現役看護師が抱える係仕事のストレスについて・・・転職もあり?

現役看護師が抱える係仕事のストレス

看護師の仕事はとにかく心身ともにハードな仕事です。

 

とにかくストレスを抱える場面は多いのですが、中でもルーティーンの仕事とは違って、特別に任される「係業務」にストレスを感じている人が多いようです。

 

ここでは、「わたしもこのストレスに悩まされている!」と思わず共感してしまう係業務のストレスについて触れていきます。

 

1.看護師の係業務の種類

看護師の係業務の種類

看護師として勤務して仕事にも慣れ、数年が経ってくると、だんだんと係業務を任されるようになってきます。看護師の場合は、シフト管理を看護主任が行なったり、環境整備などを看護部長が行なったりと、キャリアが増す毎に責任のある仕事を任されます。

このように役職がつけば、通常の看護業務にプラスαで業務が増えていくのは当然に予想できると思いますが、中には役職がなくても係業務という特殊な仕事を任されることがあります。

 

多くの病院では、以下のような係が設置されていることが多いです。ただし、病院によって設置される係はさまざまで、その業務内容の幅も違います。

 

  • 物品係(病棟内の物品係)
  • 感染防止係(感染症対策)
  • クリニカルラダー係(目標管理)
  • 教育係(新人教育等)

 

すべての病院にこの係業務があるわけではないようですが、多くの病院や病棟で、看護師2年目くらいから係業務を任されている看護師が多いようです。

 

物品係の仕事内容

物品係の仕事内容

物品係は、納品された医薬品等の在庫管理や入荷依頼などをする係です。病院では、さまざまな医療に関わる物品が保管されています。緊急時に必要な物品がなければ、患者の命にも関わることになり、大変責任のある仕事です。

 

もし物品が欠品となれば、他の診療科のナースステーションから借りてくる必要もありますし、欠品の可能性があれば早めに発注をする必要もあります。

 

感染防止係の仕事内容

感染防止係の場合は、病院内の感染症対策を率先して行う係です。感染症予防の知識を身につけるために、講習会や研修などに参加することもあります。

 

病棟内に知識を広めるための活動、ゴミ箱の設置の仕方や、使用済みの医療用具の管理の仕方など、運営にも関わる仕事となります。

 

 

感染症の防止は病院全体の重要な取り組みになるため、看護主任や看護部長など、上長となる人が行う病院もあります。

 

しかし、看護主任や看護部長などが一人で行うわけにはいかないため、サポート役として感染防止係が設置されることもあるようです。

 

中には、整理整頓などを促すなど、ナースステーションの秩序を守る係として、感染防止係が設置されているケースもあるといいます。

 

クリニカルラダー係の仕事内容

クリニカルラダー係の仕事内容

クリニカルラダー係は、日本語で示すなら目標管理ということもできます。指針などに合わせて目標を管理することもありますし、看護師が各自で目標を決めることもあるようです。

 

 

ラダー係の場合は、すべての看護師にラダー申請を促すことが主な仕事内容となるため、すべての看護師に「ラダー申請をお願いします」と、依頼しなくてはなりません。

 

 

 

いつもすべての看護師がナースステーションにいるわけではありませんし、業務に忙殺されてラダー申請を忘れている看護師もいますので、簡単な仕事に思えても、実情は煩わしい業務になるでしょう。

 

教育係の仕事内容

教育係の仕事内容

新人教育や中途採用などで転職してきた看護師に、病棟内を案内したり業務を教えたりする仕事です。簡単なラウンド業務であれば23年目のナースでも教えられるため、経験年数の少ない看護師でも任されることが多いようです。

 

 

新人教育の場合、面倒なのは新人教育の報告書を作成することだといいます。中には、毎日新人看護師に報告書を書かせ、そのフィードバックとなるコメントを教育係が書かなければいけないケースもあるようです。業務後に書くことになる報告書は、残業して作成する看護師も少なくありません。

 

その他の係り

その他の係り

ご紹介した係の他にも、床ずれを対策する褥瘡予防係、クリニカルパス係など、多くの係があります。

 

係業務は特別な知識を身につけるいい機会にもなりますし、キャリアアップに役立つ一面も持っていますが、モチベーションが得られにくい係になってしまうと、オーバーワークを招き、心身ともに疲弊してしまう人が少なくありません。

 

2.仕事が多い看護師は係業務のせいでオーバーワークに

係業務のせいでオーバーワーク

「自分がすべき仕事が終わらない」ということは、とてもストレスに感じるものです。やるべきことが残っているのは、辛いですね。

 

「週に1回」「月に1回」だけだからと任される係業務もありますが、もともとオーバーワーク気味の看護師の方は、この1回こなすことも大変です。仕方なく残業や、休日出勤をするなどしてカバーしている看護師も少なくないようです。

 

 

プライベートの時間が削られれば、多くの場合ストレスを感じる人が多いはずです。係業務さえなければと感じている看護師も少なくないようです。

 

係り業務は他人にフォローしてもらえない

係り業務は他人にフォローしてもらえない

日々の仕事は、ナースステーションやチーム医療の中で分担して行うため、誰かと一緒に行うこともあるでしょう。チームであれば、ある程度助け合いながら、大変なときはフォローしてもらうことも可能です。

 

 

 

しかし、係業務となると、ナースステーション内で一人が選出されることもあり、チーム医療などとは関係ない独立した仕事として任されることがあります。そうなると、その係業務は自分一人の仕事になってしまい、だれからもフォローされず、一人で背負うことになってしまうのです。

