてみてください。

 

1.透析技術認定士の資格

透析技術認定士の資格

透析技術認定士とは、血液透析に関して、専門的な知識やスキルを有する、透析業務においてのスペシャリストです。肝臓は本来の機能を果たすことができなくなると、体内の老廃物や水分を排出することが出来なくなります。

 

これを肝不全といいますが、ここで必要になるのが人工透析です。人工透析は、透析技術認定士の資格を取得していなくても行うことは可能ですが、この透析技術認定士の資格をもつことで専門性の高い業務にも携わることが出来ます。

 

透析技術認定士資格取得!看護師への3つのポイント」も合わせて確認してみてください。

 

透析技術認定士の主な役割

透析技術認定士の主な役割

主な役割は、人工心肺・血液浄化吸収療法・手術室・ICU・心臓カテーテル検査室などの業務において、医師の指示に基づいて透析装置の操作、保守点検をおこないます。

 

ドライウエイトコントロールの適切な指導

透析患者のドライウエイトコントロールに関して、適切な指導をおこなうこともできます。透析技術認定士の資格を持つことで、病院のみならず医療機器メーカーにおいても需要が高まるでしょう。

 

2年以上の透析看護経験があれば取得可

2年以上の透析看護経験があれば取得可

透析技術認定士になるためには、透析療法報道専門委員会が実施している認定講習会を受講・修了したうえで認定試験に合格する必要があります。

 

そして、この認定講習会を受講するためには、看護師なら透析看護経験が2年以上、准看護師(高卒)なら透析看護経験3年以上、准看護師(中卒)なら透析看護経験4年以上の実務経験が必要になります。

 

バイトは実務経験に含まれない

この実務経験にはアルバイトなどを含むことができません。難易度は高いのですがやりがいにつながる資格です。

 

2.日本下肢救済・足病学会認定士の資格

日本下肢救済・足病学会認定士

日本下肢救済・足病学会認定士とは、様々な下肢病変によって歩行が困難、または不可能になった患者の歩行が可能になるようにサポートする下肢ケアのエキスパートです。

 

透析室の看護師が日本下肢救済・足病学会認定士の資格を取得するメリットに関してですが、下肢ケアの専門的な知識を身につけることができるという点です。

 

 

透析患者に多い下肢トラブルに対応

透析患者に多い下肢トラブルに対応

下肢の創傷や解剖に対する専門知識を学ぶことができますので、フットケアが必要な患者が多い透析室においては特に活かすことが出来るでしょう。

 

また、下肢が不自由になるのは怪我のみならず、糖尿病などの病気の合併症もあります。つまり、下肢ケアの範囲は広いので様々な科で需要があり、他科、他職種との連携の場面においても活躍することが可能です。

4年以上の下肢病変予防・治療・創傷管理に関する実務経験が必要

4年以上の下肢病変予防・治療・創傷管理に関する実務経験が必要

日本下肢救済・足病学会認定士になるためには、日本下肢救済・足病学会の正会員である必要があります。さらに、4年以上の下肢病変予防・治療、創傷管理に従事する実務経験が必要となります。そして、日本下肢救済・足病学会が開催する教育セミナーを2回以上受講する必要があります。

 

筆記・口頭の試験が課されることもある

これらの条件をクリアすることで、日本下肢救済・足病学会認定士の認定審査を受けることが出来ます。原則試験はないのですが、場合によっては筆記、口頭の試験が課されることもあります。

3.日本褥瘡学会認定士の資格

日本褥瘡学会認定士の資格

日本褥瘡学会認定師とは、日本褥瘡学会によって認定される資格で、褥瘡の予防に関する適切な知識・技術を持つ看護師です。

 

「褥瘡」は「じょくそう」と読み、床ずれのことです。高齢の方や寝たきりの状態の患者は長時間同じ体位でいることが多いことから血流が悪くなり、尾てい骨、肘やかかとなどの皮膚が赤くなってしまい、皮が剥けてただれてしまう症状が床ズレです。

 

皮膚が弱い透析患者の褥瘡悪化を防ぐ

皮膚が弱い透析患者の褥瘡悪化を防ぐ

そもそも血流が悪く皮膚トラブルが起きやすい透析患者は、早期対応がなされなければ皮膚組織が壊死してしまうこともあります。そういった事態を防ぐには、日本褥瘡学会認定士の資格が役立つのです。

 

また、日本褥瘡学会認定師は床ずれの予防のみならず褥瘡医療の向上、床ずれの患者の精神的ケアなどもおこなうことを求められており、将来的にさらに医療現場では需要の高まる資格といえます。

 

4年以上褥瘡予防に従事している必要がある

4年以上褥瘡予防に従事している必要がある

日本褥瘡学会認定師の認定審査を受けるためには、看護師などの免許を取得してから4年以上、連続して日本褥瘡学会の正会員であり、さらに4年以上床ずれの予防に従事しており、その記録を有していることが必要です。 そして、日本褥瘡学会地方会主催の教育セミナーもしくは、日本褥瘡学会在宅医療委員会主催の在宅褥瘡セミナーいずれかの受講証明書を有していることも条件の1つです。

 

資格は5年ごとに更新

これらの条件を満たし、認定褥瘡委員会の審査に通れば、筆記もしくは口頭試験があり、合格した場合、登録料を支払い認定されます。5年ごとに更新があり、審査書類の提出などを行います。

 

4.日本糖尿病療養指導士の資格

日本糖尿病療養指導士

日本糖尿病療養指導士とは、糖尿病と療養指導全般において高度でかつ幅広い専門知識を身に付けており、医師の指導を受け熟達した糖尿病療養指導を患者に対して提供できる医療従事者です。

 

つまり、糖尿病患者への生活指導として自己管理を患者に指導する、指導者のエキスパートとしての知識・スキルを持っているものを認定するものといえます。

 

基礎疾患に糖尿病を抱えていることが多い透析患者に関わる透析室看護師にとっては、実地で非常に役立つ資格です。

もっと詳細は「日本糖尿病療養指導士(CDEJ)の資格」も合わせて確認してください。

日本糖尿病療養指導士の取得条件は複雑

日本糖尿病療養指導士の取得条件は複雑

日本糖尿病療養指導士の取得条件は以下の通りです。他の資格と比較すると、取得条件が複雑ではありますが、それだけに高い価値がある資格でもあります。

 

  • 看護師の資格を有し、その上で日本糖尿病学会専門医、または日本糖尿病学会の一員である
  • 常勤として糖尿病の診療と療養指導を行っている医師の指導の下で働いている
  • 常に外来で糖尿病患者の診療がに行われており、糖尿病の指導教育や患者教育が日常的に行われている医療施設で、過去10年のうちに継続して2年以上勤務している
  • 上記の2年の間、糖尿病患者への療養指導が通算1,000時間以上ある

 

これらの条件に加え、10例以上の糖尿病療養指導の自験例があり、日本糖尿病療養指導士認定機構により開催される講習会に参加し受講修了証を取得後、試験に合格する必要があります。

 

資格手当が発生することもある

日本糖尿病療養指導士の資格を持つことで、資格手当が発生することもあり、給料に3,000円から5,000円程度の資格手当も期待することができるでしょう。

 

まとめ

まとめ

透析室でスキルアップできる技術は、透析装置に関することだけではありません。フットケアや褥瘡などの皮膚トラブルや、糖尿病管理を含めた全身管理に関する看護技術を深めることもできるのです。

 

ある意味、他の科よりもスキルアップできる範囲が広いため、あれもこれもと手を広げすぎることなく、自分がどの分野に対し強化していきたいのか焦点を定め、選択していくようにしましょう。

 

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