リンクナースって何をすれば良いの?役割とメリット・デメリット

リンクナースって何をすれば良いの?

初めてリンクナースに任命された時は、「リンクナースって何をすれば良いの?」と、自分に課せられた役割がよく理解できないと思います。

 

しかし、つい自部署単位で考えがちな問題を、多職種専門チームや委員会などの病院全体の視点で考える機会に立ち会うことができ、とても勉強になります。

 

リンクナースの役割と、活動するにあたってのメリット・デメリットについてご説明します。

 

1.リンクナースとは?病院内の役割について

リンクナースって何をすれば良いの?

リンクナースとは、専門チームや委員会と現場とのつなぐ役目を行う看護師の事を言います。ICTや栄養サポートチーム、緩和ケアチームなどといった院内の専門チームや委員会と病棟看護師をつなぐ役割や橋渡し役を行います。

 

そのため、チームが病棟ランウドに来た時にはできるだけ同席しますし、委員会やリンクナース看護部会などに参加し、課題や問題について話し合い、情報共有を行います。

 

また、話し合ったことを病棟に持ち帰るだけでなく、病棟で生じたインシデントやアクシデントについても、情報を把握し、専門チームや委員会などに報告し話し合うことになります。

 

つまり、リンクナースは、専門チームや委員会と病棟が、双方が連携するための潤滑油的存在でもあります。

 

現場の実践部隊でありロールモデル

現場の実践部隊でありロールモデル

リンクナースは、専門チームや委員会・看護部会などで求められる知識や技術の実践部隊です。リンクナースの活動ができるまで、自身が専門分野の知識や技の取得が優先になります。

 

そのため、リンクナースの任期も2年以上となっている病院もあるほどです。まずは、自分がその部署のモールモデルにあり実践を行ことが、リンクナースに求められる役割の一つです。

 

現場スタッフのリーダーであり指導係

現場スタッフのリーダーであり指導係

私が所属していた病院のリンクナースは、病棟でスタッフの抗がん剤の技術チェックを担っていました。そのため、リンクナース自身も、院内抗がん剤取り扱い研修や院内がん看護研修などを修了し、病棟で抗がん剤管理については実績もあり、リーダー的存在でした。

 

その実績を、さらにリンクナースとしてスタッフ指導まで担当することができるため、リンクナースのやりがいにもつながります。

 

2.リンクナースとして働くメリット

リンクナースとして働くメリット

リンクナースは、病棟にチームや委員会でえた知識や技術を広める役割です。

 

そのため、新しい知識や技術を直接教えてもらえる立場でもあるのです。専門的な知識や技術を、専門チームや専門・認定看護師から教えてもらえることは刺激になりますし、その根拠も詳しく知ることできます。

 

リンクナースになることは、看護師としてスキルアップできる絶好のチャンスであり、メリットです

 

他の病棟との違いを学ぶことができる

他の病棟との違いを学ぶことができる

リンクナースは、病棟の代表です。そのため、いろいろな病棟に所属する看護師が集まって、会議を行います。リンクナースによる事例検討などは、病棟の背景が判らないリンクナースが積極的に質問し、お互いの学びを深めていました。

 

また、委員会主催の研修のサポーターとして参加することで、抗がん剤の取り扱う技術をリンクナース同士が再認識することができ、自分たちの技術の向上にも役立っていました

 

私はがん看護関連のリンクナース会議に出席しましたが、病棟によって問題になる課題が違うことは新鮮な驚きでした。がん患者が少ない病棟の緩和ケアリンクナースの事例検討は、とても刺激を受けたことを覚えています。

 

他職種との交流が増える

他職種との交流が増える

病院の専門チームが病棟を回ってきた時に、中心になって対応するのがリンクナースです。そのため、チームメンバーも、リンクナースの顔を覚えるため、ラウンド時にはリンクナースを探して声をかけるようになり、交流が広がります

 

また、病棟薬剤師や栄養士、ソーシャルワーカーなどと共通の問題や課題について話す機会が増えるため、お互いの考え方などを知ることもでき、病棟で起こっている問題を拾い上げる力もつきます。

 

「自部署で活動する」ことを体験的に学べる

「自部署で活動する」ことを体験的に学べる

リンクナースは、専門チームや委員会、その領域の専門・認定看護師から、新しい知識や技術を一早く伝えてもらう立場にいます。

 

リンクナースのミーティングでも、委員会で決議された事項をすることができますし、他の部署で発生したアクシデントやインシデントを知ることができます。そして、さらにリンクナース間で話し合うことで、自部署で活用できる知識や技術に落とし込むことができます。

 

知識や技術をどのように広めるべきかを体験的に学べる

知識や技術を学んでも、自分だけの力ではそのまま自部署に落とし込めないことってがあります。しかし、リンクナースとして活動する中で、「自部署ではどうか?」という視点を持ち、どのように活動すべきかを体験的に学ぶことができるので、自分の成長の機会になります。

 

