
看護師が仕事をするうえで悩むことと言えば山ほどあるのですが身体の悩みはかなり多く聞かれます。看護師の仕事は体力勝負の肉体労働なので、身体を酷使するがゆえの悩みは尽きません。
そこでこのページでは常に看護師の身体に関する悩みの上位を占める「足」「肩・腰」「睡眠」に関して、その対処法を交えてお話しします。
なかなか自分の体の不調にきちんと向き合う時間や余裕などないかもしれませんが、健康があっての仕事なので自身の体のメンテナンスにも気を配りたいところです。
1.看護師の「足」に関する悩みについて

足に関しては、むくむ、臭い、疲れなどがその悩みの上位を占めます。勤務が終わると足が疲れるというのは全国の看護師共通の悩みではないでしょうか。
むくみを次の日まで引きずらない方法や臭い対策、靴選びまでその対策は様々です。
立ち仕事であるため、夕方には足がむくんでしまう

看護師は立ち仕事であるため、いちばん負担がかかる足に関する悩みが多くなるのは仕方がないのかもしれません。とにかく座る暇もなく動いているので夕方には足がむくんでしまいます。
パンプスなどで出勤すると帰るときに足が入りにくいと感じてしまうほどです。足首あたりに靴下のあとくっきり、なんていうことも珍しくはありません。
着圧ソックスとマッサージで辛い「むくみ」に対処しよう
最近では着圧ソックスを愛用する看護師が増えています。市販もされていますし手軽に入手できるようになりましたね。看護師用のアイテムを扱う通販サイトなどでもその数は多くなっています。
そして、むくみには入浴時によくマッサージしたりして循環を良くすることが大切です。また寝るときに使用する着圧ソックスも人気があります。その日の浮腫みを翌日に持ち越さないようにする努力が必要です。
ナースシューズはクッション材が入ったものを選ぶこと
ナースシューズ選びも足への負担を軽くし、むくみを予防するためには重要なポイントです。看護師が普段歩く場所は硬いリノリウムの上です。その衝撃はダイレクトに体に響きます。足への負担を軽減させるためには、エアーなどのクッション材が入ったものなど、その衝撃を少しでも和らげてくれるような靴選びが大切です。
ナースシューズのせいで足が蒸れて臭う

においの原因は雑菌です。汗をかきやすい足はいつも蒸れている状態で、そこに雑菌が繁殖することが臭いの元となります。一昔前は看護師といえばナースサンダルがメジャーでしたが、最近はあまり見かけません。安全面からも今はサンダルよりも蒸れやすい運動靴が主流です。そのため臭いに関しての悩みも多く聞かれます。
気になる臭い対策は?
ナースシューズの臭い対策としては消臭スプレーを使用する、こまめに靴を洗う・交換する、靴下を交換することなどが有効です。また脱いだ靴の中に入れておく消臭剤や脱臭炭などを活用している人もいます。フットケアも念入りに行いましょう。
2.看護師の「肩・腰」に関する悩みについて

電子カルテの導入により、看護師もパソコンに向かう時間が増えています。カルテの記録からサマリー作成などによって、目も酷使していることから眼精疲労に伴う肩こりや頭痛が発生していることがあります。
また、看護師はなんと言っても「肉体労働」です。移乗や体交によって腰を痛めてしまっている人がとても多いです。
肩こりに対処するには定期的なメンテナンスが必要

まず、肩が張って辛いときは、首を回したり腕を回したり眼窩をマッサージするなど滞った血流を改善することで軽快することもあります。
それでもダメなら人の力に頼ってしまいましょう。指圧やマッサージなどを受けると本当に気持ちが良くてすっきりします。
根本的な解決にはなりませんが、定期的に体のメンテナンスをして疲れをため込まないようにすることも大切です。
腰痛に悩んでいる看護師には鍼灸がおすすめ

腰痛のため、仕事中はコルセットやベルトを使っている看護師も大勢いますが、私が腰痛対策としておすすめするのは鍼灸です。私も長年、腰痛には悩まされましたが鍼灸と出会ってからは痛み止めを飲むことがなくなりました。
痛みが強いときは定期的に通わないといけませんが、そうでないときはちょっと痛みが出そうだなというタイミングで一度行っておくと酷くならずに済みます。
3.看護師の「睡眠」に関する悩みについて

看護師に多くみられる睡眠障害は「概日リズム睡眠障害」です。これは交代勤務による職業病の一種です。睡眠は基本的な欲求の一つですから、その乱れは体調不良を引き起こす原因となります。
夜勤をしているとどうしても睡眠リズムが狂うため不眠に悩む看護師が多くいます。夜勤明けでもなかなか眠れない場合や、日勤から深夜までの間の仮眠で思うように休めないなどそのケースは様々ですが眠れない辛さは経験してみないとわかりません。
睡眠薬やサプリを上手に使ってみよう

眠れないとそれだけで体力が消耗します。最近眠れない、熟睡感がない、と感じたら時には睡眠薬を上手に使うことも大事です。薬を使うことに抵抗がある場合は市販されている睡眠のためのサプリなどを試してみると良いでしょう。
過眠傾向の場合は「規則正しいリズム」を整えることに注力して
逆にどれだけ寝てもとにかく眠くて寝すぎてしまい、結局、休みは寝て終わってしまう、など過眠傾向になる看護師もいます。それはそれで、体内リズムが崩れてしまい、次の日の仕事に悪影響を及ぼすこともありますので、いずれにしても睡眠薬などを上手く活用して規則正しいリズムを取り戻すよう工夫していくようにしましょう。
まとめ

何かしらの体の悩みを抱えている看護師はたくさんいます。
ほとんどが職業病といえるものばかりで上手に付き合うしかないものもありますが、足や肩、腰は看護師として仕事をする上では大切な部分ばかりです。
睡眠に関しても自分の中で十分であると感じられない場合は早めの対処が必要です。
ときにはお金をかけてメンテナンスして体を大事にしてあげてくださいね。


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