看護師のベッドサイドミーティングの方法は?ポイント3つ

看護師のベッドサイドミーティング

ベッドサイドミーティングというと、どのようなイメージが浮かぶでしょうか。このベッドサイドミーティングとは、患者さんやその家族を医療チームに加える概念があり、患者さんのベッドの側で申し送りを行う方法です。

 

ベッドサイドミーティングは、アメリカで定番となりつつある申し送りの方法ですが、日本ではまだまだ馴染みのない申し送り方法であるため、耳にしたことがない看護師も多いでしょう。

 

それでは、以下にベッドサイトミーティングの具体的な方法とメリット、デメリットについて触れていきます。

 

1.看護師のベッドサイドミーティングの方法

看護師のベッドサイドミーティングの方法

ベッドサイドミーティングをどのように行うのかというと、看護スタッフが患者やその家族がいるベッドサイドに集まり、患者自身とその家族を医療チームのように扱いながらミーティングに参加させるというものです。

 

ベッドサイドミーティングはまず、患者やその家族にベッドサイドミーティングをしてもいいかの確認を取るところから始まります。

 

シフトを終える看護師と始める看護師を紹介

シフトを終える看護師と始める看護師を紹介

患者・家族にベッドサイドミーティングの許可を得たら、シフトを終える看護師と始める看護師をそれぞれ紹介します。

 

また、患者の方には、口頭で名前や生年月日を言ってもらいます。このように互いに確認が出来たら、SBAR(エスバー)形式での申し送りを開始していきます。

 

SBAR(エスバー)形式での申し送りを行う

SBAR(エスバー)形式での申し送りを行う

SBAR(エスバー)形式では以下の内容に沿って申し送りを行っていきます。

 

 

  • Situation(状態) 患者の名前
  • 年齢、診断名、主訴、症状を確認
  • Background(背景・経過) 病歴、手術歴、併存症、投薬内容などの現状を報告 
  • Assessment(評価・現状の判断) 現時点での問題、痛みの有無、バイタルサイン、呼吸音、腸音、看護診断など 
  • Recommendation(提案・要請)今後のケアプラン、コンサルテーション

 

また要に応じ、患者に対して、今後の検査についてのアナウンスや医師から伝えられている指示、結果が出ていない検査の情報など、その時々で伝えることを伝えておきます。他にも、ここで心配や不安等があれば患者や家族に尋ねてもらいます。

 

患者のベッド環境を確認する

患者のベッド環境を確認する

口頭での申し送りが終わったら、看護師がその場を去る前にカテーテル、ドレーン、輸液ライン、輸液ポンプ、人工呼吸器など、医療機器が正しく装着されているのかなど、患者のベッド環境を確認します。

 

その他、患者が転倒する危険性がないか、ナースコースはすぐ手の届くところにあるかなどの確認も行います。

 

2.看護師のベッドサイドミーティングのメリット

ベッドサイドミーティングのメリット

ベッドサイドミーティングが導入されるにあたっては、以下のような効率と安全性を高める目的がありました。

 

  • 医療事故の早期発見に繋がる
  • 患者のためのやり取りを見せることで信頼度を得られる
  • スムーズに看護ケアが施せるようになる
  • 看護師のアカウンタビリティー(説明責任)を向上できる

 

ベッドサイドミーティングには、患者・家族の信頼関係が構築できる上に看護の質を向上させることが期待できます。

 

ベッドサイドでの申し送りによって医療事故の早期発見に繋がる

医療事故の早期発見に繋がる

ベッドサイドで、2人の看護師が申し送ることによって、医療事故の早期発見に繋げることができます。最初に勤務していた看護師が気付かなかったミスがあった場合、かなりの確率でその場で気付くことができますし、また申し送りならではの「言った・言わない」のトラブルも避けることができます。

 