 

人手不足の病院だとかなり負担になる

人手不足の病院だとかなり負担になる

看護師の職場は人手不足に悩まされているケースが多く、ルーティーンワークをこなすだけでもオーバーワークな現場が多いです。

 

それに加えて、自分だけがやらなければいけない係業務があると、かなり負担に感じることでしょう。

 

3.勤務時間外に係業務を頼まれれば無給で働くことも

係業務を頼まれれば無給で働く

係によっては講習会や研修を受けなければいけないこともあります。

 

自己研鑚の意味もあるので参加に意義を感じる看護師もいますが、問題は講習会や研修に参加することが出勤扱いにならないということです。

 

対策としては、できれば業務時間中に参加できるようにして、なるべく業務時間外の講習会や研修などには参加しないことです。可能なかぎりでそうすることが、無給での仕事を減らすことに繋がるでしょう。

 

研修時の給与がでるかでないかは病院による

研修時の給与がでるかでないかは病院による

きちんとした病院であれば、講習会や研修に参加しただけでも手当などが支払われます。

 

しかし、「講習会や研修は自分自身の意向で参加するものだ」という病院も少なからずあり、参加しなければ係としての役割が果たせないため、泣く泣く無給で参加している看護師も少なくないようです。

 

どうしても嫌な場合は転職という選択肢も考える

どうしても嫌な場合は転職という選択肢も考える

業務上必要な内容で講習会や研修に参加するのであれば当然給与を支払う必要がありますが、これまでの慣習となってしまっている病院をなかなか変えることはできません。 目に余るサービス残業やサービス休日出勤であれば、労働基準監督署に申し出てもいいですが、罰則がないため変えることは難しいでしょう。

 

自分の今後の看護師人生に役立つとしても、休日などのプライベートの時間が削られるのは不服に感じる看護師も多いはずです。

 

この件を仕方ないと諦めるか、係業務を外れるか、係業務のない職場へ転職することです。ストレスが貯まり、普段の仕事にも支障が出るようであれば、対策を真剣に考えることをおすすめします。

 

4.係内の人間関係に疲れてしまう

係内の人間関係に疲れて

係業務は一人で行うケースもありますが、複数人でチームとして活動する場合もあります。

 

係業務自身は問題なくても、一緒に係をする人との人間関係に疲れを訴えるナースは少なくありません。

 

体力的にもハードな看護師の仕事ですが、気を使うなどの精神的な負担は、なによりも疲れを感じます。人間関係のストレスは、簡単に解消することもできないため、より負担に感じている人が少なくないようです。

 

板ばさみになるチームが1番辛い

板ばさみになるチームが1番辛い

例えば後輩と先輩と一緒にチームを組んで活動する場合、先輩には気を使わなければいけませんし、後輩には先輩として毅然とした態度で接する必要があります。

 

真ん中に挟まれてしまうナースは、後輩にも頼れず、先輩にも頼れず、苦労するケースが多いです。先輩ナースが頼りになればいいですが、例えば先輩ナースが係業務をすべて後輩に押し付けてくるケースもあります。

 

中には通常3人で行えばスムーズに行える係業務を、先輩看護師が放棄してしまうため、先輩の分も働き残業を余儀なくされている看護師もいるようです。そのケースでの残業は、残業代を得ることもできないそうです。

 

このように、多くの看護師で係業務を行えばいいかというと、そうでもありません。チームワークを活かせる人間同士で係業務を行えればいいのですが、誰か一人がつらい思いをするケースもあります。

 

5.係業務はシステム化されていないケースが多い

係業務はシステム化

看護師の場合通常の看護業務はシステム化されていることも多く、チーム医療など看護体制は整っているところも多いです。

 

しかし、係業務となると個々の看護師のやり方に依存していることが多く、引き継ぎなどにもあまり時間を割けないため、係になった看護師に大きな負担がのしかかることが多いようです。

 

自宅に仕事を持ち帰ることを余儀なくされる場合もある

自宅に仕事を持ち帰ることを余儀なくされる場合もある

係業務をすることになれば、残業は当たり前…という看護師もいます。中には、家に持ち帰って仕事をする看護師もいるようです。先輩ナースと一緒に係業務をする場合も、「先輩は先に帰ってください」と、自分一人で背負い込む看護師もいます。

 

時には人に頼ることも必要

普通の看護業務もあるのに、係業務を行うのは簡単なことではありません。できるだけストレスを減らすためにも、大変な場合は上長に相談や、ある程度割りきって先輩ナースにも仕事をお願いすることも大切でしょう。

 

中には係業務に慣れないことが原因で、時間がかかっていることもあるかもしれません。どうしたら効率よく業務を行えるのか、先輩看護師に相談してもいいはずです。

 

まとめ

まとめ

係業務によって残業が避けられない場合は、複数の看護師と一緒に上長である看護部長や看護師長に現状を訴えてみてはいかがでしょうか。業務過多では、通常の看護業務にも響きます。

 

その上、残業代も支払われないのであれば、ブラック病院と呼ばれても仕方ありません。

 

一人では周囲を的に回すことにもなりますので、複数の看護師と連携して、労働環境の改善を訴えてみてはいかがでしょうか。

 

それでもダメな場合は、ストレスにやられないためにも、転職を考えるのもありです。かかり業務が比較的少ない病院やクリニックを選び、ストレスの少ない生活にシフトすることも、看護師の一生を考える上では重要でしょう。

 

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