看護師としてのスキルアップの道が開ける

看護師としてのスキルアップの道が開ける

リンクナースはその活動を通して、もっと専門的に勉強したい、自分が感じた問題課題を、自分の力で解決したいと自主性が高まる傾向があります。

 

そのため、リンクナースから、さらに専門・認定看護師への道を選択したくなった時、リンクナースとして活動は、自分の実績とすることができます。

 

3.リンクナースとして働くデメリット

リンクナースとして働くデメリット

病棟で発生した課題や問題の情報収集に時間を割かれることが一番のデメリットといえいます。

 

リンクナースは、チームや委員会から降ろされた課題を、ただスタッフに伝える仕事だけではありません。病棟で発生したインシデントやアクシデントの情報収集を行い、リンクナースの会議などで報告する必要があります。

 

病棟リーダーとして活動するストレスがある

病棟リーダーとして活動するストレスがある

長期間、病棟リーダーとして活動し続けることは、リンクナースの大きなストレスになることもあります。

 

委員会やチームと病棟スタッフとの橋渡し役のため、感染管理なら感染管理、緩和ケアなら緩和ケアに関する知識や技術を病棟で統一するためのリーダーとして活動しなければなりません。

 

常に病棟でリーダー的役割を行っている看護師でも、継続的に一つの専門分野を病棟スタッフのリーダーとして活動し続けることはストレスを感じるものです。病院によっては、2年以上活動することを求められる場合もあります。

 

協力してくれないスタッフとの確執

協力してくれないスタッフとの確執

リンクナースとしてきちんと活動しようとすればするほど、協力的でないスタッフとの間に確執が生じやすくなります。それが、看護として専門的であればあるほど、「他にもやらなければならないことがある」と言われたり、「あなたがやれば」と言われたりすることもあると思います。

 

例えば10人、人が集まれば必ず2名程度は、どんなに良いことであっても反対するのが人間の心理なのです。ですが、初めてリンクナースとして活動を始めた時に、その反対者の対応がうまくできずに確執が生じやすいことも、リンクナースになるデメリットです。

 

4.現在の病院でリンクナースになる方法

現在の病院でリンクナースになる方法

リンクナースになる方法としては、リンクナース組織がある病院に看護師として在職している必要があります。

 

その前提でリンクナースになる方法をお伝えしていきます。

 

積極的に勉強会・研修に出席し顔を覚えてもらうこと

積極的に勉強会・研修に出席し顔を覚えてもらうこと

リンクナース組織がある病院では、その上位組織(例えば、感染管理委員会や緩和ケア委員会など)が主催する研修や勉強会があります。リンクナースになりたい意欲があるなら、積極的にその勉強会や研修に出席すると、リンクナースを主催する看護師に顔を覚えてもらえます。

 

私が所属していた病院では、リンクナースのリーダーでもある専門・認定看護師が主催する看護基礎研修を修了している看護師でなければリンクナースにはなれませんでした。

 

興味のある看護領域の研修は、意欲的に出席していると、リンクナースから逆に推薦されることもあります。

 

最終決定者である所属長にリンクナースの希望を伝える

最終決定者である所属長にリンクナースの希望を伝える

病棟の代表でもあるリンクナースを任命する最終決定者は病棟管理者であり、病棟の所属長です。

 

リーダー役がとれて意欲がある看護師は、看護管理者にとって教育委員会や業務委員会など、病棟業務に直接かかわる委員になってもらいたがります。そのため、リンクナースを経験したい希望がある場合には、自分から「来年は●●のリンクナースになりたい」と希望を伝えておくと、それに関連する勉強会や研修などにも参加しやすくなります。

 

リンクナースになりたいと、所属長に希望を伝えておくことが、リンクナースになる一番の近道だと思います。

 

学んだ知識を積極的に病棟で生かすアピールをする

学んだ知識を積極的に病棟で生かすアピールをする

研修や勉強会などで学んだ知識を、積極的に周囲のスタッフと共有し、実践しようとする姿勢を見せることも、リンクナースに推薦される可能性が高まります。

 

自分が学んだ知識や技術を共有しようとする姿勢は、スタッフ側からみると「積極的で行動派」に映り、「何か新しいことを教えてくれる人」と見えます。病棟スタッフから「リンクナースやってみたら?」という後押しをもらうことは、実際にリンクナースになってから病棟で活動しやすくなります。

 

リンクナースになってから行動する前から、病棟スタッフに「学んだことは共有・実践」する姿勢を見せることが、リンクナースとして働く礎となり近道です。

 

まとめ

まとめ

リンクナースになることは、仕事の合間に活動しなければならず時間を取られ、時にはスタッフと確執が生まれることもあります。

 

しかし、今の医療の流れや病院としての活動方針を知った上で、病棟のロールモデルとして活動できるチャンスでもあります。

 

看護師として、興味がある領域でスキルアップをしてみたい時、ぜひ、リンクナースに名乗りを上げてほしいと思います。病院によってはうまく機能していないこともあるかもしれませんが、その時こそチャンスです。

 

自分の力を試してみてはいかがでしょうか。

 

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