患者のためのやり取りを本人に見せることで信頼度を得られる

本人に見せることで信頼度を得られる

看護師たちが患者のためにどんなやり取りをしているのか、目のあたりにすることで、患者や家族たちからの信頼度を得ることもできます。

 

また、患者としては、医療従事者を身近に感じ、自分の病気を治すための仲間のように思えることや、自らも病気を治す一員として捉えることができるメリットがあります。

 

スムーズに看護ケアが施せるようになる

スムーズに看護ケアが施せるようになる

ベッドサイドミーティングでは、ケアの必要性を目の前にいる患者を診ながら決められるので、優先順位がつけやすく、スムーズに看護ケアが施せるようになったという報告も聞かれています。

 

また、患者・家族が治療に関して分からないことをすぐに尋ねられる環境があることもスムーズな看護ケアへと繋がっているようです。

 

看護師のアカウンタビリティー(説明責任)を向上できる

(説明責任)を向上できる

患者の今現在の状態を診ながら看護ケアを的確に決めることができ、その場で質問を受け付けることもできるため、アカウンタビリティー(説明責任)も向上させることができます。

 

他にも、時間管理がしやすくなり、患者の安全性も高まることから、いい面が多いのです。

 

3.看護師のベッドサイドミーティングのデメリット

ベッドサイドミーティングのデメリット

一見いいところばかりが目につくベッドサイドミーティングですが、以下のようなメリットもあるので事前に把握しなければいけません。

 

  • 大部屋だと同室の患者に情報が漏れる可能性がある 
  • ベッドサイドミーティングは全ての疾患に対応できるわけではない 
  • 患者が精神的苦痛を感じる可能性がある

 

ベッドサイドミーティングでは、患者の個人情報に最大限配慮する必要があります。また、時には患者に不快な思いをさせてしまうリスクがあることを覚えておかなければなりません。

 

 

大部屋だと同室の患者に情報が漏れる可能性がある

大部屋だと同室の患者に情報が漏れる可能性

例えば、大部屋に入院している患者の場合は、ベッドサイドミーティングの内容が同室の患者に筒抜けになってしまう可能性があります。個人情報などのデリケートな内容もあるため、環境を選ばなければいけないこともあるでしょう。

 

ベッドサイドミーティングは全ての疾患に対応できるわけではない

ベッドサイドミーティングは全ての疾患に対応できるわけではない

がん告知などを受けていない患者の場合は、ベッドサイドミーティングは執り行えません。

 

ベッドサイドミーティングで、検査結果を伝えることが難しいと判断された場合は、内々に別で申し送りをする必要も出てくるでしょう。

 

患者が精神的苦痛を感じる可能性がある

患者が精神的苦痛を感じる可能性がある

患者が看護師に対しどんなに信頼度があるといっても、他人が自分の病歴や家族等に詳しいのは少し恥ずかしいものです。それらの事情を申し送りであけすけに喋ってしまうと、患者が精神的苦痛を感じる可能性もあります。

 

毎回ベッドサイドミーティングを行う許可を得てから始めるのも、これらの患者の細やかな精神的な影響に配慮してのことです。

 

まとめ

まとめ

ベッドサイドミーティングは安全面や人間関係の構築の面ではとても合理的ですが、日本ではまだまだ取り入れるのが難しい状況です。

 

それは、精神的にこのやり方が日本人に合うのかという疑問が拭えないからです。 医療や安全の質は上がるものの、精神的に多くの看護師が自分のことを知っていることを目の前で知ることは、日本人の患者には苦痛に感じるかもしれません。個人情報に敏感ですし、ちょっとした言葉のやり取りに敏感な日本人は、実施に向けての検討事項が多い部分があります。

 

日本での一般化は難しいシステム

患者と医療従事者が一緒になって病気について検討していくことは、医療ミスを防ぐ上でも、より良い治療を円滑に施していくためにもとてもいいことですが、一般的になるまでは難しいシステムということができるでしょう。

 

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