
最近では、一旦社会に出てから看護師になる人も少なくありません。しかし、きちんと職場選びをしなければ、転職に失敗してしまう可能性もあります。
今回は、「看護師未経験」の社会人経験のある人向けに、転職する際にチェックしておきたいポイントについて説明いたします。転職先を決める前に、是非、チェックしてみてください。
1.人生設計が実現できる職場を選ぶ

看護師の求人は雇用形態もさまざまです。「2交代制or3交代制」「夜勤or日勤のみ」といったように、働き方も病院によって違います。
看護師として働く場合、まず、自身がどんな働き方をしたいのかをしっかりと思い描くことが大切です。
状況に応じて雇用形態を変えられるかを確認する

最初は正規の看護師としてフルタイムで働いていたとしても、結婚や出産を機に、アルバイトやパートタイムへと雇用形態を変えたいと思う場合もあります。
例え今は結婚していなくても、将来的に結婚して子どもを出産したいと考えている看護師は、雇用形態の変更が可能かどうかも確認しておきましょう。
産休・育休制度の有無と利用率を確認する
今後、結婚や出産の予定がある看護師は、事前に産休や育休制度があるかどうかを確認し、利用率がどのくらいかも確かめておきましょう。
雇用形態を変えられない上、産休などの取得率が低い病院であっても、事前に把握しておくことで、今後に備えることができます。
2.同じ境遇の看護師が働いているかどうか確認する

自分と似た境遇の看護師が働いている病院の方が、働きやすさを感じられます。
- 年齢・年代が同じ
- 他業種から転職してきた
- 年齢を重ねているが看護師経験は少ない
このように、すでに自分と似た境遇の看護師が働いていれば、同僚たちからも受け入れてもらいやすくなります。
同じ境遇の看護師が働いていない職場は注意が必要

以下のような職場は、注意が必要です。
- 同僚看護師の年齢がある一定の年代で固まっている
- ベテラン看護師ばかりが働いている
- 極端に若い看護師しか働いていない
以降で、一つずつ説明していきます。
同僚看護師の年齢がある一定の年代で固まっている場合
自身が30代で、働いている看護師が20代だけの病院に転職した場合、浮いてしまう可能性があります。 同僚看護師から浮いた状態では、働く上で気まずさを感じることもあります。
ベテラン看護師ばかりが働いている場合
ベテラン看護師ばかりの病院の場合、自身とスキルの違いがありすぎる場合があります。 そのため、自身に対して無力さを感じてしまい、働きづらくなる可能性があります。
極端に若い看護師しか働いていない場合
周りの看護師もまだまだスキルが未熟なため、教育体制が整っておらす、働いても成長が見込めない可能性があります。
どのような場合であっても、自身が働きやすい環境かどうかは、転職前にしっかりと把握しておきましょう。
3.教育体制が整っているかどうか確認する

看護師としての経験が少ない場合は、教育体制が整っている病院を選ぶことをおすすめします。 教育体制が整っている病院のメリットは以下の通りです。
- スキルを積むことができる
- お互いをフォローし合う風土があり、助け合いながら働ける
特に看護師経験が少ない・未経験の社会人経験者は、こういった助け合いの精神がある病院が働きやすいです。
教育体制が整っていれば未経験者でも学びながら働ける

看護師の経験がなく、スキルがないのであれば、「チームワークで行う看護」を行っている病院がおすすめです。
上記を行っている病院は、教育体制が整っていて安心して働くことができます。
また、社会人経験があると新人扱いしてくれない病院も多いので、転職エージェントなどを通じ、転職先の病院の様子をしっかり把握しておきましょう。
ポイント
教育体制が整っていない場合、フォローしあう風土がなく、すべての責任を押し付けられてしまう可能性があります。
4.夜勤の平均回数はどのくらいか確認する

看護師の仕事は夜勤しなければいけないことも多いです。
日勤と夜勤では働く環境は180度違うため、身体が慣れるまでは体調を崩すこともよくあるので、あまりにも夜勤が多い病院は避けた方が良いです。
特に、月の夜勤の平均回数が10回を超える病院は、一般的にハードな病院と言えます。
求人情報の段階で、夜勤の平均回数を掲載している病院は少ないです。必ず、面接時などに確認してください。
事前に夜勤手当も確認する

夜勤を勤めるにあたっては、夜勤手当についても確認しておきましょう。夜勤手当の目安は、以下を参考にしてください。
- 2交替制夜勤の場合:11,000円以上
- 3交替制夜勤の場合:5,500円以上
- 3交替制準夜勤の場合:4,400円以上
地域や病院でも違いがありますが、上記の平均を大きく下回る場合は注意が必要です。 夜勤は思った以上に身体に負担のかかる働き方です。後々「割に合わない」と感じるようでは働き続けることは難しいです。
できるだけ納得できる夜勤手当を支給してくれる病院を選ぶことが大切です。
5.残業代の支払いや有給取得の状況はどうか確認する

世の中にはブラック病院と呼ばれる病院も存在します。転職をする際は、「残業代はちゃんと支払われるか」「有給の取得率はどれくらいあるか」を確かめるようにしてください。
事前の確認でトラブルを防ぐ

残業代や有給は、当然「支払われる・取得できる」と思いがちですが、そうではない病院もあります。
あとからトラブルになることを防ぐためにも、事前にきちんと確認しておくようにしましょう。
ポイント
転職エージェントに尋ねておくか、もしくはネットで口コミを調べておき、事前にその状況を把握しておきましょう。
まとめ

看護師の仕事は肉体労働が多いため、以前の仕事がデスクワークの場合、きついと感じることがあります。 その場合、以下のような対策をとることがおすすめです。
- 小規模なクリニックで夜勤のない仕事をする
- 体力的に辛くなりやすい介助などの仕事がない外来に勤める
前職とのギャップに悩まないように配慮することで、看護師として長く働いていくことができます。「今まで働いてきた職場」と「看護師の職場」が、どう違うのかを学び、十分に納得した上で、転職するようにしましょう。


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